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迷うぜ、同人誌の表紙。
今年2025年5月の、文学フリマ東京で出す同人誌の表紙を考えているわけで……。
中身は決まっていて、「料理に関する愚痴」を書くことにしました。色々書いて消して書いて消してます。
しかしいくら中身が優れていたとて、何事も見かけが9割。#文学フリマで買った本 を見ると、表紙がとっても素敵なものが多いなと思います。お金出して買うんだから、デザインが素敵に越したことはないよねー。
なので、今回は表紙デザインに本文と同じくらい尽力しようと考えました。いつも本文終わってから入稿するまでの短期間でデザイン考えたり、人に依頼したりしてたから……。(すみません!)
もちろん、今までの表紙も気に入ってるものばかりなのだけど、せっかく他人様に読ませる目的で作っているのに、こんなに手早く作って良いものなのだろうか、もう少し時間をかけて練ったものを頒布するのが人に見せる上で大切なのではと、思ったのです。
そんなわけで、しまや出版の同人誌デザインに関する本を読んだり、印象に残ってる同人誌の表紙ってどんなだっけと考えたりしてました。
ちなみにしまや出版の本はこれ。絵描きさん向けの情報も多かったけど、それも含めて色んな表紙をしみじみ眺めることができて良かったです。細かい字で色んなテクニックが書いてあってお得だと思った。
そんなこんなで、今日Canvaをいじりつつ考えたのはこれ。
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岩波新書とか昭和の教科書みたいなデザインとか、幾何学模様をベースとしたデザインが好きなので、そんな感じでどうかなとやってみました。
料理の本なので、料理っぽい何かがないと中身が分かりにくいなと、アイコンを添えてみる。フォントと幾何学っぽいものの生真面目さと、アイコンのゆるさのギャップも良いのではと思い……
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文字影を付けて印象的にしてみた。
こっちの方がアイコンの間抜けさも相まって好きかもしれない。
以前、こういうのも考えました。
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またもやしまや出版の「しまやカンタン表紙作成β版」で作りました。テンプレートがたくさんあってありがたい。ちなみに前回の本の表紙もここで作ってます。
私はちょっと間抜けなテンプレートとか素材が好きで、この生ハムメロンを見つけてフフッとなり、これで行こう!タイトルもこのテンプレートにちなもう!とテンション上がって作りました。
これでキラキラになる特殊加工とか、タイトル文字箔押ししたらアホっぽくていいな~とか考えつつ……。
でも数日経ち見返して、
「生ハムメロンの作り方なんて一行も書かないのにおかしい」
「かと言って別のタイトルにして、でも絵が生ハムメロンだとシュールすぎる。見た人を悪い意味で混乱させる」「このデザインはすごく好みだが、もっと抜け感のある表紙にした方がいい気がしてきた」
などの思いが出てきました。
そんな身勝手な理由で今回このデザインは見送ることになりそう。ごめんよ生ハムメロン……。
また別の本でぜひこのデザインを使いたい。
むしろ私じゃなくてもいいので、誰かこの生ハムメロンデザインを使って同人誌を作ってくれませんか!?