♯4 化粧を薄くする理由
化粧を薄くする理由はいくつかあります。
まず、化粧を落とすために強い洗浄成分を含むリムーバーを使わなくてすむから。
もうひとつは、朝の貴重な時間を取られたくないから。
化粧を薄くしようとすると、自然と工程数は少なくなります。
実際に私がやっていることと言えば、化粧下地を塗って、フェイスパウダーをはたき、眉とアイラインを描くだけ・・・
これだけだと、忙しい朝でもたった5分で終わるので、身支度に時間をかけずにすみます。
このように、「自分にとって都合がいいから」というのも大きいのですが、化粧を薄くする最大の理由
それは、
自分の顔が自分じゃなくなるから。
私はいかにも日本人といった凹凸の少ない顔立ちです。
そのため、化粧を濃くすると、化粧映えしすぎるというか、どんどん顔が華やかに、別人のように変わっていってしまうんです。
すると、「自分のイメージする自分の顔」と「実際に鏡に映っている自分の顔」に “ズレ” が出てくる。
何だかこう「自分が自分じゃなくなる」みたいな、落ち着かない気持ちになってしまうんです。
考えてみれば化粧とは不思議な行為ですよね。
自分の一番パーソナルな部分である「顔」の形態や色彩を操作する、
「見られる自分」を作っていく行為とも言えます。
女性の中には、こうした変化を積極的に楽しめる方もいらっしゃって、
それはそれで、すごく豊かなことだと思います。
ですが、「化粧をした時の顔」がデフォルトになってしまい「すっぴんの顔」が残念に思えてしまうようだと、ちょっと、どうだろうかと…。
年を取ってくると若い頃には無かったシミが出てきたり、シワが増えたり、なんとなく目力がなくなったり、好ましいとはいえない変化も出てくるものです。
というか、35歳の私はすでにその変化を実感しています。
今は優秀な化粧品がたくさんあって、シミも隠そうと思えば隠れるし、塗るだけでシワが目立たなくなるアイクリームなどもあります。
でも、それらのアイテムに頼りすぎるあまり、化粧を落とした時の自分の顔にがっかりして自信をなくしてしまう、
あるいは「化粧をしなければ、前向きに生きられない」
というのは少し悲しい。
日常的に薄い化粧をすることで「化粧をした時の自分の顔」と「すっぴんの自分の顔」に落差が生じないようにしていきたいと思います。
とはいえ、「化粧を薄くする」とごまかしがききません。
スキンケアは頑張らないといけませんね。
最後まで読んでいただいて、ありがとうござました。
【note初心者です。よろしくお願いします。】