新しくない世界
聞こえなくなったサイレン
慣れてしまったのかな
あんなに人がいない街を見て
変われるかもしれないと思ったのに
良くない戻りかた
底に溜まった不安が叫び出す
どんな考えも自由でいい
信じたいものを信じればいい
押しつけなければ
巻き込まないなら
その駅の中央改札前では
怒鳴っていた「騙されている」
大きな声は 耳を塞ぎたい
聞きたくないよ 怖いだけだ
私がいないところで
好きなだけ 威嚇すればいい
どんな考えも自由でいい
信じたいものを信じればいい
脅さなければ
捻じ伏せないなら
どんな考えも自由でいい
信じたいものを信じればいい
押しつけなければ
巻き込まないなら
聞きたくないサイレン
遠くで鳴り続けている
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2020年度に創作した詩
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有島緋ナとして、初めて有料で公開した詩のマガジンです。 作者である私がラジオ配信で朗読したものございますので、あらかじめご了承くださいませ…
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