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ある企画コンテストに参加してみた。


こんにちは。
大学生の日奈子です。

今日は、「 Karatsu will project 」という企画アイディアコンテストに参加した時のことについて書いていきたいと思います。

これは、佐賀県にある唐津市という市の地域解決に向けてアイディアを募集したコンテストです。たまたまチラシを見かけたことをきっかけに参加してみることにしました。

参加者募集のポスター

このコンテストは、書類審査・面接審査を経て最終審査会に進むような形で行われました。私は、書類審査・面接審査を通過し、最終審査会に参加しましたが最終的に賞を取ることはできませんでした。
今回は、このアイディアコンテストで用いた企画書を載せつつ、良かったところと改善点をまとめていきたいと思います。

正直、このコンテストについてはすごく悔しかったです。
あぁ、こうしとけばよかった…
って、改善点が自分でもすぐにわかったから。
最終選考まで残った六組のうち受賞した三組と受賞できなかった三組には、決定的な違いがあることに気づいて、結果にはすごく納得しました。

まずは、一次選考の時に出した企画書からのせていきたいと思います。

これが、一次審査を通過した際の企画書です。
(“がばよか“とは唐津弁で“とても良い“という意味。)
実は、この企画は脚本が先にあって、できたものなのです。

高校一年生の時に参加したメディアキャンプという合宿で、風車(風力発電)を作った人のドキュメンタリーを制作し、その時の経験をもとに、今回のアイディアコンテストの核になる脚本のストーリーを思いつきました。しかし、当時高校生ということもあり、映像化することができなかったため、その脚本は書いただけで終わっていました。

大学生になって、たまたまこのアイディアコンテストのチラシを見た時、この脚本のことを思い出し、「賞を取ることができれば、賞金で映像化できるかもしれない!」と、すぐにこの企画書を書き始めました。

二週間の合宿免許中に書いた企画書です…笑
運転して、企画書書いて、筆記の授業を受けて、運転して、、、。
締め切りギリギリに提出しました。

一次審査合格の通知が届き、迎えた面接審査。
教習所の授業予定が変更しまくって、結局朝の7時から面接をすることになりました。
こりゃ、大変!
と、急いでパワポ製作に取り掛かります。

こうして、作ったパワポがこちら。

こんな感じ。
実は、このパワポが自分の中で割と気に入っていて、どちらかというと本番よりも出来が良いのでは?なんて、思ったりしています。

こうして、面接審査を乗り越えると、今度は最終審査会のための準備が行われます。

唐津の会場で、初めて他のチームと顔合わせをします。
そこで、びっくり。
大学生での参加は私だけでした。

他のチームは、高校生が二組と社会人が三組。
しっかりと利益を出している会社の企画として出場している社会人チームもありました。

この時点で、最終審査会まで約四ヶ月。
この四ヶ月間で、
月に2回までのメンターの方との面談 と、 合宿 が開催されます。

何度か、メンターの方との面接を重ね、いよいよ合宿だ!
というときにコロナに罹患してしまい、合宿には参加できず…。
代わりに、zoomを繋いでもらったのですが、電波の関係で思うように他の班と交流ができず、残念でした。

私だけオンライン参加となってしまったこの合宿。
他の班の発表を聞いてフィードバックをもらっていくうちに、どんどん不安になってしまいます。

私の企画は果たして本当に地域課題の解決になるのか…?
映画作ってどうするんだ。
手っ取り早くPRするなら、プロに頼んだ方がよくないか?

他の班の話を聞いて、自分の案よりも明らかにいいと思える企画があって、
「もうだめだー」なんて、項垂れていました。

それでも、できることやろうと引き続きメンターの方との面談を行いましたが、自分がどこに不安を抱いているのか、うまく言語化できずに、変な方向に行きそうになりました。

解決策が見えそうで、見えない。
そんな状況が続きました。

他の班を聞いて思ったこと。

自分の案は、理想論な気がした。
普段は捨てられているものを活用して〇〇する
とか、
唐津でしか作れない処方で、化粧品の特許をとってて、
とか。
そっちの方が全然有益じゃん!と。

自分達の具体的メリットを探さねば!!
と、焦っていました。

そんな時、メンターの方との面接で言われた一言

「唐津をよくしようと思って、動いてくれている若者がいるってこと自体がすごく唐津に利益をもたらしてるんじゃないかと思うよ。」

そう言ってもらえて、嬉しかったです。
何もできてない、と思っていたから。
少しでも力になれているのなら、それはとても嬉しいことです。

ですが、そんな喜びも束の間…。
最終審査会が迫ってくるにつれて、だんだんとよくわからなくなっていきました。


あれ?自分は結局何がしたかったんだ?

ちゃんと結果に繋がるプレゼンをしたくて、このドラマのイメージに合わせて曲を作ってくれた友達に、相談に乗ってくれた家族や友達に、ちゃんとした形で結果を持って帰りたくて、たくさん考えたけれど、解決の糸口を見つけられませんでした。

こうして迎えた最終審査会。
運営さんが出してくれた入れるべき要素を一つずつ形にするような感じで資料を作成しました。
それが、こちら。

これと一個下の間に何枚かスライドがあるが、個人情報保護の観点から乗せていない。
二列目の左から二番目。
監督、脚本、編集を務めた作品が最優秀賞をとった。
唐津の観光協会と協力して、PR動画を制作し、Youtubeで公開していた。
取材先を決め、取材し、編集して公開までやる。
私の高校時代のキーワード
この中から就職先・進学先が少ない について見ていく。
国勢調査より
良い循環が生まれる
一度若者が外に出ることはむしろメリットになるよね、ってことを伝えるために二度目の登場
下の赤枠、個人で変えられるところを変えていけば、上の青枠の社会的問題の解決にも繋がる
実際に唐津に行き、イメージ映像を制作した

と、こんな感じだ。
悪くはない、と思うが、よくもない。

結果が出て、帰りの電車でいくつもの反省点が浮かんだ。

それでも、このプレゼンを良かったと言ってくれる方もいた。

唐津で社長をされている方や、新聞社の方、銀行の方に名刺をもらって
いつでも協力します。と言ってもらえた。

社長さんは、「1番良かったと思う」と声をかけてくれた。

その日の夜に、自分で書いた反省と、会場でのアンケートを載せたいと思う。

自分でかいた反省の1番と五番に関しては、元々の考えていた企画書にはあったのに、最後削ってしまって後悔した部分です。

三番に関しては、ちょっと極端ですね。笑
思いももちろん大事です。
だけど、思いだけで乗り切れるほど、甘くはない。
今回は思いに頼りすぎました。

四番については、もっと考えるべき弱点ポイントでした。
“私“がやる意味。
そこが大事ですよね。

6番に関して。

ここまで、ほぼ一人でやってきて、やっぱり仲間って大事だな。と思いました。
他の班は最低でも三人はいたし、人数が多いと脱線しそうになっても、誰かが気づいて止めてくれる。
来年も開催されるとしたら、友達を誘って、リベンジしたい。

プレゼンって難しい。
考えすぎると、何が大事で何がいらない情報か、取捨選択ができなくなる。
自分は知りすぎていて、どこから説明すべきかわからなくなる。

いろんな人に見せて、アドバイスをもらうことの重要性に気づきました。

ある企画コンテストに参加してみた 結果、ひと回り成長することができたと思います。

終わりに

このアイディアコンテストの後、協力したいと声をかけてくださった方がいらっしゃったため、クラウドファンディングをしようと思いました。

しかし、いろんなことを考えた結果、今回のこの企画はとりあえず置いておくことにしました。

これは、自分に対する逃げなのかもしれないけれど…。
お金を集めるにふさわしい人間になってから、堂々とこの企画に再チャレンジしたいと思います。

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