コロナ時代のかあちゃんは、罪悪感に苛まれてる暇なんてないのだ!
そういえば、私は昔から母親ホルモン的な(そんなの多分ないけど)ものが欠けている自覚があった。
子供いらないって20代前半は本気で思っていたし、とにかくうちの母親は変わり者なので、恐らく普通の人が母親を見ながら抱く「いつか私も母になったらこんな..」的なイメージトレーニング期間ゼロで大人になった。
母は「憎めない強烈キャラ」
母は表現が難しいほど変わっていて、あえていうなら「憎めない曲者」ってかんじなのだけれど、
このコロナ渦でもスパスパたばこを吸い、17時になったら一人でワインをゴクゴク飲み、かと思えば娘の世話をこれでもかというほど引き受けてくれ、一方でおとなしくて利口でかわいいと評判の(親ばか)天使のような我が家の犬を「犬はきらいだ!」といいながら結構な勢いで邪険に扱い、とにかく全方位的に過剰というか、普通の母親像とはかけ離れた人だ。
ちなみに、うちの犬はこんなにかわいい。こんな子を邪険に扱えるなんてどういう神経してるんだと本気で思う。
そんな母のもとで育ったので、母になるイメトレするどころか「こんなんになってしまったら大変なことになる…」と思いながら育ってきたとも言える。(ちなみに、母は母でどんな状況でもクヨクヨしないで(これも私と真逆)ずっと楽しそうにしているし、私のやりたいことは常にやらせてくれたから本当に感謝してる)
思いがけず訪れた”ゆかいな女3代生活”
そんな私が、事情はいろいろあるのだけれど、34歳でシングルマザーになることになった。
母が「私が育てるからうちに引っ越してきなさい」と、妊娠してすぐ言ってくれたときから(母は私がピンチのときはノールックで味方してくれる)、妊娠中も、2ヶ月で仕事復帰してから目が回るほど忙しかったときも、思いがけず色々あってほぼコロナニートみたいになってる今も、
20代の頃の、母とあまり会ってもいなく家族の大切さなんて考えもしていなくて、自分の幸せとか成功とか成長ばっかり考えてた不遜な時とうってかわり、母と、私と、娘と、この女三代のゆかいな家族がすっかり私のベースになった(ちなみに母もシングル。関係ないけど叔母もシングル。親戚のあつまりは女ばっかりの女系家族)。
そんな私に、今年に入って新たな危機が訪れた。コロナだ。
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