見出し画像

オランダもタッチ決済が始まっていたことを後から知り、情報の拡散について思うこと3つ

 アムステルダムにいて、明日帰ります。
 一人で動くときの弱点は、空港から市内に出るときに一人だから、タクシーの割り勘も出来ないし、何より一人で乗るのも勇気がいるもの。オランダのようにタクシーのお値段のお高い国だと、必然的に電車を選ぶことになり、そうなると切符どうする?と言うことを考えないといけない。

 上海で玉砕した私。クレジットカードすら使えなかったから、リニアで市内に出てから先はどこにも行けず。。という苦い思い出。

 今回はあらかじめネットの情報をよく読んで、3日間無料券にすれば、切符を毎回買わずに帰りの空港までも賄えると計算し、30ユーロ払ってまずそのチケットを手に入れました。
 買いに行った時に違和感あったの。誰も買っている様子がないから・・

 さらに、昨日アルクマールに行った時に、切符売り場の窓口のおじさんが、本当に買うの??と言いながら発見してくれた。

 謎が解けたのが今朝。
 お仕事の会場までのどの電車でどう行けばよいか聞いたときに、お姉さんが丁寧に教えてくれて、「切符を買う必要はありません。タッチ決済で行けます。」と言われたときに、「本当?!」って思わず言いました。
 そんな情報はどこにも落ちていなかった。もちろんガイドブックにも書いていない。これだけ、情報が拡散する世の中なのに、肝心な情報は拡散されない。これはなぜ??と思い、違うかもしれないけれど思うことを3つ書いてみます。

1.拡散される情報は、世の中の人が必要としている情報とは限らない。
  噂話が蜜の味の人にとっては生きる糧かもしれませんが、それは置いておいて・・・本当にみんなが知っとくべき情報は、実はみんなが知らないのかもしれません。拡散されているまた聞きの情報ではなく、実際に行動した人の情報が何より重要だと改めて思います。

2.変化すると言うだけで拒絶反応を起こす人たちに対して正しい情報で説得を試みていないのではないかと思う。
  例えばマイナ保険証。これは広い視野で考えれば、絶対に取り組むべきことだと私は思います。なぜ今この変化が必要なのかの議論は伝わっていないように思います。権力者が起こそうとする変化にとりあえず抵抗をすることが仕事の野党の方々の仕事を維持するためなんでしょうか?
  間違っていることについては声を上げて頂きたいですが、何でもかんでも抵抗勢力になるのはいかがなものでしょうか?
  そういう綱引きの中で、国民は置いてけぼりで、自分たちで正しい判断を素機会を逸しているのではないかと思います。

3.タッチ決済をしてみて思うこと。
  銀行カードと言う表示が出るだけで、一体いくら引き落とされているのかはわからない。オランダには1等車両と2等車両があるのだけれど、どっちに乗ってもいいのかすらわからない。どうやって課金されているのかもわからない。でも旅行者は使ってますね。
  きっとそんなもんなんです。未来の世界は。
  家計簿つけるような人にはとんでもないことかもしれないけれど、切符を買うために並ぶ時間、どこで買えばいいか悩む時間、そう言うのもひっくるめてのお値段だから、大体でいいんですよきっと。
  値段表も日本のようにそこかしこにあるわけではないし、騙されても気付かないと思う。
  そんな状況でもGoできるこの国はすごいなと思う。
  まずやってみる、そこから考える、と言うのでいいことは多いのでは?
  実際におこるかどうかわからない心配ばかりして足止めをしているうちに外国はどんどん先に行ってしまっているようです。

いいなと思ったら応援しよう!