教育現場の現実:元教員が語るデメリット29選
実際に教員をやっていてデメリットに感じた部分をまとめてみた。
メリットについての記事は以下でまとめていますので、そちらもぜひご覧ください。
はじめに
私の個人的見解、及び私が相談させていただいている転職エージェントの話が含まれます。不快になられた方は申し訳ありません。
教員として働くことのデメリット
①朝が早い。
5時代に起きるのは辛いて。
②都内は車通勤ができない。満員電車必須。
満員電車はイヤだ。
③残業代が出ない。休憩時間が全くない。
この辺を意識せず、「とりあえず時間かかるかもしれないけど色々やってみよう!」という風潮が全体的に強い。
④会議が多い。
休憩時間中に会議をやる学校が横行している。
⑤話がやたら長い人、雑談したい人が多い。
これは、教師という仕事柄だと思われる。民間だと、無駄話してる社員がいたら、大抵誰かからお叱りが入る。ただ、先生同士で話さなければいけないこともあるので、難しいところ。
⑥やることが多い。
残業や休日出勤が常態化している先生が多い。
→趣味が多い人にとっては地獄。
⑦一緒に組む先生に左右されがち。
若いうちは、やりたいことはほとんどできない。(場合にもよるが)
⑧紙文化。
メールやクラウドを利用したデータ管理がほぼない。
→紙がないと安心できない、わからないという先生がいる。
⑨イレギュラーなことがバンバン発生する。(保護者、子ども両方)
基本、計画通りに物事は進まない。
⑩休日も含め、車の事故は処罰の対象。
休日でも安心して車で外出できん。
⑪会計という教師がやる必要がない仕事。
教材費の管理などで、少しでもズレがあると処罰の対象。
→突発的な転入、転出があると、正直管理しきれない場面も・・・
⑫お昼ご飯(給食)は休憩時間ではない。
給食は大人には少ない。もの足りない。ゆっくり食べられない。
⑬トイレに行く暇がない。
特に低学年。
⑭怒りたくないのに怒らなければならない場面がある。
いつでも褒めたいんだけど、私にそんな余裕がありましぇん。
⑮子ども数十人に対して、教師1人の現実。
ケガやトラブルなどを避けるため、1秒たりとも気が抜けない。目が離せない。
⑯教育委員会等、上からおりてくる作業が多い。
これやる意味あんのか?という作業が多々ある。
⑰教員=ブラックという世間的認知。
「教師!すごい!」ではなく、「教師!大変そう!」という一般的評価。
→この風潮が広まっていくことで、保護者にも舐められる。家庭環境の複雑化なども相まって、日に日に毒親が増えていっている印象。
⑱精神的限界で辞めていく同僚が多い。
民間では、「次にこれがやりたいから」というポジティブな理由での退職が多いイメージ。
→それ以外にも精神的につらそうな人がたくさんいる。みんなギリギリ。余裕がない。
⑲秘密の話や愚痴がすぐに広まる。村社会。
お局的な人に目をつけられると、働きにくさ10倍アップ。
⑳子ども、保護者の難易度で、働きやすさが大幅に変動する。
これにやりがいを感じられる変態は、間違いなく教員に向いている。
㉑転職しにくいと言われる職業。
専門職なので、民間で必要なスキルはほとんど身につかない(らしい)。
→個人的には、先生ってすごい色々な能力求められると思ってるから、この意見には否定派。
㉒古くからの謎風習が多く、なかなか減らせない。
来客や先輩教員へのお茶くみ、学期終わりのお茶会etcなど。
㉓プライベートへの影響。
休日、外出先で、子どもやその保護者に見つかることがある。恥ずかしい。
㉔教員のなりての減少(募集倍率の低下)。
マイナスイメージが一般化している。就活生も、さすがに賢い。
→ちょっとやそっと対策しただけで、改善されるレベルではない。
→→そして、ちょっとやそっとの対策も、できていない。改善されていくペースもゆったり。タブレット配ってる場合やないで。
㉕3年間ある、若手の研修制度。
研修終了後の受講記録。そしてそれを複数の上司に見せる。直しが入る。手間。意味。
㉖研究授業。
ベテラン教員の楽しみ。若手は自分の授業のやり方にひたすらケチをつけられる。揚げ足取りも多数。
→A先生とB先生とC先生でそれぞれアドバイス内容が異なる場合が多々ある。どうすりゃいいんや。
→→ここでモチベーションを保てる強さ、謙虚さがある若手は続く。続けてほしい。
㉗学校行事諸々。
本番までの役割を、先生方で分担。
→期限を守らない先生多数。忙しいので再度声掛けする場合が多いが、担当の先生からすれば憤慨もの。期限守ってやってよ。
㉘今後への不安。
若手がいない。有能な人が集まらない。精神面で辞める先生の増加。
→ま、若手が減ればその分上の先生の負担が増えますよね。で、その分給料増えますか?NONONONONONO!
㉙毎年教職員が複数人変わる。
良い先生がいなくなり、癖の強い先生が代わりにやってきて、一緒の学年になりました・・・さて、どうしますか・・・?
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こんなにあったなんて、自分でも驚きました。
以上です。ご清聴ありがとうございました。
良ければ他の記事も見ていってくださいね。
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