AIによる優生思想の加速
皆さんは人を差別しますか?
選別しますか?
レッテル貼りして自分の合理を押し付けていませんか?
この話をする前に軽く優生思想の歴史についておさらいすると、プラトンという古代ギリシアの哲学者まで遡ることができますね。
民主主義を担うポリス市民の堕落と衆愚政治を正すのは、哲人によって成される君主制統治だけであると明記されていたんです。イエズス会は各地の君主に意見できる唯一の人達でした。教会が大きな勢力を持つ背景には、階級制度や奴隷制が横行する中で心の救いとして福祉的側面が強かったんです。
政教分離がされて、立憲君主政の中で君主の暴走はドイツ帝国や大日本帝国、ロシア帝国などで軍隊の暴走という結果をもたらし、選挙によって代理者を立てる民主主義が西側諸国で採用されました。
一方ユーラシア大陸や南米 アフリカなどでは権威主義がある種の帝政として存続していますが、統制された社会では産業が停滞すると今日まで信じられてきました。
しかしAIの登場によって民主主義は大きく混乱しているのが現状ではなうでしょうか。IT企業が個人情報や政治を誘導できるだけの力を持っていて、情報戦略は今や過剰な影響力を持って個人の感情を消費させているのが実情ではないでしょうか。
一方で老人の票で決められるシルバー民主主義や、若者の選挙離れや政治への無関心、忌避感の背景は、期待しても裏切られるという現実、インターネットの普及で露呈した子供騙しや暗黙の了解などの、べき論で固められた偽物感が原因だと仮定します。
本物感の高い世界を求めて、インフルエンサーやアイドルを熱狂的に信じるオタ活は期待に応えてくれるから応援したいと思えるのが実情です。
皮肉にも個人の分断進んだのは、初の社会福祉を充実させていたヴァイマル共和国(ナチス以前のドイツ)です。
最初に社会福祉を形にしてきた人は、理屈や損得より誰もが生きやすい社会を目指して代償の無い努力を重ねていた筈です。その結果ドイツでは優生学が科学的知見として国家主導で人を選別する事に繋がった訳ですがね。
重度障がい者は安楽死をさせるべきって意見を聞いて、多様性が強要されている世界では極端な反論が出てきたのだと私は予想しています。
AIによるパーソナリティ診断で、人を損切りするような世の中にはなって欲しくないです。この時勢でAIを盲目的に信じる人が、人の選別に応用しようとする可能性を否定できませんし、優生思想は今でも生きている人権侵害のの1ページです。
見えないだけで、ホワイト社会の基に正しい基準を明記されてい批判だけの社会は不安が勝ります。特定の思想や創作物をありがたがる度に、視野が狭まって極論になるんですよね。
こういう言語化をする活動自体が詭弁だと私は考えますが、差別が許される社会は人のモラルが向上しない以上解決が難しいですね。格差、治安、教育、福祉、色々な概念がモラルを形づくる訳ですから、一概に特定の教育法が正しいとは言えない気がします。
筆者は多様性を象徴する教育がモンテッソーリ教育だと考えます。詳しくはwikiを参照して下さい。
医療福祉の現場では、言語障害の人がAIとの会話で意志疎通が可能になるなど有意な効果が実証されているらしいので、世界を豊かにすることは疑いようがないです。AIとの共生を考える際に、詐欺の可能性 、反テクノロジー的ミニマリズムは念頭に置くべきだと思います。以上主のメモ書きでした。