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HINEMOS × つくる人〜杜氏・湯浅俊作(前編)〜

初めまして!
時間に寄り添う日本酒、HINEMOSをプロデュースする株式会社RiceWine・人事担当の森元と申します。

この公式noteでは、HINEMOSをつくる・とどける・ささえる「人」をご紹介する、「HINEMOS × 人」という記事を新たに担当することになりました。
記事を通して、株式会社RiceWineのこと、日本酒造りの面白さや、やりがい、をお伝えしたいと思っていますので、これからよろしくお願いします。

記念すべき第1回目は、やはりこの方から。
HINEMOSをつくる人、森山酒造 12代目・醸造責任者/CTO 湯浅 俊作さんです!

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【プロフィール】
・1988年生まれ。新潟大学農学部卒業後、静岡県の志太泉酒造にて5年修行
・若干27歳で、神奈川県の酒造、井上酒造の杜氏(酒造責任者)に抜擢、就任2年目に、全国新酒鑑評会にて金賞受賞
・日本に約150名程度しかいない清酒専門評価者の1人
・2021年7月以降、小田原に移転した森山酒造の12代目として杜氏に就任

湯浅さんに、日本酒造りを始めたきっかけや、これまでの経緯をインタビューにてお伺いしましたので、その内容を記事にしてご紹介させて頂きます。

Q:日本酒造りを始めたきっかけは?

湯浅:僕の父は、愛知県で300年以上の歴史を持つ、森山酒造の蔵元(代表)でした。けれども、僕自身は大学を卒業するまで、酒造りをするつもりはなかったんです。大学では、微生物関係の研究をしていて、日本酒にも関係がある麹を研究テーマにしていましたが、大学院に進学して研究を続け、ゆくゆくは開発職に就きたいと思っていました。

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僕がこの業界に入ったのは、父の病気がきっかけでした。
自分が大学を卒業するタイミングで、父が病気になり、父1人ではお酒を作れなくなった。本当は大学院に行く予定でしたが、行っている場合じゃないな、と。卒業して2ヶ月ほど、父と一緒に初めて日本酒を造りました。その時に、

「日本酒造りって、なんて高度なことを、大昔からやっているんだろう…
杜氏と呼ばれる人たちは、どうやって微生物をコントロールしているんだろう?どういうメカニズムなんだろう?
米と水と微生物で、何でこんなに香りが出るんだろう?」

驚きと感動と疑問で、頭がいっぱいになりました。酒造りの面白さを知り、もっと勉強して、自分も杜氏として日本酒を作れるようになりたい!と強く思うようになりました。その後、静岡県の酒蔵で5年間修行させてもらい、6年目の時に、多くの方の支えがあって、杜氏をやるチャンスを頂けました。

森元:なるほど。お父様の病気がきっかけだったんですね。

Q:杜氏になった時は、どんなことを感じたんですか?

湯浅:責任感がすごいな、と感じました。その蔵の製造責任者が杜氏なので、蔵の全財産を1人で背負っているような感覚がありました。会社のお金も、そこで働いている人たちの生活も、自分の造ったもの(日本酒)によって成り立つので。そういった意味で、責任感と、孤独感がありましたね。

だからこそ、いいものができた時の達成感とか、感動は大きいです。造るものに対して、自分の独創性とか、想像力とか、感性みたいなものを発揮することができる。もちろん会社の経営者との話し合いも大事ですが、その中で、自分の感性を活かせたり、自分のやりたいようにやってみることができるのは、すごく面白いですね。自分は、そういうのがやりたかったんだな、ということが、実際にやってみて分かりました。

森元:杜氏が担う責任の重さと、だからこそ感じる面白さや、やりがいが伝わってきますね!

Q:日本酒造りで、特に意識していることは何ですか?

湯浅:勇気を持って変えること、は常に意識しています。酒造りは、先人たちが長年にわたって築き上げてきたものなので、それを変えるということに対し、周囲からはネガティブな反応が返ってくることもあります。そこに疑問や違和感を持ち、何故この工程があるのだろう、これをすることにどんな意味や効果があるんだろう、と考えることが大事だと思います。もし意味がないのであれば、変えることによって、より良いものができるのであれば、勇気を持って変えていく必要がある、と思っています。

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記事が長くなってしまったので、前編はここまで。
まだまだインタビューでお話をしてもらいましたので、「後編」の記事へと続きます。

後編では、株式会社RiceWine・代表 酒井との出会い、そこからの歩みをご紹介します!

最後に、私たちの会社では、共にHINEMOSをつくる・とどける・ささえる「人」を募集しております。
もし、興味を持って下さった方がいれば、こちらのページから詳細をご確認ください。

最後まで記事を読んで下さり、ありがとうございました。
初めてのインタビュー記事でしたが、いかがでしたでしょうか?
お気軽に、「スキ」や「コメント」をして頂けると、とても嬉しいです。

よろしくお願いします。

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