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レコードは贅沢品なんですね、今


物心がつくかどうかっていう頃から、アイドルの出る歌番組を見ては新曲を一生懸命覚えていました。田舎で、民放は二局しかなかったのですが、おかげで「あるだけ」の番組を全て見る勢いで。

北陸の田舎です。
四世代同居、まだ結婚していない若い盛りの叔父たちも一緒に暮らしていました。

プロを目指し上京経験のある叔父は、いっつもギターを弾いていました。
シャイな性格で、口で歌うということは一切せず、
「こういう曲知っとるか?」
といった質問のメロディは、ハミングではなく全てギターで鳴らしていました。

別の叔父は、地元の青年団でバンドを組んで、ドラムを叩いていましたし、家業の後継である父以外は、みんなギターが弾けたそうです。ちなみに祖父は三味線が上手でした。

そんな環境で育ちましたから、私もギターが…

弾けません。。。

えーん。

ガールズバンドが流行っていた小6の時に、プロを目指した叔父に習おうかと思ったことがあります。でもドレミが飛び飛びの場所にあるとか、間違えることに対するプレッシャーなどがあって実現しませんでした、のです…。

しかしそれでも、知らず知らずに「聞く」音楽は身近にありました。

アラジン「完全無欠のロックンローラー」

ザ・ビーナス「キッスは目にして」


このあたりは叔父の部屋で聞いた、よく覚えている曲です。

私が最初に買ってもらったレコード。
チェッカーズの「星屑のステージ」だったかな?
小3くらい。
大好きなアーティスト(当時はアイドルの認識)の音楽が自分の手にあるって、すごくうれしかったよー。

そして最初のCDは、小6だと思うけど久保田利伸さんの「Such A Funky Thang! 」。

今までレコードで好きなアイドルの歌を買ってもらっていたので、CDで買うということに慣れず、なんとなくの興味で手に取った一枚(そして、私にとってちょっと年上の音楽だったね)。

一緒にミュージカル「スターライトエクスプレス」のCDも買ってもらった。

日本人で唯一、川崎麻世さんがこの舞台に出演するってことで注目を浴びていたけど、子供の私には「電車の舞台?」という程度の理解。

大好きだった光GENJIのデビュー曲が、ご存知のとおり「STAR LIGHT」だったので、なんとなく手が伸びた。

まだ、好きな音楽はレコードで欲しい。
CDという新しい音源は、興味本位で買ってみるという時代でした。
なので「気になった」で手が伸びた、この2枚を買ってもらったと思います。

私の集めたレコードは、まだ私の実家に眠っているかもしれない。
聞こうと思っても、今やレコード針が高価なんですってね。

もうプレイヤーも持ってないし、宝の持ち腐れですね。



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ひなた とりこ
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