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続けていれば、思いもよらないどこか遠くへと道は開かれる

イラストレーター&文筆家・陽菜ひなひよ子です。

すっかり、noteをサボっています。すみません。

わたしは長文向きの人間だし、そんなわたしにとって、noteは楽しい場所でもあります。

でも、最近すっかり短文の魅力にはまっています。

140文字のTwitterの世界に、17音の俳句を載せる、ということに、夢中になっています。


前回の朝ドラ『カムカムエブリバディ』で、英語を学ぶことに悩む安子に、ロバートが言った
「英語を学び続けてください。きっとあなたを、思いもよらないどこか遠くへ連れて行ってくれますよ」
という言葉が強く心に残っています。

このドラマでは、祖母・母・娘の3代にわたってラジオの英語講座を聞いて英語を学び、それぞれに思いもよらないことが起こります。

祖母の安子は、進駐軍の男性と出会い、アメリカへわたります。
母のるいは、夫と一緒にアメリカに行き、ステージで歌います。
娘のひなたは、ハリウッドでキャスティングディレクターの職に就き、最後にはラジオの英会話講座の講師になります。

毎朝ラジオを聴き続ける、という実に地道なことをコツコツ続けた結果、思いがけない道が開かれて行くのです。

わたしも今まで続けて来たことが、ひとつひとつ、形になって来ました。

絵を描き続けてきたこと。
漫画を描き続けてきたこと。
こうして文章を書き続けてきたこと。

それらのすべてが、仕事や本の出版などの形になりました。

はじめた頃には、まさかそんな風に形になるとは、思ってもみませんでした。それでも続けていれば、思いもよらない形で返ってくる、本当に、そういうものなのですね。


わたしはこの赤と黒の絵日記を5年くらい描き続けています。最近は、それに俳句を添えるようになりました。

この絵日記は、ずっとダーマトグラフという色鉛筆で描いたアナログ画だったのですが、今年の3月の終わりから、Adobe Frescoで描くことに決めました。それを機に、前々から考えていた、俳句を再度始めることを思い立ったのです。

そう、俳句は最近始めたものではなく、2010年頃に句会に通って以来、久しぶりに再開したもの。

その句会には、2010年2月に出版関係のパーティーで、ある著名人の方に声をかけていただいて、通うことになったのです。普段だったら、わたしが出会えるはずもないような、すごい人たちが集っていて、夢のような時間でした。

その後、著名人の方が多忙となり、残念ながら句会は今は開催されていません。

句会で知り合った人が、ご自身の句会を開催していて、たびたびお誘いいただくのですが、その後わたしは名古屋に引っ越したため、参加できずにいます。でも、いつでも参加できるように、腕を磨いておくことにしました。

今も正直、俳句を書くことが何につながるかなんてわかりません。

それでも続けて行けば、どこか遠くへ行けると信じて、ワクワクしています。

着物と帽子が好きで、「着物にお帽子」でパーティーに出かけたわたしを、著名人の方が目に留めて、声をかけてくださったように。

この写真は、句会が新聞の取材を受けて誌面に掲載されたもの。
著名人の方をわたしとオットで挟んで写っています。新参者なのに。
窓の外には建設中のスカイツリー。


俳句、思いがけず楽しいです。

GWを機に、みなさまも始めてみませんか?
ちょうど明日は立夏。夏の俳句のはじまりです!



「#今日の短歌」でスキを集めたそうです(俳句だけど)ぷぷぷ。(2022/5/10)


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