フィギュア西日本シニア男子現地観戦記録!! In ガイシアリーナ 1日目
みなさんこんにちは、ひなです!✨️
初投稿をした次の日あたりからあっという間にテスト期間に突入してしまい、久しぶりの投稿となってしまいました。
タイトルにはシニア男子観戦記録と書いていますが、当日予定よりも少し早く到着したので、ジュニア男子ショートの内容も一部含んでおります。
それではどうぞ!!
1.現地観戦1日目!
ジュニア男子ショート
西日本現地1日目。
私は今までアイスショーを見に行った経験はあったのだが、競技を現地で観に行った経験は無かったので少し緊張していた。
当日は雨だったし、ガイシアリーナに行く道のりの途中にも浸水している箇所があると聞いたので、長袖Tシャツにカーディガン、半パンという秋にしては軽装すぎる、非常にラフな服装で現地へと向かった。
現地に到着すると、ちょうど私の好きな森本涼雅選手の演技が終わったところだった。
パンフレットを購入した後、会場へと足を踏み入れる。
『寒っ!!』
なんだこのジワジワとくる寒さは。あまりの寒さに、心の中で悲鳴を上げていた。
スケオタさん達は、数々の競技会でこの寒さに耐えてきたのか…
尊敬の念を抱くと共に、若干の恐怖も感じた。
どうしよう、さっきトイレに行ったばかりなのにまたトイレに行きたい…
中学時代、頻尿マンというあだ名を付けられていた事を思い出した。
そんな事はどうでもいい、競技に集中しなければ!!
ジュニアの男の子が颯爽とリンクインしていく。
ジュニアらしからぬ洗練された動き、曲に合わせた表現、キレのある所作など、素人の私から見てもカッコよかった。
有名でなくても、レベルが高くて魅力的な演技をする子が沢山いるんだな…
それもそうだ。
全日本の一歩手前、西日本選手権にまで出場出来る選手の割合はごくわずかなはず。
選ばれた子達なのだから、上手いに決まっているのだ。
演技に感動しているうちに、もうとっくに寒さなど忘れてしまっていた。
次は朝賀俊太朗くんの演技だ…!
仲の良いフォロワーさんに影響を受けて見始めたのだが、彼の演技は本当に凄かった。
画面の向こうからでも伝わる躍動感、常に溢れる気迫、一つ一つの動作に込めた想いがとても良く伝わってくる。
そんな彼の演技が生で見られるなんて幸せだなあ。
そして演技が始まると、もう言葉が出てこなくなるほどの衝撃を受けた。
息を飲んでしまう程に恐ろしく安定した美しいジャンプ、卓越したという言葉がまさにぴったりと当てはまるスケーティングスキル、繊細な曲調でも勢いを忘れず、唯一無二の世界観で観客を魅了してしまうところは流石としか言いようがない。
ジュニアではもちろんのこと、シニアでも圧倒的な存在感を放ちそうな選手だった。
ジュニアラストシーズン、全日本への進出を決めた彼だが、大舞台でも思いっきり暴れ回って欲しいと思う。
その後も色んな選手が次々と素晴らしい演技を披露し、見惚れているうちにあっという間にジュニア男子の競技時間が終了してしまった。
ここの項目では書ききれなかったが、他にも魅力的な選手が沢山いたので、特に良いと個人的に感じた選手を後に書いていこうと思う。
シニア男子ショート
熱中していると気づかないが、現地観戦に人間の体は思った以上に体力を使うようで、休憩時間に入った途端、お腹が空いて仕方がない。
母が用意してくれた栄養補給食のブラウニーを貪り食った後、いそいそと観覧席へと戻った。
程なくして6分間練習が始まり、続々と選手がリンクインして行った。
やはりシニアはオーラからして違う。洗練されているのだ。
ジュニアの選手の子たちもやがてこうなっていくのだなあと思うと胸がじんわりとした。
その中でも、ひときわ異彩を放っている選手がいた。
『なんか、動きが繊細で綺麗だね、あの子』
思わず母にそう話しかけてしまった。
衣装は去年のしゅんしゅんのフリー(中村俊介選手)に似ているような気がしなくもない。
しかし、その選手から醸し出されるオーラは他のどの選手とも違った。
この後の試合では、この子に特に注目して見てみようと思った。
演技前のアナウンスで、その選手の名前が立神杏士郎選手なのだということを知った。
曲名は『It's All Coming Back to Me Now』。
原曲からキーが高くなっていたので全く気づかなかったが、タイタニックに使用されていた曲だったらしい。
演技が始まってからも、唯一無二の存在感は健在だった。
彼の演技はとても儚く繊細で、春の木漏れ日の差す庭に舞う、美しい蝶のような所作に、思わずうっとりと見惚れてしまった。
明るい女性ボーカルに合わせた、多幸感溢れる演技が印象的で、繊細で伸びやかな動きがとても魅力的だった。
指先まで行き届いた表現力、高い柔軟性や長い手足を生かしたスケーティング、曲に合わせた美しくしなやかな表現力、全てに感動してしまう。
何より、滑っている時に柔らかい笑顔になっているのがとても良くて、思わずこちらまで笑顔になってしまった。
天使のような、妖精のような、生きる芸術のような、言葉では形容しがたいほどに美しい選手。
ジャンプが成功しなくても、この子は十分素晴らしい演技が出来る。そう思った。
ショートは思うようにいかなかったらしく、キスクラでは残念そうな顔をしていた。
しかし、『まだ終わった訳ではない!これからも応援しているよ!』と心の中でエールを送った。
(実はこの大会を機に、かなり推しになりました)
この後はとうとう信くんが見れるのか…
近畿選手権でも圧倒的なマツケンサンバを見せてくれた信くんこと織田信成選手だが、ここではどう暴れてくれるのだろうか。
今から既に楽しみで仕方が無い。
『織田信成さん』
アナウンスの声が聞こえて彼が姿を現すと、わああああと会場中があり得ないほど沸き立った。
こ、これが伝説のフィギュアスケーターか…
思わず生唾をごくりと飲み込む。
演技が始まった。会場は真剣な空気に包まれる。
そこから曲調が変わり、サンバ本編(?)が始まると、ひとたびリンクの空気も一変した。
ジャンプを次々と決めていき、またわあああと歓声が起こる!
袖のフリルを活かした華やかな動きも凄いなあと見ていて感動してしまった。
エンタメ性たっぷりで、楽しいのだけれど崩れすぎず、綺麗にまとめているところが凄い。
演技が終わると、割れんばかりの歓声で溢れかえり会場中がスタオベ、母も思わず奇声とも取れる歓喜の雄叫びを上げていた。
私も思わず叫んだ。
彼には人を熱狂させる力があるのだ。
私が以前から応援しているしゅんしゅんこと中村俊介選手は、いつもカッコいい演技をする。特に今年のショートが最高にアツい。
jgpでも圧倒的にクールな演技を見せつけ、会場を魅了していたのだ。
それが現地で見られるなんて(以下略)
西日本でも最高にイケ散らかしていた記憶がある。
観客の心を掴んで離さないセクシーでクールな目つき、脚を上げる仕草などの細かい所作もカッコいい。
後にFODで見た時、解説の日野龍樹さんか鈴木潤さんのどちらかが男も惚れるような演技と仰っていたが、まさにその通り。
私も女だけど惚れました。←
次はいよいよ最推し、木科雄登選手。
彼自身が中学生の時にジョシュア・ファリス選手の演技を観て自分もいつか滑ってみたいと思って選曲したプログラム。
それに村元哉中ちゃんの振付も合わさったら、どんな最強プロになることやら…
生で目にしてみると、やはり凄かった。
彼の演技力の衝撃たるや!!
情感溢れる大人の魅力に溢れたスケーティング。
ジュニアの子がこのプログラムを滑っていたら、このように深みのあるプログラムには出来ないと思う。
頬を撫でる仕草、一つ一つの動作が情熱的で目が離せない。
滑走屋、氷艶で共演した高橋大輔さんを意識したものだという。
そして指先まで行き届いた表現力、もう素晴らしすぎる。
何も言うことがない…
解説の鈴木潤さんか日野龍樹さん(いい加減覚えろ)も『大人かっけえ』と表現していた。
まさにその通りです。(2回目)
演技を見ているうちにまたあっという間に時間が過ぎてしまい、競技時間が終了していました。
素晴らしい選手たちの演技を見た後は、幸福感と満足感で心が満たされていました。
そして、その時の私の脳内は『こんな素晴らしい体験を明日、もう一度味わうことが出来るなんて、本当に嬉しすぎる…😭』状態でした笑笑
当初は2日目の現地観戦記録も書こうとしていたのですが、この文字を打っている時点で3415文字になってしまっているので、2回に分けて書こうと思います。笑
ここからは、本編で書ききれなかった選手達の演技の感想をまとめたので、もし良ければ読んで頂けると嬉しいです!
2.書ききれなかった選手の感想まとめ
ジュニア男子
◆佐藤光選手
前からこの選手は強い選手だなと感じていたのですが、やはり強かったです。
彼もまた多幸感溢れる演技が魅力のスケーターさんで、観客に眩い光を、そして笑顔を振り舞いていたのが印象的でした。
こちらも思わずニッコリ😊
◆田内誠悟選手
練習中の様子から表情ががらりと一変し、強い覚悟を感じさせる力強い顔付きになっていたのがとてもカッコよくて、思わず痺れました。
他の選手と比較しても表現力が飛び抜けていて、曲調に合わせた演技がしっかり出来ていたのが凄いなと感じます。この表現力、絶対ジュニアじゃねぇ。
彼が滑り出すと会場の空気が変わるのが目に見えてわかったので驚きました。
◆三原庸汰くん
人の演技でここまでシビれたのは久しぶりです…!
義経、カッコよすぎた!!
柔軟性、ジャンプ力、表現力、全てに於いて完璧で、ジュニアなのに完成度が高すぎるんです。
しかも曲調が壮大で、演じるのにシニアにとっても難易度が高そうなのに、それを難なく演じてしまうところが強いなと思いました。
シニア男子
◆鈴木零偉選手
素晴らしい演技でした。思わず叫んでしまいました。
彼も多幸感溢れる演技が魅力の選手で、ずっと見ていたいなあと思います。
動きも丁寧で美しかったし、滑りに疾走感があり、溌剌としているところも、明るい曲の世界観とマッチしていて良かったなと思います。
◆三宅星南選手
もともと透明感があり、繊細なスケーティングが持ち味な選手だけれど、生で見るとより一層それが伝わってくる。
儚く力強く、されど美しく、演技を見ているうちに一つの芸術作品を鑑賞しているかのような気分になります。
それぐらい演技の完成度が高い。
滑らかでどこまでも伸びるスケーティング、流石としか言いようがありません。
画面越しに見ると王子。生で見ると10倍王子。
◆杉山匠海選手
彼が本気を出すとこうなる。(迫真)
高い柔軟性、安定感抜群の全く軸のブレないジャンプ、伸びやかで美しい滑り、どこを取っても完璧すぎる。
リンクインした瞬間から全身に纏ったラスボスの風格、荘厳な曲調に合わせた繊細だけれど力強い迫力満点のスケーティングが素晴らしかったです。
1日目感想終了!
ということで、1日目の感想は以上となります!😊
ここまでの時点で4445字というとんでも無い字数になってしまいましたが読んでくださりありがとうございました〜!
卒論のテーマも『フィギュアスケートについて語ろう』とかだったらいいんだけどな笑笑
本当はここまで書いてもまだ書き足りないのですが、取り敢えずはここまでにしておきます!
それではまた!