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キイロスズメバチ

2024年11月。
水生昆虫の調査に行っている河川敷で、キイロスズメバチの巨大な巣を見つけました。

キイロスズメバチ $${Vespa  simillima  xanthoptera}$$
ハチ目 スズメバチ科

周囲に働き蜂は少なく、水を飲みに出た個体が、少しいるくらいでした。
働きバチを刺激しないように、巣を撮影しました。
巣の大きさは、1メートルを超えていたと思います。

キイロスズメバチの巣
キイロスズメバチの巣

巣の下を見るとオス蜂が地面を歩いていました。
気温が低く、活性かっせいが落ちていたので飛べないようでした。

この時期、キイロスズメバチのオスは、新女王と交尾する為に、飛び回っています。
このオスも別の巣から来たのかもしれません。

地面を歩いていたキイロスズメバチ(オス)
地面を歩いていたキイロスズメバチ(オス)

本来、ハチの針はメスの産卵管さんらんかんが変化したものなので、オスは針を持ちません。
あごの力も弱く、勇気があれば素手で捕まえられます。

種類によっては、オスも毒の無い針のような器官をもつものがいます。
また、雌雄の判別を間違える可能性もあるので、気を付けてください。

手乗りスズメ(ハチ)
手乗りスズメ(ハチ)

キイロスズメバチは、11月くらいまでしか活動しません。
家に持ち帰って、昆虫ゼリーをあげて飼育することにしました。

キイロスズメバチ(オス)
キイロスズメバチ(オス)

柔らかい毛がふさふさで可愛い。

正面から見たキイロスズメバチ(オス)
正面から見たキイロスズメバチ(オス)

大事に飼いたいと思います。

おしまい

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