現代人
現代人は、酔った勢いでやらかした行いや発言を「酒の上でのこと」と弁解し、反故にします。
けれど杉浦日向子さんによれば、江戸っ子は、酒の上での約束は必ず守った、とか。酔った人間は本音しかいわない、と江戸の人は考えました。
また、古代ペルシア人は、重大な政治決断のとき、一度は酔っ払って、もう一度はシラフで話し合った、とも聞きます。
酔っ払いに関して、民法では「意思無能力ゆえの契約無効」がいわれます。だけど、本当の自分とは、あるいは酒と共にいる生き物かもしれません。
酒を昔からスピリットとも呼んでいたのは偶然ではないのかもしれない。
(M・スコット・ペック)
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