見出し画像

未来の教育への鍵:元教員が語る驚くべき施策

ひなせん(@hina_sensei777)です。

なり手が減り、ブラック業界と言われる昨今の学校現場において、実際教員として働いてみた私が思った「改善すべき点」をまとめてみましたので、ぜひ見ていってください。

はじめに

教員をやっていて思ったのが、

若い人、辞めすぎじゃね?

ってことでした。しかし、若い人を責める気はありません。学校の体制、そして若手に対する時代に合わない指導などが根本の原因だと感じます。

これから語ることは、私個人の独断と偏見で満ち溢れた超理想論です。

そして先に結論を言います。色々語りますが、結局

人が足りないからキツい

いやいや。それをどうにかするために記事を作ったんじゃないの?そんな声が聞こえてきそうです。理由があるのですよ。それも含めて、順番に語っていきたいと思います。

若手教員を継続して働かせる方法8選

①教員のメリットとデメリットを具体的に伝える場づくり

・メリットだけを伝えても、デメリットが多い現場を知ればすぐ去っていく。
・一時的な人数が増えても、継続してくれなければ現場はよくならない。
・教育実習の1ヶ月だけではメリットデメリットはわからない。
デメリットをしっかりと理解した上で教員になる熱意の高い人を集めなければならない。

②初任者研修制度の見直し

・初任者にとっての初任研の負担がでかすぎる。(講義と校内研修の両立を1年間は正直やりすぎ)
・4~6月の1~3か月間に集中して行うとかならまだいい

③新人研修の受講記録の制度見直し

・管理職チェックが入る受講記録に何の意味が?
・添削が入る前提の受講記録など、ただの作文である。
・「研修の場で一言感想書いて提出して終わり」とかそういう簡易的な受講記録でいい。

④自宅と勤務地の近さを考慮した人事配置

・本当にしてる?(私は初任校、片道1時間半かかったんだが)
最低でも片道40~50分以内の学校に配属するなどしてほしい。

⑤初任者は同学校に2人以上配置する。

・若手には特に、不満を分かち合える相手が必要。(初任研でうまく仲間を作れればいいが・・・)
・校内の先輩に1年目で心を開くことはできない。先生はみんな口が軽いから。

⑥研究授業における、無駄に長い指導案作成の廃止

・そもそもビジネスにおけるパソコンの使い方もわからないのに、研修の授業の度にあんなに文字を打ち込ませて指導案を作らせる意味あるのか?ベテランでも苦戦する作業なのに。
・いっぱい書くのは慣れてきてからでいい。
・授業内容に力を入れるべきで、他人に見せる綺麗な指導案を直すことに時間を使うことは本末転倒。略案くらいでいい。

⑦管理職や主任の業務軽減

・若手は先輩の背中を見て育つ。
・若手に「あぁ、10年経ってもこんな大変なのか」と思わせたら終わり
・管理職や主任クラスが早く帰れる、かつ余裕がある体制作りが必要。
・割に合わない仕事だと気付いたら、いい人材は他の会社に転職するだけ

⑧もっと外部のサービスを活用すべし

・1~10まで先生達だけでなんとかしようとしすぎ
・結果、体を壊す先生や倍率の低下を招いている
もっと外部のサービスを利用すべし
・予算がない、人がいないなどの問題が発生するが、とりあえずやってみないと始まらない。

こうしてみると、教育現場が抱える問題、多すぎですね。教育改革が起こるのは、何十年後でしょうか。いや、何百年後かな。

以上です。ご清聴ありがとうございました。

良ければ、他の記事も見ていってくださいね。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?