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【受講者の声】問いを立て、考える。ロジカルな思考で介護業界に新たな文化を
■受講生:堀田一希さん(デイサービス未来図 神宮店 副管理者)
2024年度ひなたMBA個別スキルプログラム「つなぐマネジメント」シリーズがスタート。10月8日に第1回「思考力」講座が開催されました。受講生の一人、宮崎市の「デイサービス未来図 神宮店」で理学療法士/副管理者として働く堀田一希さんに、講座後の感想をお聞きしました。
■受講講座:つなぐマネジメント①「思考力」(2024年10月8日開催)
■テーマ:「仕事を論理的に考え俯瞰的に全体を見る思考力」
■講 師:広瀬 毅(合同会社Judgeplus 代表)
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【課題・受講の動機】情報を論理的に整理し、考えられる管理者に
── 堀田さんは県外から三股町に移住され、宮崎市の職場に通っているとのことですが、まずはその経緯を教えてください。
堀田さん:僕は和歌山県の出身で、以前は大阪の整形外科クリニックで理学療法士として働いていました。その時の上司が宮崎県三股町にあるデイサービスのコンサルティングを手掛けていたつながりから、その施設の経営ビジョンに共感し、ぜひここで働いてみたいと思い、2021年に移住を決めました。
両親が介護関係の仕事をしていたので、ずっと介護の仕事にも興味があって。3年間その施設で働いた後、行政と一緒に行う介護予防事業などの仕事に出合い、興味をもったことをきっかけに、今年(2024年)4月から「デイサービス未来図 神宮店」に勤務しています。
── 今回の「思考力」講座を受講しようと思ったきっかけは?
堀田さん:最近は介護の現場でも「ロジカルシンキング」や「クリティカルシンキング」といった言葉をよく耳にするようになりました。でもほとんど浸透しておらず、スタッフ同士や利用者様とのコミュニケーションの際に、どうしても感情と感情のぶつかり合いになることが多くあります。
僕は副管理者として、スタッフが抱えている悩みや業務に関する意見を聞き、まずは情報を論理的に整理することが大事だと思っています。その上で、どうしたら良いかを伝えられるようになりたい。そうすれば、スタッフ間のコミュニケーションも円滑になるし、利用者さんにもっと良いケアが届けられるのではと思ったからです。
【気づき・感想】考えるために、まず「問いを立てる」
── 受講してみて、求めていた学びは得られましたか?
堀田さん:今まで自分で本を読んでみても今ひとつ理解できませんでしたが、講師の解説を直接聞いたらとても分かりやすかったですね。初めて学ぶ分野なので、まだまだ難しいなと感じる部分もありましたが、学びを深めていくための「型」ができたように感じます。
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── 学びの入口となったようですね。特に印象に残っていることはありますか?
堀田さん:「“問い”を立てて、それについて考える」ということですね。福祉や介護の現場に一番足りていない部分だと感じています。どうしても通常の業務が忙しいので、昔のやり方のまま思考が停止してしまっているんですよね。
「これはどうしてこうなっているんだろう」
「利用者さんにとって一番いいことは何だろう」
と、スタッフ一人ひとりが自分で問いを立てて考えを深めていくやり方が、これからの福祉や介護業界の新しい形ではないかと思います。それが文化として根付くように目指していきたいですね。
── すぐに実践に活かせた学びはありましたか?
堀田さん:MECE(物事を「漏れなく、ダブりなく」整理・分析する思考法やフレームワーク)の考え方を用いた課題の整理や、エビデンスに基づいたデータの活用については、解像度が上がったと感じています。
今までは「大事なことだからやらなきゃ」となんとなくやっていたことが、ロジカルに考えると「なぜ大事なのか」がわかった上で取り組めます。武器を手に入れた感じです。スタッフに対しても、まずは日常的な部分から取り入れていきたいですね。
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【今後】独立に向けてもっと経営の勉強に力を入れたい
── 今後、取り組みたい学びはありますか?
堀田さん:現在副管理者として経営に一部関わっているので、「マーケティング」や「経営戦略」も学んでみたいですね。
将来は独立して、介護事業や福祉に関わる地域事業を立ち上げることが夢です。三股町では、福祉の仕事をやりながら地域づくりにも貢献している方々とご一緒してきたので、自分も介護やリハビリのスキルを活かしつつ、プラスアルファで地域が活性化するような活動ができたらと思っています。
── 素敵な夢ですね。ひなたMBAでは経営に関する講座もありますのでぜひ!
堀田さん:受けたい講座ばかりですね。実は、妻が三股町でまもなく古着屋の経営を引き継ぐことになりまして。経営については僕もサポートしようと思っているので、慌てて勉強しているところです(笑)。
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