見出し画像

凡人でもイラストで食べて行ける方法はあるのか?(2024年6月のお仕事まとめ)

イラストレーター&インタビューライターの陽菜ひなひよ子です。

わたしは2つのXを運営しています。詳細は省きますが、すでに15年ほど運営しているアカウント以外に「専門的な別アカウントを持った方がいい」とある方に助言されまして。新しく作ったんです。

そのアカウントを運営しているうえで気づいたお話をします。

凡人でもイラストで食べていける方法、とな?

◎新しいアカウントに寄って来る「微妙なアカウント」

新しいアカウントはまだフォロー数もフォロワー数も2ケタです(笑)そのせいか、やたら「凡人でもイラストで食べていく方法」的なアカウントが絡んでくるんですよ!

たとえばこんな感じ(画像や文言は意図的に編集しています)。

要するに、「スキルがまったくない素人でも、数カ月でプロのイラストレーターになれる方法」「イラストが爆速で上達して自分の絵に自信が持てるようになる方法」を教えるというもの。

こういうのを見て「そうか、それならわたしでもなれるかも!」と思ったあなた、要注意

キツイことを言いますが、あなたみたいな人をカモにするために、こういうアカウントは存在するんです。

ドキッとさせたらごめんなさい。でも本当に注意が必要なのです。ここから、そういった危険なアカウントの見分け方を書きます。

そもそも「フォロワー4ケタ達成」って、自分からどんどんフォローしていけば、見かけ上はある程度それっぽい数字になるもの。本当に価値のあるフォロワーがどれだけいるか?が肝心です。

また、Xのフォロワー数がそのまま、イラストのスキルや実績に結びつくわけでもありません。


◎詐欺アカウントの特徴

こういうアカウントは以下のような特徴があります。

・絵の上達方法を教えるという割に、自分が絵が下手。(好みの問題ではなく、どう見ても下手。小学生レベル)
・イラストで仕事をした実績が書かれていない(それはもちろん実績なんてないから!)
・美術赤点、高卒、機械音痴など、スキルがないことを強調(確かに高卒でも機械音痴でも絵描きにはなれますし売れる可能性はありますけど、ね)

はっきり言いますが、ただの「凡人」では特にこの先、絵で食っていくのは難しいです。

それは別に「才能が必要」とか、ましてや「天才じゃなきゃダメ」という意味ではありません。

たとえスタートは「凡人」でも、ある意味「変態的に絵が好き」でないと、この先絵で仕事を得るのは厳しくなるからです。

わたしの周りでも売れている人は、あきれるくらい絵が好きで、寝食以外はずっと描いているような人たちです。

少し前なら確かに、凡人でも数こなせば食える仕事もありました。でもこれからはそういう「誰にでも描ける」イラストこそ、AIに取って代わられていくでしょう。

今後生き残れるのは「描いて描いて描きまくった末」「他の誰とも違うスタイル」を確立した人だけになると思います。

こう書くと、絶望的になるかもしれませんが、安心してください

「描いて描いて描きまくれば」たいてい「自分のスタイルは確立できるようになるもの」なんです!!


◎では、「教える系」は全部ダメ?

そもそもね、本当に自分がイラストで稼げてたら、忙しくて人に教えているヒマなんてないですよ!

もちろん、成功している人の中には、自分の経験やスキルをシェアする喜びから教えている人もいます。しかし、そういう人たちは実績が明らかで、教える内容も非常に質が高いです。

もちろん、「教えます」系のアカウントが全部ダメなわけではありません。

教えている人は、誰もが知るくらいの実績を持って、人に「請われて」教えるようになったケースが多いです。

教えている人の実績を絶対にチェックしましょう!

で、そういうおまえは誰やねん?と言われそうですが…

わたしはこうして実績を公開しているので、比較的安心してお読みいただけるのでは?と思います。(これは元のX。15年運用)



実績ついでに、ここから先はお約束の月刊お仕事報告(イラストレーター&ライター)です。ご興味ある方だけどうぞ。


◇🔶◇2024年6月のお仕事まとめ◇🔶◇


6月は新規のお仕事が1つ。イラスト、しかも漫画のお仕事で楽しかったです。

◎「TSAを表現するマンガ」(エコネットワークス)

TSA=「チーム・サステナビリティ・イン・アクション」

ライターとして取材をするうちに、自分は予想以上に「サステナブルな社会への実現」に関心が高いのだと知りました。

そこで、エコネットワークスという団体と関わるようになり、TSAのメンバーになりました。

Team Sustainability in Action – TSA
サステナブルな働き方や暮らし方を志向する個人が集う、学びと実践の広場

TSAに関するマンガを依頼されて描きました。

「アレッポの石鹸が通じた!」は、わたしの実体験(笑)。アレッポの石鹸は、シリア北部の街でつくられているオリーブ石鹸。オリーブ石鹸の中でも特に質が高いと評価されています。


◎NHKカルチャーイラスト講座ではこんなイラスト描いています(NHK文化センター)

好評につき、7月から初心者クラス増設!

自分では好きで楽しく描いているイラスト。でもサラッと描いているので、誰にでも描けると思っていたのです。

正直、昨年秋に「NHKカルチャーで教えませんか?」とオファーが来た時には「ええ?わたしの絵でいいの?」とビックリ。最初はなかなか申し込みがなく、「やっぱダメか」…しかしふたを開けると、いつの間にか満席、キャンセル待ちに。

1月期からスタートして、4月期からは初心者と4カ月目と混ざって教えていたら、ありゃ大変。レジェメが2つ並行するので、わたしは忙しいし生徒さんは落ち着かないし、一体感もない。

こちらレギュラークラスで教えたもの。レジェメは1回限り。この先は、もっと素敵なイラストをご用意しています♪

そんなわけで、7月からは初心者クラスがスタート2コマ受け持つことになりました!

7月以降無事開催中。13~15時はレギュラークラス。長い人はもう半年になるので、すっかりなじんでいい感じです♪


◎中京テレビ『PS純金』ファンクラブアプリ内連載コラム『PSこらむ』


このお仕事については、詳細はコチラに書いております。

中京テレビ制作『PS純金(ゴールド)』は、90年代から30年続く人気長寿シリーズ「金曜19時」の「ゴールデンタイム」に東海3県で中京テレビ(日本テレビ系)にて放送中。日本テレビ『オモうまい店』(中京テレビ制作)のもととなった番組。PSに登場すると長蛇の列ができる人気店になるなど社会的な影響も大きい。MCは高田純次さんと藤森慎吾さん。

わたしがイラスト+お店レポ、オット宮田が写真+キャプションを担当。

今回の取材は、自分でもかなり満足のいくできです。取材相手の亜古さんと「魂の触れ合うような」時間を過ごせた感があり。あまりPSっぽくはないかもですが。ぜひお読みいただけたらうれしいです。

⑬ラボラトワールアコ(多治見市)《前・後編》(6/14・6/21)


◎朝日新聞「ツギノジダイ」インタビュー記事


朝日新聞の「事業承継」に関するメディアです。主に中小企業の経営者に事業承継や経営のヒントを伺うインタビュー+記事執筆をおこなっています。

⑮年商10分の1から再生した大醐 「流行を追わない」アパレル商品の開発力(6/24)

大醐社長の後藤さんは、とっても柔らかなやさしい方なのですが、考え方は独特で、なるほど!と思わずうなってしまいました。


◎ヤフーニュース「歴史コラム」

今月も目標投稿数&PV達成!

昨年12月にはじめたヤフーニュースへの寄稿(イラスト&歴史コラム)。
6月も目標本数とPVが達成できてうれしい!

ありがたいことに、過去記事がグーグルの検索で上位に表示されているようで、引き続き読まれているようです。頑張って書いてよかった!

クライアントワークには「認められる喜び」がありますが、それとはまったく別の楽しさがあり、いつもワクワク書いています。

025:【光る君へ】紫式部は本当は清少納言が嫌いだった?実際にはどんな関係?(相関図・家系図)(6/1)

026:【光る君へ】安倍晴明の予言の意味、イケメン兄弟の運命の明暗をわけた悲劇とは(家系図・相関図)(6/8)

027:【光る君へ】紫式部の予言?誇り高き清少納言に起きた「風流と程遠い顛末」とは(家系図/相関図)(6/23)

028:【光る君へ】道長はよく寝込み、いつものどの渇きに苦しんだ?平安権力者の実像とは?(家系図/相関図)(6/27)

今月のお仕事報告は以上です!ここまで読んでくださり、ありがとうございました♡



7/29(月)この記事がたくさんスキを集めたそうです。ありがとうございます!

この記事が参加している募集

もし、この記事を読んで「面白い」「役に立った」と感じたら、ぜひサポートをお願い致します。頂いたご支援は、今後もこのような記事を書くために、大切に使わせていただきます。