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盛岡藩雑書・藩政日誌の現代語訳【1677年7月26〜27日】

※写真は、Chat GPTで作ってるよ!

※26日は、解読不可。

間違っているところがあったら教えて下さい🤍


徳川家とは仲良く

鹿角杉材木仙台領石巻へ、富田屋惣左衛門差下申事、山成弐千弐百七拾六丁、長三尺より六尺迄・せ七寸より壱尺迄・厚五寸より八寸迄、杉鹿料弐拾枚、長五尺より六尺三寸迄・幅壱尺八寸より弐尺迄・厚四寸より五寸迄4、なふり雑丸太、四拾八本、百八拾四本筏上、右之通杉材木九分一御役差上、富田屋惣左衛門石巻へ下候材木書付之目録写、但裏書=、表書之材木工藤弥九郎下書仕候、改通可被申也

寛政12年7月27日

鹿角の杉材を、仙台領石巻に送る件について。

担当者は「富田屋惣左衛門」です。

以下の内容を、筏(いかだ)の上に乗せた。

ひと山で計2,276本
長さは3尺から6尺(約90〜180cm)
幅は7寸から1尺(約21〜30cm)
厚さは5寸から8寸(約15〜24cm)

一杉(1種類の木材)は20枚
長さは5尺〜6尺3寸(約150〜189cm)
幅は1尺8寸〜2尺(約54〜60cm)
厚さは4寸〜5寸(約12〜15cm)

雑丸太(一般的な丸太)
48本
184本



以上の中から、杉材木の9分の1を、
御役(幕府)に差し出しました。

担当者の「富田屋惣左衛門」は、
石巻に送る材木の目録として、
裏書(幕府に送る分を入れた木材の内容)を作成しました。

表書(幕府に送る分を除いた木材の内容)は、「工藤弥九郎」が担当しています。

表書の内容に間違いがないか、必ず確認してください。

「工藤弥九郎」さん。


報告

今日申刻従江戸御飛脚来着、大殿様御発足今廿五日之由、甚左衛門・半兵衛より申来


今日の申刻(午後3時頃)に
江戸から飛脚(急使)が到着しました。

大殿様(南部利直)が、盛岡城を出発したのは
今月の7月25日です。

以上の内容は、
「甚左衛門」と「半兵衛」からの報告です。

江戸城下を走る「飛脚」。
子犬が飛脚を見ている。



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