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にわかがアニメについて語る自己満話

 アニメ好きを自称しているにもかかわらず、アニメを見始めたのはここ数ヶ月のことで、作品に関しても声優に関してもまだまだにわかであることが恥ずかしい。だから、私は「アニオタ」を名乗るほどおこがましくないつもりだが、最近の趣味と言えばアニメぐらいしかないし、今これを書いている間も福山潤さんのミルダム配信を聞いているから、私はやっぱりアニメ好きなのだと思う。

 ほんの数ヶ月の間でたくさんのアニメを見た。なにせ、大学はオンライン授業で、サークルも活動休止、バイトも月何回かしかないのだから、起きている時間はすべて課題かアニメに費やせる。高校時代、「大学は人生の夏休み」と教えられたが、今それを身体で実感している。今後の人生で、これほど楽な期間はもう訪れないのだと思うと、ぞっとする。働きたくない。あの童貞ニートの六つ子のように、一生全力モラトリアムしていたい。

 そう、今まで見た中で私が1番好きなアニメは「おそ松さん」だ。六つ子のキャラ設定をした人は天才か。長男・次男・三男・四男・末弟のクズっぷりは、普段多くの人が世間体を気にして隠し通しているクズさを、惜しみなく放出しているかのように感じる。長男:快楽を追求し本能に従う性格。次男:気の小ささを誤魔化すために気取ってしまう性格。三男:その他大勢となんら変わらないのに、「自分は特別な存在なんだ」とつい思ってしまう性格。四男:本当は人付き合い苦手なのに、周囲に溶け込もうと頑張りすぎるあまり、心の闇が溜まってしまう性格。末弟:自分さえ良ければそれでよし、不都合があれば平気で仲間を裏切る性格。ときどき、「おそ松さん」を見ていて、共感性羞恥を感じることがあるのだ。触れられたくない部分を素手で触られたような気分になることが。見ている人を癒やし、時に「六つ子は自分だ」と感じさせるという観点では、六つ子のキャラ設定は本当に絶妙だと思う。五男には触れない、あれは人間ではない。

 「呪術廻戦」は途中からリアタイしていた。私にとっては、アニメの面白さを教えてくれたアニメだと言える。1クール目はTVerでなんとなく見ていただけだったが、ある日「今日はテレビで見てみよう」と思い立って、深夜1時半の真っ暗な部屋でテレビだけ点けて見てみると、スマホで見るよりも100倍くらい面白い。ブラザーの解放された術式、花御との空中戦、爆ぜる黒閃、目を輝かせて見ていた。3秒で終わってしまった。その日から、私はアニメの虜になったのだろう。続きが気になりすぎて、単行本をそろえた。映画にも行くつもりだ、一緒に行く人いないけど。

 最近見てはまったのは、「中二病でも恋がしたい」だ。最初は、好きな福山潤さんが主演だからと思って見始めたのだが、回を追うごとに、富樫勇太くんと小鳥遊六花ちゃんのカップルが尊すぎて、「この2人に声をあてている方がいると認めたくない」と思うほどになってしまった。作中では、富樫&六花の胸きゅんポイントが比較的少なめなので、妄想の幅が広がる広がる。富樫くんみたいな人が彼氏だったら・・・・・・と思ったりもしたが、私は六花ちゃんではないし、六花ちゃん相手でなければ富樫くんのあの性格は出ない。やはり、あのカップリング(これBL用語?)が最強なのだ。富樫くんには六花ちゃんしかありえないし、六花ちゃんには富樫くんしかありえない。それにしても六花ちゃんは天使。1期OPで両手人差し指くるくるしてるのとか可愛すぎませんか? 個人的好きなアニメキャラランキング(女性版)暫定1位は小鳥遊六花だ。この作品に関しても、ラノベを買う所存。

 その他見たアニメは、

「BANANA FISH」「モブサイコ100」「文豪ストレイドックス」「五等分の花嫁」「かくしごと」「からかい上手の高木さん」「PSYCHO-PASS」「約束のネバーランド」「ホリミヤ」「ノラガミ」「日常」「ヲタクに恋は難しい」「かぐや様は告らせたい」などなど。

 数としてはめちゃくちゃ少ないと思うが、たった数ヶ月という短い期間の割にはたくさん見た方だと思う。今期アニメ注目は「VIVY」「長瀞さん」「不滅のあなたへ」だ。また、「リゼロ」と「鬼滅の刃」が現在進行中。

 アニメにズブズブと浸かっていくうちに、リアルの将来設計や恋愛がおろそかになっている気がする。・・・・・・いや、きっと、気がするだけだ。現実世界に引き戻されたくない。私はまだ、アニメの沼に溺れていたい。

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