モリアオガエル、シュレーゲルアオガエル

皆さんは、木の枝えだについた泡あわを見たことがありますか？

今回は、前回の記事の続きです。

枝についた泡

上の写真の泡あわは、モリアオガエルの卵です。
この泡のかたまりは、卵塊らんかいと呼ばれています。

卵塊

泡の中には、たくさんの卵が入っています。

モリアオガエル($${Zhangixalus  arboreus}$$)　 無尾目むびもく アオガエル科

モリアオガエル。ケース内にはアカハライモリ

モリアオガエルは、卵を天敵から守るために、水辺の周りの木の枝えだに産みます。
泡は卵を乾燥かんそうからも守ります。

モリアオガエルがすんでいる池には、イモリや水生昆虫をよく見かけます。
卵から産まれたオタマジャクシが、水中に落ちてくるのを待ち構かまえているからです。

みんな、オタマジャクシが大好き（大好物）なのです。

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田んぼの土の中の泡

上の写真は、シュレーゲルアオガエルの卵塊らんかいです。

シュレーゲルアオガエル($${Zhangixalus  schlegelii}$$)　無尾目むびもく アオガエル科

シュレーゲルアオガエル

外来種みたいな名前だけど、れっきとした日本の在来種です。
シュレーゲルアオガエルは、田んぼの畦あぜの土の中に卵塊を隠かくします。

生まれたオタマジャクシは田んぼで成長します。

もし、木の上や、田んぼで卵塊を見つけたら、観察してみてね。

おしまい。