「努力すれば夢はかなう」は本当か?(2024年3月のお仕事まとめ)
イラストレーター&インタビューライターの陽菜ひよ子です。
突然ですが「努力すれば夢はかなう」と思いますか?
わたしは「かなう夢」もあれば「かなわない夢」もある、と思います。
「かなう夢」と「かなわない夢」の違い
夢がかなうかどうかに「夢の大きさ」は関係ないと考えています。
たとえば大谷翔平のようにメジャーで活躍という大きな夢をかなえてしまう人もいれば、現実的な夢を掲げて努力してもうまく行かない人もいます。
それでも、「努力すれば、夢がかなう確率は上がる」とは、しりあがり寿さんの『マンガ入門』からの言葉。いい言葉ですよね。
人並み以上の努力を続けて、確率を限りなく100に近づけた人が「大きな夢」をかなえるのかもしれません。
実は「夢がかなった」わたし
もしもわたし自身がまったく夢をかなえていなかったら「努力したって夢なんてかなわないよ」と、ここに書いていたと思います。
実はわたしは、自分は「夢がかなった」と思っているのです。
2005年の春まで、わたしはほぼ専業主婦でした。ご縁とは不思議なもので、町内会の役員をしていたとき、町内の偉い人(どこかの会社の偉い人でもあったらしい)から学びの道を勧められたのです。
「あなたは家にいるのはもったいない。仕事をしないにしても、何か勉強してみたらどうだろう?」と。この方にとってはおそらく他愛ない思い付きで発した言葉が、今のわたしになったきっかけなのです。
まさか町内会の役員がきっかけで夢をかなえるなんて、想像できませんよね。
専業主婦から「出版」という夢をかなえた
では、当時のわたしの夢=目標はなんだったかというと、本を出すことでした。それも自分の「ひよこキャラクター」の本を出すこと。
そのためにもちろん努力しました。ブログで1日3本の絵日記を更新し続けたこともあります。
3冊本を出して、3冊目の本にひよこキャラを登場させたときに「ああもう、夢はかなった」と思ったんですね。
でも、小学時代の卒業文集にわたしは将来「世界で愛される漫画家」と書いていました。それを「夢」だとするなら、まだかなっていないことになります。
ここで「夢はかなった」と思うか、「いいや、まだまだ」と思うかは自分次第。どちらでもよいと思うのです。
ただひとついえるのは、「夢に向かって努力しているとき」って、実は結構しあわせなんですよね。
「夢がかなった」からといってしあわせとは限らない
このときわたしは、「夢はかなった」と考えました。その方が「しあわせ」だと思ったから。
「しあわせになるため」には「妥協」というか、自分で「これくらいなら満足」という「折り合い」をうまくつけられるかどうかが重要なのかなぁと。
でも最近、思うのです。
夢がかなう=目標を達成できたからといって、それがそのまま「しあわせ」といえるのだろうか。
目標を達成しまった先には、夢も何もない空虚な毎日が待っていたのです。いわゆる「燃え尽き症候群」と呼ばれるものかもしれません。
わたしの場合、3冊目の本の評判はよく、この本をきっかけにメジャーな媒体のお仕事が増えました。それでも、目標を見失った自分は、ちゅうぶらりんに。
最近になって、新しい夢ができました。かなうかどうかはわかりません。志半ばで寿命が尽きるかもしれないからです。
それでも単純に「また夢ができた」ことがうれしい。
「夢はかなってしまうより、追いかけているときのほうが楽しい」シミジミとそう感じます。
◇🔶◇2024年3月のお仕事まとめ◇🔶◇
ありがたいことに、今月も新しい仕事がスタートしました。
主婦の友社のWeb媒体「オトナサローネ」です。40代Overの女性を輝かせるために!というコンセプトに共感して。楽しく書かせていただきました!
◎主婦の友社「OTONA SALONE」インタビュー記事
女性の結婚・離婚・仕事から幸せや自立した人生を考える『仕事と結婚』シリーズです。5本一気に納品して、3月には3本が公開されました。同時にヤフーニュースにも公開されるので、ダイレクトな反応が見られておもしろかったです。
・3月に更新された記事【仕事と結婚 #1】1話目~3話目
(写真・イラストはストックフォト・ストックイラストを使用)
◎ヤフーニュース「歴史コラム」
ヤフーに連載している歴史コラムは、書いていてとにかく楽しい!
関係を調べたり、関連を考えたり紐づけたりまとめたり、といったことが好きなわたし。家系図はもうほぼ頭に入っているのですが、どんどん複雑になって、毎回うまくつなげて入れ込むのに苦労します。
・3月に書いた記事4本(013~016)
今回一番読まれたのは、意外にも15の伊周の記事。伊周がこんなに注目されるとは意外!彼はここからしばらく活躍するので(2024年5月)、もっともっと読まれるとうれしいなぁ。
・家系図(相関図)
・十二単の解説
◎中日新聞マーケティングマガジン・連載コラム「ナゴヤ愛はどこにある?」第18回
中日新聞・メディアビジネス局制作のマーケティングマガジンAPPROACHの連載イラストコラムです。
ほかの連載との一番大きな違いは、企画自体がわたしの著作『ナゴヤ愛』から来ているというコト。
・まいあめさんの「地元に根ざした」経営のカタチ
今回のまいあめ(株式会社ナカムラ)さんは、地元企業の中でも特に地元の会社(社長の中村慎吾さんは、なんと中学の後輩)なので、特別に愛着のある企業です。
わたしも馴染みある「白菊温泉」という銭湯の建物をそのままリニューアルしてオフィスにすることで、まいあめさんが得た「形」のない、でも他では得られない「コミュニケーションの形」とは?
この記事がアップされたころはまだ上のデザインだったのですが、5月からデザインが変更されました。
はじめてランキングがサイドバーに載っていました!なんと、このときはひとつ前のわたしの記事が1位でした!!