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Tax return - 豪の年度末調整で返金される

オーストラリアの会計年度期間は、毎年7月1日から翌年6月30日である。

いわゆる会社員であれば個人での確定申告が特に必要ない日本と異なり、収入がなくても成人であればその旨の申告をしないといけない。

個人で直接オーストラリア国税庁に申請してもいいし、最寄りの会計士などに依頼してもよい。自分で申請すれば会計士費用分を安く抑えられるが、そもそも会計士費用は経費として翌年度の控除対象となるので、(失礼ながら)責任の分散化を兼ねて我が家ではいつもお願いしている。

来豪当初は、この辺りの情報を全く持ち合わせていなかったので、雇用主に言われるがまま、会社の顧問会計士に書類を送って処理してもらっていた。

当時は「仕事に関連した買い物などの費用が申告できる」など、基本的な知識もなく、本来なら戻ってきたはずの幾ばくかのお金は損をした。
仕事関連の書籍は、この時代に大量に購入していた。
また、ワーホリ時代・ビジネスビザ時代にこちらの公的健康保険は使えないが、自動的に計上されていたその分の金額も、申請すれば戻ってきたはずだ。

後で知って、悔しがるパターン。

会計士にお願いしたのだから、彼らが知っているのではないか? 

という疑問もあるだろうが、日本人のワーホリがタックスリターンを申請するような地域ではなかったため、その辺りの特殊な事情に疎くても仕方なかっただろう。
それこそ毎年、私たちが一切何も経費を申請しなかったので、途中から気を利かせて洗濯代を計上してくれていたくらいだ。(ロゴのついたユニフォームの自宅での洗濯代は、経費計上できる)

結局この辺りのことを理解したのは、私が30代に入ってからだった。

現在の地に引っ越して、会計士さんと対面でやりとりをするようになって、はじめて、いろんな経費が申請できることを知った。そして、日本人会計士さんたちが、ネットで情報をシェアしてくれている。
今ならそれなりに正しい知識を、子どもに伝えることができると思う。

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

まあ、そういうわけで、先月に今年も申告を依頼した。

今年は今までになく申請できる費用が少なくてどうなることかと思ったが、会社が事前に徴収していた金額がそれなりにあったため、二人で3000ドル程度の返金額が見込めた。

とはいえ、先日の猫の再入院騒ぎで、きれいに消えていく。

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

プラマイゼロでいいじゃないかと言われればそれまでだけど、でも、がっかりはするよね。

「今年のボーナスはゼロです」

といわれた気分です。
ボーナスをもらったことは(私は)ありませんけど…



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ひなた とりこ
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