【風呂酒日和159-2】 やきとり 戎(えびす)

【風呂酒日和(フロサケびより)】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋をまとめたマガジン。

【風呂酒日和】〜ついでのお風呂、のついでのお酒〜｜日野笙 / Sou Hino｜note

「西荻窪ってなんか横丁みたいなのあったっけ？あれ？それは吉祥寺だっけ？」

「どうやろなぁ、俺もほとんど来ないから詳しくないなぁ」

「とりあえずまずは乾杯したいし、適当に入ってみますか」

「そうしよそうしよ」

そんなわけで、ルーフトップサウナを出た私たちは、ふらりと駅前を歩き一本の路地に入る。

「え...ここの通り、全部同じお店？」

「ほんまや、店の名前同じやな」

「かい...？じゃないか。なんて読むんだろう」

訪れたのは「戎」というお店。「えびす」と読むそうな。
右も左も戎、隣の店舗だと思われたところにキッチンがあったり、増築ならぬ増殖していったような感じで一帯に広がる戎ロードだ。
一体どこに入って誰に声をかければいいんだろうと思っていると、ちょうど店員さんが外に出てきたので「2人入れますか？」と聞いてみる。
こちらどうぞーと促され、ちょっと先の方にあった入口から店内へ。(といってもどこもかしこも入口みたいな感じなのだが)

「まずは瓶ビール？」

「おっいいですね。そうしましょう」

最近私の周りでは「とりあえず生」ではなく「まずは瓶ビールシェアで乾杯」が増えてきたような気がする。瓶ビールラブな私としてはとても嬉しい。
赤星の大瓶を頼んで乾杯。

やきとりと看板に書かれていたのでやきとり屋さんかなぁと思っていたら、海鮮系も豊富だ。っていうかメニューがめちゃくちゃいっぱいある。
2枚のメニューには両面食べ物と飲み物が入り乱れている。すごい。
でもこのわちゃわちゃ感、好き好き。