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結婚記念日より大切なモノ

おはようございます☀️
社会福祉士のぽこです。

救護施設の相談員をしています。
毎日利用者と接する中で気づいたあれこれをまとめたブログです。

結婚記念日でした


バレンタインの今日、結婚1周年を迎えます。
記念日とはいえ、主人はすっかり忘れていますし、なんなら私も忘れていました。笑

そんな私たち夫婦がなぜ記念日を重要視しないのか?
記念日よりも大切なものは何?

今日の記事では、そんなお話をします。

記念日よりも大切なもの

今の夫と出会うまで、私の中で記念日はとても大切なものでした。
記念日を覚えて祝ってくれる=私のことをよく考えてくれている=大切
という方程式が成り立っていたのだと思います。

今でも、記念日という考え方はとても好きです。
しかし昔ほど、記念日を重要視しなくなりました。
その理由は、特別な1日よりなんでもない毎日が大切だからです。

帰ってきてくれるありがたさ

救護施設の相談員として、そして4年間障害分野の職員をしていて思うこと。
それは、今朝家を出た家族の「ただいま」が聞けるのは奇跡だということです。

相談員として、日々様々なケースの相談を受けます。
就職先の居酒屋でアルコール依存になり、家族から縁を切られ借金まみれになった女の子の話。
結婚式の前の日に交通事故に遭って、下半身付随になって退職、結婚も中止になった男性の話。
成人してから統合失調症を発症し、社会生活がままならなくなった人の話。
就職先でうつ病になった家族を支えきれず、自死を選んでしまう人の話。

たくさんの「まさかそんなことが」を聞きます。
私はそんな相談を聞くたびに、目の前にいる家族が、10分先も当たり前のように目の前にいてくれることの貴重さを痛感してしまいます。

「帰っておいでね」と送り出す

私たち夫婦には約束事があります。
家を出る時と、眠りにつく前は、どれだけ腹が立っていても仲直りすること。
喧嘩したまま離れないよう、約束しています。

そして、私が夫を行ってらっしゃいと見送る時、いつも「ちゃんと帰ってきてね」と声をかけます。
帰ってきてくれるだけで十分ありがたい。
そんな感覚が、結婚1周年の今日も抜けません。
少々心配性な気もしますが、そんなふうに「今日も元気に夫が生きていてくれる」事実が嬉しい。
なので、年に一度の記念日よりも、いつもの毎日の方が大切で尊いと感じているわけです。

これは両親でも兄弟でも、血のつながっていない友人でも一緒。
明日が当たり前に来ない可能性があることを、心のどこかで悟っているからでしょうか。
大切な人が今日もそこにいてくれることが、私にとっては何よりも祝うべき嬉しい出来事です。

今日はバレンタインデーということで、皆様にも身近な人に感謝を伝える機会があるかもしれません。
バレンタインついでに、大切な人に「いつもありがとう」と伝えてみませんか?
目の前の家族が、友人が、同僚が、そこにいてくれる奇跡を喜びましょう🍫



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