【日向坂46】小坂さん、おかえりなさい。
さて、2023年もいよいよ終わりを迎えてしまいますね。
12月も怒涛なもので、夏から続いてきた『Happy Train Tour 2023』が幕を閉じ、グループの聖母であり多くのメンバーを支えてきた1期生・潮紗理菜の卒業もあったりと、色々な物事に一区切りが生まれた。生まれてしまった感がありますね。
一方で筆者が最近とても嬉しいというか、気になる存在になっているのが、2期生の小坂菜緒です。グループを知っている方からすれば、もはや語る必要もないくらいの主要メンバーで、『日向坂46』としての草創期を支えてきた代表的なメンバーです。
ですが、最近になって彼女はすごく変わった、と思っています。それは多分純度100%の良い変化で、筆者はそれを見ているのがとても楽しいのです。
■1.”好き”が繋いだ1年間
2023年に入ってから、小坂さんの活動は徐々に活発になってきました。グループとしてのお仕事もだし、個人としてのお仕事も徐々に復活し、その中で『彼女らしさ』が出る瞬間がすごく増えた1年だと感じています。
代表的なのは毎週金曜日、昨日・今日・明日の日付変更線に配信されるラジオ『SONYSONPO QUEST FOR THE FUTURE』。愛と少々の癖のあるスタッフさんに支えられ、毎回楽しそうに語る姿が印象的で、かつて存在した彼女の冠ラジオ『星のドラゴンクエストpresents 日向坂46小坂菜緒の「小坂なラジオ」』ともまた少し違った一面を見せてくれています。
そんな素に近い部分が垣間見えるのが楽しい『QUEST FOR THE FUTURE』なのですが、この番組にたどり着くまでにも、小坂さんらしさを感じる場面がいくつかありました。
個人的にそのスタートになったと思うのが、2023年の春に開催された日向坂46公式ゲームアプリ『ひなこい』の名探偵コナンコラボ。ひなこいの公式YouTubeチャンネルで放送されたコラボ特番では、ゲーム内のコラボ映像を見ながら楽しそうに笑い、コナン君が自分の名前を呼んでくれたことに興奮を覚えるシーンも。その後も作品への愛を楽しそうに語るなど、小坂さんの素の部分がファンにダイレクトに届いた一幕だったと思います。
ちなみにこの『ひなこい』コラボとは別で、週刊少年サンデーさんとの公式コラボとして作品のキャラクターをイメージしたコラボグラビアで表紙&巻頭を務めたり、小学館の「週刊少年サンデー」「ゲッサン」「サンデーGX」3誌が運営するデジタル上の新漫画サービス『サンデーうぇぶり』で小坂さんのレコメンド回が特別配信されたりと、文字通りの公式コラボもやってのけています。
そして同時期、グループの公式YouTubeチャンネル『日向坂ちゃんねる』で行われた、丹生明里による『VALORANT』のゲーム配信でも小坂さんの新たな一面が垣間見えました。
今までは購読制のメッセージアプリ『日向坂46メッセージ』内など、限定的な場でしかゲーム好きをアピールしてこなかった小坂さんですが、この配信中で『VALORANT』に興味があることをファン全体にアピール。大会を見に行くほどの熱量があることが知れ渡り、なんと翌月には『VALORANT』の公式国際大会『VALORANT Masters Tokyo』のカウントダウンイベントに丹生明里と一緒に招致されています。
そうなると止まらないのが小坂さん。6月には自身のメッセージアプリ内で、人気ゲーム実況者4人によるコラボグループ『TOP4』のイベント『TOP4 in TOKYO DOME』に参加したことを告白したほか、11月には再度、両国で行われた『VALORANT』の国際大会『Red Bull Home Ground』にプライベートで参加したことが自身のブログで語られています。
そしてそのゲームへの熱量を2週にわたって解説してくれたのが、前述のラジオ『QUEST FOR THE FUTURE』の12月15日、22日の回でした。
事前に「喋り出すと止まらない」と宣告された上でスタートしたゲームトークはその宣言通り留まることを知らず、筆者としても2週では物足りないくらい小坂さんからの圧倒的な熱量を届けられた2回となりました。
好きなものを、好きと語る人は素敵だ。
それを強く実感させてくれたのが、2023年の小坂さんでした。
(ちなみに呪術廻戦やハイキューへの好きもメッセージアプリ内でものすごく語っています。)
■2.変わるエース
自分を開放できるようになったからなのか、心の変化が自分を開放させたのかを知る術はありませんが、こうした個人の活動や発信を通して小坂さんは大きく変わったと思っています。
かつての小坂さんは、2期生という立場ながらグループを一身に背負う勇敢なエースだったと思います。しかし、2023年はそのあり方が大きく変わった年だと感じています。
日向坂46が紅白歌合戦に落選した時、小坂さんは自身のメッセージアプリで「前を向いていこう」「上を向いていこう」と、笑顔の写真を交えてファンを鼓舞してくれました。そこに悲壮感はなく、筆者自身もその言葉にとても勇気づけられ、すぐにポジティブな気持ちへと切り替えられるようになりました。
また、大人しい本来の気質もあって今までは少し後輩とも距離があった小坂さんですが、2023年は3期生との絡みも増え、人を選んでチョケがちな後輩・山口陽世からもイジられるまでに仲を深めています。
4期生の単独公演『新参者』の際は実際に彼女たちのステージを鑑賞しに行き、公演後には小坂さんの口から、4期生たちへの激励の言葉が投げかけられました。「まだ直接後輩の目を見て伝えられないのが小坂さんっぽいな」なんて筆者は感じてしまったのですが、それでも、彼女なりにグループの輪の中心に入り、グループに和が生まれるように動いているのが感じ取れる一幕でした。
そんな彼女の変化は、もちろん先輩にも伝わっています。
『ひらがなけやき(けやき坂46)』時代を牽引し、今なおグループの屋台骨として活躍する1期生のエース・佐々木美玲は、自身のメッセージアプリでグループを引っ張っていって欲しいという旨のメッセージを彼女に直接伝えたことを語っています。(気になる方はぜひ購読してみてください。)
かつて一身にグループを背負っていたエースは、この2023年でグループの中心からみんなを支えるエースへと変化しました。
坂道グループにはその年を締め括る年末恒例のCMがあるのですが、今年、そのCMで日向坂バージョンのナレーションを担当したのは小坂さんでした。
新しいセンターが3人も生まれ、4期生という新しい芽が活躍を見せる中で、この1年の締めくくりとなる場面を小坂さんが担う。それは筆者にとってとても嬉しく、「小坂さんが元気になって良かった」と心から思えた瞬間でした。
思い返してみると、今までなかなか自分から矢面に立つ機会がなかった小坂さんは、先輩であり彼女の推しである潮紗理菜の卒業セレモニーの際、2期生の代表として彼女へのメッセージを綴りました。
もしかしたら過去にも2期生の代表として小坂さんが話したことがあったかもしれませんが、彼女が自分から矢面に立ち、その心の内を伝える。それは筆者からするとなんだかすごいことで、小坂さんの成長や変化を感じられた瞬間でもありました。(どの目線から言うんだという話ではありますが…)
その他にも、小坂さんの前向きで、活動を楽しんでいる姿は至るところで見受けられるのですが、そこまで書いてしまうと長くなってしまうので、一旦ここいらで〆させていただければと思います。
ちょっと小坂さんから離れていた方も、今またちょっぴり気になっている方も、今まさにファンになろうとしている方も、ぜひ今年の、これからの小坂さんの活動を追っかけてみてください。まだまだ強くなる日向坂46の活動の中心に、必ず小坂さんの存在があるはずです。
それでは、締めコメントは年末CMから引用させていただいたこの一文で〆させていただきます。
#21.私たちらしい、2024年へ。