
楽しくて成果が出る職場の作り方|読書note「ユーモアは最強の武器である」
はいどうも、ひなです。
今回は、会社の飲み会で他部署の先輩にすすめていただいたこの本を読みました。
1,読了直後の率直な感想
「何をすべき」と「これをするとこういういいことがある」を行ったり来たりしていて少し読みにくい。だから読み終わっても「何をすべきか」が頭に残りにくい。
でも、現職・前職の両方の会社の人にすすめたい本でした。
2,心に響いた言葉
リーダーとしては(あるいは、リーダーを目指す人間としては)、つねに毅然として抜け目がなく、冷静で、すべて順調なふりをしたくなるかもしれない。だが、これまで見てきたとおり、自分の弱みを見せた方がはるかに効果的な場合もある。
とりわけ有効なのが、自分の失敗を明らかにするだけでなく、茶化して見せることだ。なぜなら、リーダーシップの専門家のダナ・ビルキー・アシェルがいみじくも述べているとおり、「リーダーたちが弱みを見せれば、笑い物になるどころか、笑いが効果をもたらす。チームに信頼感が生まれるのだ」
完璧で非の打ち所のないリーダーより、ユーモアを交えて弱みをさらけ出す方が人がついてくる、ということで。
なんとなく前職の経験から「リーダーとしてちゃんとしていないといけない」と思っていたところから「弱さとか受け入れてさらけ出せるようになった方がいいんだろうなぁ」と思っていたところが裏付けられた感覚です。
「俺のほうがもっとヤバいミス連発してた時あったから、気にするな」と自分の失敗談を茶化して語っていた先輩には、ミスした時に相談しやすかったような気がします。
逆に完璧な上司って、話しかけにくいんですよね。怒られないとわかってはいても。「ミスしました」とか「これがうまくいきません」とかはもちろん、「こうするといいと思います」とかも差し出がましい感じがして。
本書によると、リーダーが自身の失敗を茶化すことで周囲にもいい影響があるのみならず、リーダー自身もその失敗を受け入れやすくなる効果があるようです。
3,読んでどうなる?
率直に言うと「会社の人にすすめたく」なります。自分の会社に“ユーモア”を導入したい、そのための仲間を増やしたいからです。
本書では「リーダーが」ということに限らず、職場におけるユーモアの効能がふんだんに解説されたうえで、
あなた個人がユーモアを発揮するには、こうしよう
ユーモアを仕事に生かすには、こうしよう
ユーモアあふれる組織にするには、こうしよう
など、ユーモアを武器として使いこなすための具体的な方法が書かれています。ですが、いかんせん組織を変えるには平社員1人の行動では力が足りないですから、仲間を増やさないと…!!という気になるのです。
もしかしたら、現職の先輩は「一緒にこの会社を変えていこう」と、私にこの本をすすめてくださったのかもしれません。
4,こんな人におすすめ
職場が暗い!楽しくない!という方へ
営業など、コミュニケーションによって成果を出す方へ
講演や研修など「人に話を聞かせる」仕事をしている方へ
楽しく成果を出せる組織を作りたいリーダーへ
“面白い人”でありたいと思いつつも、ハードル高い…と感じている方へ
そしてなにより「前の方がのびのび、楽しく、笑いながら仕事ができていた」と感じている前職の同僚へ。「うちのチームって、職場では真面目だよね。おちゃらけた会話がないよね」と感じている、現職の先輩方・リーダーへ。
…前職の同僚に、この本のURL送ろうかな。