そのnote、信用できますか?
3ヶ月ほど前に実際にあった話。そろそろほとぼりが冷めたと思うので、書いてみます。
ある日、スマホのLINEが鳴りました。
所属しているイラスト団体の掲示板が、更新されたお知らせです。
文言をちらりと見て、思わず二度見してしまいました。
なんと、他人の作品を大量にパクッて自分の作品・実績として公開していたイラストレーターがいたそうなのです。
団体のある会員の元に「あなたにそっくりな絵が公開されている」とタレコミがあって発覚。悪いことはできません。
団体の代表からは「皆さんの作品もパクられているかもしれませんので、確認してください」とのこと。しかし犯人、逃げ足が早く、すでにほとんどのデータが消されていました。
しかしどうやら、私のイラストは使用されていなかったようでホッ。
すごいです、この犯人。なにがすごいって、めっちゃいろんなアカウント作ってたんです。
coconala
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pixiv
skima
Lancers
suzuri
tanomuno
REQU
GIKUTAS Direct
note
noteも作っていました。
フォロワー数はそれほどでもないですが、記事は結構「スキ」がついています。それだけの人が、信じてしまったという事か。。。
イラストの仕事を始めて1年では、普通そんなに実績はありません。でも、この人はずいぶんきらびやかな実績を並べています。この人みたいにやればそうなれるかも!となれば、注目されますよね。
本当にこの絵が描ければ、1年でもすぐに売れっ子になれそうですし。(かなり人気がある方の作品をトレースされているので、めっちゃ可愛いです)
この記事。。。もっともらしいタイトルがついています。noteってものをよくわかっていますね。
そもそもお前はどんなイラストを描いとるんじゃ!と突っ込みたくなりますが。いや、本当に描きたいイラストがこれなんでしょう。描けないけど。
犯人とは連絡が取れ、賠償金の支払いなどにも応じているそうですが、パッと見ただけでも一人二人ではなく、多数の人の著作権を侵害しているので、かなり多額の支払いになるとのこと。
本人ももしかしたら、こんな大ごとになるとは思わず、ついやってしまったのかもしれませんが、だからと言って罪は消えません。
イラストレーターとしての経験を公開している私自身がこう言うのもナンですが、経歴なんていくらでも盛ることができるってことですよね。
ホント、簡単に信用しない方がいいです。お互い気を付けましょう。
盛っていない、ホントのお仕事履歴です。