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第4回チャレンジコーヒーバリスタに挑戦します#4~ブレンドづくりに挑戦~
大会に向けてコーヒー豆をブレンドします
チャレンジコーヒーバリスタでは抽出技術とブレンドの二つを審査します。
それぞれの審査で使うコーヒー豆は同じ。大会に参加するCTCひなりスタッフが事務局から送られてくる三つのアラビカ種のコーヒー豆を使い事前にブレンドコーヒーを作ります。
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8月後半にはこのブレンド作りをし、豆の配合や引き目を変えての試飲と品評を幾度となく繰り返しました。
品評はフレーバーの酸味や苦味を始め幾つかのポイントを決めて官能評価をしました。
そして遂に、ブレンド配合と引き目が決まりました。
これ以上は企業秘密なので、あとは大会当日をお楽しみに。
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小ネタ
ブレンドに今回用いるアラビカ種に関連して、コーヒー豆の2050年問題が、日本では2023年頃より経済ニュースを中心に主要メディアでも取り上げられる様になりました。
コーヒー業界が「2050年問題」に身構えている。気温上昇や降雨量の変化で、喫茶店などが使うアラビカ種コーヒー豆の産地が50年までに半減すると試算されている。
コーヒー2050年問題は、WCRが警鐘を鳴らしている。質の良いコーヒー豆が生産される赤道を挟んだ緯度南北25度までの「コーヒーベルト」で、気温や湿度が上昇して植物の感染病「さび病」が流行。雨期・乾期のリズムが崩れて深刻な干魃(かんばつ)も起き、栽培適地が面積の少ない高地へ徐々に移り始めているという。
元々は、2023年時点、29ヶ国177社の会員企業の出資により運営される非営利組織の米ワールド・コーヒー・リサーチ(WCR)が国際熱帯農業センター(CIAT)と共同執筆した2015年のレポートで、この問題について警鐘を鳴らしていたものです。また、期待を抱かせるものとしてWCRの別レポートには、品質改良で高収量のアラビカ種を作ることでCO2排出量を削減する動きを生産者側も図っているそうです。
永く美味しいコーヒーが飲めるように、消費者である私たちも意識したいものです。
後注
スタッフ:CTCひなりで業務に従事する障がいのある社員
アラビカ種:ロブスタ種と合わせて2023年の全コーヒー生産量の9割以上を占める。 風味、香りともロブスタ種・リベリカ種に比べて優れているとされ、スペシャルティコーヒーを始めとするコーヒー消費の主流。インスタントや缶コーヒーに使われることの多いロブスタ種と比べて病気に弱く、収量が少ない上に栽培に適すのが高地であるなど栽培が難しい