与論民俗村 与論の歴史を学ぶ場所
昔の与論島を知ることができる与論民俗村をご紹介します。この施設は歴史的な道具や建物を残すためのもので、高度経済成長によって失われていく歴史的な生活器具などを収集し、菊さんご家族によって設立されたものだそうです。
受付をして、民俗村へ入ると菊さんが説明をしながら案内してくださいます。
まず、中に入ると民家が見えます。このお家の中には昔使われていたゆりかごや枕、植物で編んだ籠などの生活器具が展示されています。
昔の方の知恵が詰まった道具がたくさんあり、とても興味深いです。
奥へ進むと南国に多く見られる漆喰で瓦が固定されている民家があります。この家は沖縄県の家の形というイメージがありますが、台風の影響を受けやすい南国全体で多く見られるそうです。使用されている木の話や涼しくするための工夫について説明してくださいました。
この花は風鈴ハイビスカスです。このように与論にある植物がたくさん生えていて、それぞれの植物の用途や特徴を教えて頂くことができます。自分の地元にはあるだろうかなどと考えながら見て回ると良いと思います。
お土産屋さんやお茶を出していただけるスペースがあり、そこでも与論の方言などを教えていただきました。菊さんは自分の持っているイメージだけで物事を見るのは良くないということを教えてくださいました。
私は、知識を得るには、新しいものと比較するための既存の知識を持っていることが大切だという事をこの場所で学びました。
植物や建物を見て与論について知るほかに、自分の地元はどうだろうかと考えるきっかけを与えてくれる場所です。菊さんのお話はとても為になる物なので、ぜひ民俗村へ行っていただきたいです。
お土産屋さんには手作りの可愛いポーチや手ぬぐい、アクセサリーなどが売られています。こちらもオススメです。
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