自力で大学院を選ぶ方法【イギリス大学院・社会人留学#2】
こんにちは!Hinaです。
新卒入社で社会人を1年半経験したのちに、2023年9月からリーズ大学のFaculty of Environmentで気候変動を学びます。
留学経緯や簡単な自己紹介は#1をご覧ください!
私は前年年末に留学を決め、本業の傍らエージェントを使わずに、出願や準備を進めたのですが、至る所につまづきポイントがあったので、複数回に分けて、出願や準備について書いていきます。あくまでも私のケースになりますが、参考になればと思います。
今回は、大学選びと出願準備の方法について書いていきます。
【出願した大学と結果】
英国大学院の合格(offer)には2種類あり、unconditional offer(無条件合格)とconditional offer(条件付き合格)があります。大学の提示している条件(英語試験のスコアなど)に達していない場合はconditionalの判定を受け取ることがあるのですが、私の場合はunconditional offerを各校からもらうことができました。
(どのコースに出願したかの情報など知りたい方、詳細はnoteの最後に記載しています。)
【出願先の選び方】
◆ネットでリサーチ
まず、Keystonesなどの大学院の検索サイトを使いました。
ここで世界中の大学院のコースを検索できます。「Sustainability」や「Environment Studies」などで検索すると、該当するコースが出てくるので、条件や開始日、期間や簡単な内容を確認して、ピックアップしていきました。
▼例)サステナビリティ関係のコース検索結果
◆エージェント主催の説明会や大学のオンラインイベントに参加する
beoやSI-UKなどが開催している大学説明会や、留学生担当官とのセッション、該当の大学の説明会に参加して大学の雰囲気などを確認していました。大学の説明会には、運が良ければ、大学のアンバサダーをしている日本人学生が登壇していて、連絡先をもらえたりします。
◆留学エージェントに尋ねる
SI-UKさんとの無料カウンセリングで、興味のある分野を指定したら、条件に合う大学院を提案してくれました。
◆出願者用サイトとシラバスを確認する
どの大学も必ず出願者用サイトがあり、必要要件やコース概要を掲載しているので必読です。
大学によっては細かなシラバスを掲載しているので、チェックすると教授や評価方法を確認できます。
例)自コースシラバス(MSc Climate Futures: Science, Society and Politics, University of Leeds)
コースを選んだら、費用や大学の所在地、興味領域に応じて優先順位づけをしていき、出願のスケジュールを立てました。
【進学先の決め方】
合格通知を受理してから、いざどこに行こうか迷った場合に、参考にしてもらえると嬉しいです。
◆在校生に話を聞く。
私はいざオファーをもらってから、実際に在籍中の方々(日本人)の生の声を聞く機会をつくりました。説明会に登壇していたアンバサダーの方と1時間ほどお話しし、他の大学の学生とも繋げてもらいました。twitterやブログでタイムリーに留学生活を発信している方も多いので、探してみるといいかもしれません。
◆自分が本当に学びたい分野かを考える。
大学院は学ぶ分野が細分化しているので、今一度立ち返って、本当に学びたいことは何かを考えることをおすすめします。
私自身、もともと、サステナビリティ×ビジネスに焦点を当てて選んでいたのですが、Bath大学在校生の方から「自分は前職での経験などを実学に落とし込むことに意義を感じているが、環境問題そのものを学ぶわけではないので、他の学生の中には想像と違ったと言っている子がいた」と聞き、ビジネスのみに主眼を置くコースより気候変動や、環境問題を包括的に学べるコースがいいと思い、リーズ大学に決めました。
◆期間と費用を吟味する。
大学院は期間と費用が大学によってかなり異なります。 イギリスの場合は、大学院は1年間で、通常2年間かかる他国に比べると費用を抑えられますが、レベルが高い大学ほど学費が高くなる傾向にあるので、ご自身の経済状況に応じて選ぶと良いと思います。
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と長くなりましたが、今回は大学選びのポイントについてまとめてみました。次回は、出願準備〜offer acceptまでのスケジュールについて書いていこうと思います。