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半年以上 家にいる 縁がないのか 実力なのか 両方なのか 他の理由か そろそろ 追い詰められている 気づいたことも それなりにある 「べき」と「ならぬ」が隠してきた 天候 気圧 他にもたくさん 本当は 影響していたらしい 初めて感じる快調不調 最初は弱さに失望した もしも これが本当の感覚なら どんな罰を 自分に課してきたのだろう 突然の過呼吸は根性がない →限度を超えたときの訴えだった? 少々の痛みは我慢が当たり前 →感じないように耐性ができてた? 初めて自分の感覚
片っ端からリクエストする作業を 9ヶ月間 続けている たぶん200は超えたはずだけど まだまだ足りないらしい 昨日読んだ 「高望みしない」 「限定しない」 私もしてない 十歳(とお)も違えば それさえ 参考にならないことも知っている 「夢をもう一度」なんて ずっと他人事だったのに 流し見の今日の占いにあった 一瞬 信じてみたいと思った 口座残高を確認する苦行は ほぼ毎日 続けている スピードは抑えているけど そろそろ限界らしい 「縁だよ」「そのときが来る」 でも 楽観
今日も画面を睨みながら 応募ボタンをいくつか押した 夕方にはもう「選考結果」メール その内容は見なくてもわかる いちいち落ち込んでいたら 眠れないし 食べられない 鈍感になって 数字は減って 行き着く場所はあるの? 目の前に見えたものを掴んだ その繰り返しは 雑多な経歴 年齢 人脈 才能 何それ? だから毎日 結果はわかる もしも逆の立場だったら 足切り基準 どれかで落とす 本当は嫌ほどわかりすぎて 全部オフにしておかなくちゃ ささやかな楽しみ 小さな幸せの瞬間
雨 曇り 日差し 曇り 雨 ランダムで 永遠の繰り返し レースとガラスの向かい側 西日が当たる洗濯もの 電車の音 サイレン エンジン音 いつも何かが聞こえてる 近くでは 扇風機だけが 左右に首を振り 空気が回る 日が落ちるころ ささやかな カーニバルがはじまる 足元で おやつをくれよ なになに? 混ぜてよって トラックが跳ねるスピード 暗くなっても聞こえてる カーテンを閉めただけなら (Nothing is blocked) 夜が進めば カーニバル カゴの中で 走り出
聞こえるのは 寝息とエアコンの音 東向きの窓には 光だけ 11時の太陽は ずっと上のほうにいて 外壁を焼いているころ 終われるばかり 時計の針 カレンダー 年齢 長く 疲れを重ねてきて 落ち着かない気もするけど 広がる青空 入道雲 よく知っているはずなのに 初めて見るような 今まで どこにいたんだろう 「座ってていいよ」の本音がどういうものか 人の数だけ違ってる 今なら そんなこと わかるのに そのままでもいいのに 10階の網戸で 休む蝉 これからどこへ向かうのかな
初めて 向けられた言葉 君と一緒にいるのが好き それはいつでも 他人から他人へのものだった どれほど 望んでも 手の届かない 眩しい世界 初めて 文字を渡された 君と一緒にいるのが好き 外は雨が続いているけれど 見たこともない 光が漏れてきた 先輩のクラスには 手紙を渡す付き添いだった 校舎の廊下の記憶 役は どこまでも同じまま 初めて 言葉を願った 君と一緒にいるのが好き まだ 迷い続けているけれど 明日も まだ迷いそうだけど 一度もなかったから 怖くて 離れ続け
ぬいぐるみを 手で動かすのでも プログラムを組んで実行するのでもない 命が自律する様子は どうして愛おしいのでしょう 姿がヒトなら 尻込みするのに 見た目がぬいぐるみのようだから? 夢を見ている様子は どうして笑ってしまうのでしょう あ、起きた
明日どこ行く 君はどこ行く 私はここで 猫とイチャイチャ 今日はどこなの 君はどこなの 私はここで ずっとタイピング 昨日のはなし 君のささやき 私はスピーカー に 釘付け 今夜待ってる 君を待ってる 私は ベッドの上 コール待ってる もうすぐ3時 君は忘れて 私はひとり 朝を迎えた 明日どこ行く 君はどこ行く 私はここで 猫とイチャイチャ
何か問題あるかしら 一度 言ってみたかった オドオドするばかりの 永遠に続く 暗い空 晴れたことなんてない ただ 憶えてない けど あなたに 何か関係あるかしら
タグが付いたキッチンマット それすらも 君らしい 発信された写真の中に 懐かしい顔がのぞく 新しい世界にね 出てきたのは もうずいぶん前のこと 二度と手はつなげないけれど 幸せそうで 良かった 無謀な生活もしていた まるで 別の人みたい ときどき通知が届き 驚いたり 笑ったりしてる ここも もう新しくないんだ そろそろ 次へ行くよ 二度と伝えられないけれど 会いたい 会いたい 君と違う場所でね また旅の支度が 思い出を仕分けるよ 二度と手はつなげないけれど 必ず 幸せ