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海外のスタンダードを体験!

南海電車では、今年の4月からVISAカードによる「タッチ決済」を乗車券に使える実証実験を開始した。なんば、関西空港、和歌山市、高野山(ケーブルカー)など一部の主要駅に専用改札を設置し、利用動向などを調査する。VISA以外にも「マスターカード」「JCBカード」等もあるが当面はVISAブランドかつタッチ決済ができる“Wi-Fiのようなマーク”(?)がある対応カードのみ。

上のような専用改札のほか、通常の改札に専用機器を追加した2種類があって、床にあるVISAのロゴが目印。

今回使うのは、金融アプリ『Kyash』の「Kyash Card」。これでなんばから関西空港まで乗る。

専用改札にタッチすると青いランプが光り、見えてはないが「◯PASS」という画面になる。

こんな感じで改札を通過できる。そして、降りるときも同様にタッチ。この際に画面には運賃が表示される。本当は動画も撮っていたが、この場では貼り付けできないため、スクショでなんとなくの雰囲気を伝えた。

感覚的には交通系ICとはさほど変わらない。実際、海外の鉄道ではこのタッチ決済のクレジットカードが交通系ICの役割を兼ねている。それでも、国内では京都丹後鉄道に続いて2例目。大手私鉄では初めての試み。特に欧米からの訪日客には喜ばれるだろう。また、日本でクレジットカードを持ってる人はは多数派だし、タッチ決済も広がっている。「交通系IC連合軍※」を猛追できる勢いはあるかもしれないけれど、交通と買い物で棲み分けたい人もいるかもしれないし、クレジットをためらってる人やそれでやらかした人にとっては交通系ICだけでもいいかもしれない。果たして、今後の交通界のキャッシュレス環境をガラリと変えることになるのか実験の今後を見守って、もしもう一度南海電車に乗ることがあればまた使ってみたい。

※Suica、ICOCA、TOICA、SUGOCA、Kitaca、PiTaPa、manaca、nimoca、PASMO、はやかけん

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Yuki(ゆうき)
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