♯2 子育て中でもひとり時間を死守する理由
自分ひとりで過ごす時間が好きです。
文章を書いたり、コーヒーを飲みながら読書をしたり、家の周りを散歩したりといった、ゆるーい時間に幸せを感じます 。
ひとりで気になるお店にご飯を食べに行くことや、映画館に入ることも特に抵抗感なくできます。
最近では、積極的にひとり時間を楽しむことを「ソロ活」と呼んだりもするようです。
「おひとりさま」や「ぼっち」と違い、ネガティブな含みのない素敵な言葉だと思います。
そんな根っからの「ソロ活」好きな私ですが、子どもが生まれてからは、ひとり時間を持つことが、ものすごく大変なことになってしまいました。
何といっても子育てには時間がかかります。
子どもは自分中心の世界に生きていて、親の都合なんて関係ありません。
家事は効率化できることもありますが、子育てに関しては効率的に行うなんて不可能でした。
仕事のある平日はバタバタで余裕がない分、
「休日くらいは子どもと一緒に過ごすべきだ」という一種の義務感めいた思いなどもありました。
ですが、そんな毎日を送るうちに、生きている実感がだんだんと薄れていくような、イヤな感覚にとらわれることが多くなっていったんです。
今振り返ると、それは自分の本当のやりたいことを我慢して、ひとり時間がまったくないことの反動だったと、スッと理解できます。
ですが当時は、
「毎日頑張っているのに、なんでこんなに辛いんだろう」
「子ども達は文句なしにかわいいし、幸せなはずなのに…」
と、解決の糸口が見えずに不安で仕方ありませんでした。
そんな時、たまたま朝5時に目が覚めてしまい、誰も起きてこないことをいいことに、好きな本を集中して1時間半読んでみました。
そうしたら、不思議とその日はすごく充実した気分ですごせたんです。
もしかして私に必要なのは、「心から自分がしたいことをする時間」ではないか・・・
そう思い至って、そこから毎朝30分早く起きて、大好きな読書をする習慣を作っていきました。
この習慣ができてからは、日々の忙しさが変わったけではないのに、明らかにイライラすることが減って、子供に八つ当たりしてしまうことも圧倒的に少なくなりました。
「自分で望んで母親になったのに、自分の時間を持ちたいなんて贅沢である」
という世の中の雰囲気があると思いますし、 自分でもそう思っていました。
でもそうやって、よくわからない世間の価値観に従ったところで、やっぱり私本来の
「ひとりの時間が好き」
「読書が好き」
といった本質的な部分は変えられません。
それを我慢することによって、毎日イライラして、家族に当たっているようでは、
本当に家族のことを大事にしてるとは言えないのでは? と気づきました。
「私が、私のしたいことをすること」が、周りまわって家族のためにもなると腹落ちしたことで、今では堂々とこうしてブログを書くことができています。
私のように、もともと1人でなにかすることが好きな方や、大好きな趣味を我慢している方にこの記事が届いて欲しい。
忙しい毎日の中で、ひとり時間をほんの少しでも作れたら、今抱えているモヤモヤもだんだんと晴れてくるかもしれません。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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