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【レポート】#DesignShip2018 Day1

こんにちは、ひのふ(@pinopo_)です!

今日は、会社の後輩と一緒に、DesignShip2018に参加してきました!
全2日に渡る大きなイベントなのですが、今回はその1日目についてのレポートを書いていきたいと思います!💪

DesignShipとは、様々な業界における一流デザイナーが集結し、それぞれの叡智や想いを爆発させる、日本最大級のデザインカンファレンスです。

グラフィック、ブランディング、プロダクト、UI/UX…様々なジャンルで活躍されているデザイナーたちが集結し、みなさんが培ってきたデザイン人生をお話してくださる、とても貴重な場でした!🙏
広野さんのオープニングトークも、すごく熱意がこもっていてかっこよかったです!!(半沢直樹!)

このDesignShip、なんとイベントの発表されてから10時間後にはチケットが完売してしまうという…相当な需要があるイベントなのだと感じました。
当日券や配信券を購入することができなかった方々も多くいると聞いたので、こちらのレポートで少しでも会場の内容や雰囲気が伝わればいいなと思います!😌
量がとても多いので、(選び難いのですが)主に私が印象に残った、衝撃を受けたセッションをnoteにまとめていきたいと思います。Twitterの方ではリアルタイム実況していたので、そちらの方では箇条書きで簡単にまとめておりますので、読むの大変〜って方は良かったらどうぞ!👇(1個のスレッド内に全て投稿しているので比較的読みやすいかと思います!)

それでは早速まとめていきたいと思います!
ちなみに帰宅して興奮冷めやらぬという感じでひたすら夫に「xxが面白かった〜!」「xxの話にすごい感動した〜!」という感想を伝えまくってました(笑)


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■目次
1. 「核拡デザイン」を探求し続けて - PAOSグループ代表 中西 元男さん
2. トイレの美しさに向き合い続けて考えたこと - TOTO株式会社 デザイン本部 大塚 航生さん
3. 魅力を伝えるストーリーのつくりかた・つたえかた - コネヒト株式会社 きよえ氏さん
4. IoT時代における新しい音声体験のデザイン - 株式会社Voicy 京谷 実穂さん
5. ライブにイノベーションを起こすUXデザイン - ヤマハ株式会社 デザイン研究所 柘植 秀幸さん
6. まとめ

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1. 「核拡デザイン」を探求し続けて - PAOSグループ代表 中西 元男さん

PAOSさんが今まで関わってきたブランディングについて歴史とともに振り返るセッションでした。キリンやベネッセ、NISSANなど、あれもこれも全部知ってるよ〜😇という有名な企業のブランディングのお仕事をされていて、デザインの歴史の重みを感じました。CIってただロゴを作るだけではない…企業理念や方針、体制も整えてることができるすごいもの、まさにデザインで解決しているものなんだと思いました。

・戦略性のあるデザインを考えなくてはいけない時代
・THINK CREATIVE
 ・クリエイティブとは何なのかを、考え続けなくてはいけない
 ・今考えてることは古い。常に新しいことを考えていく。
 ・過去のものから新しいものを組み合わせてきて新しい価値を作り上げていく

今までたくさんの企業のブランディングに関わり、かなりの数もこなせば歴史も築いてきました。しかし、中西さんは過去のことだけではなく、この先のデザインの未来についてもしっかりと見据えていました。例えば「量的ナンバーワン企業から存在価値オンリーワン企業が重要視されてくる」ことや、「AIがあらゆる産業分野に取り入れられてくる」お話をされていました。

また、「THINK CREATIVE」という言葉を大事にしていて、もう今現時点で考えていることは古く、常に新しいことを考えていくようにしているというお話もしてくださいました。今さえも古く、中西さんは先の未来についても考えてデザインをしているのだと強く感じました。かっこいいです…。


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2. トイレの美しさに向き合い続けて考えたこと - TOTO株式会社 デザイン本部 大塚 航生さん

トイレって私達が普段当たり前に毎日使うものなのですが、そのトイレをデザインするのにはどれほど大変か、どれほどあらゆる人とコミュニケーションを取っているか、どれほど知識か必要か…トイレのデザインの大変さ、重大さが伝わるセッションでした。

<トイレをデザインするのに重要なこと>
・トイレの作られる素材も把握していないと門前払いされてしまう業界
・開発者や技術者につっぱねられてもがっついていくガッツなどのコミュニケーションが大事
・トイレのこと全てを理解した上でデザインする必要がある

デザインの仕事をする上で、ある程度前提知識が必要だとは思いますが(例えばアプリをデザインする時だと、iOSとAndroidでOSが2種類あるよね、などの知識)素材までを把握しなくてはいけないのはとても大変で難しいことだなと感じました…!
しかも、「毎日使う」「毎日人の体重を受け止める」さらに「お尻を洗ったり便座を温めたり様々な追加機能がある」など様々な条件がある中で、家や生活に馴染むデザインを作らなくてはいけないので、本当に奥深いんですね、トイレって…。普通のデザインこそ難しいと思います。

・お客さんは一体いつトイレに対し、美しい、いいなと感じてくれるのか
・それは、「確からしさ」を帯びる瞬間がある
 ・この中に安心感、美しさにたどりつく
 ・「確からしさ」を得るには、一緒にものづくりをする共感、開発者と同じ目線に立てる知識が必要になってくる

私も仕事でエンジニアやPOとコミュニケーションを取ったりしますが、トイレのデザイン制作は、それ以上に共感・同じ目線に立つことを意識しなくてはいけないのだとわかりました。


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3. 魅力を伝えるストーリーのつくりかた・つたえかた - コネヒト株式会社 きよえ氏さん


ママリのリブランディング後の、リブランディングをどう会社内で受け継いでいくかというお話でした。
ママリのロゴについての記事、何回も読み直してロゴ作りの参考にしてました…!👇

・10年続くブランドになることがママリの目標
 ・継続的によいサービスを提供し続ける必要がある
 ・なぜならサービスはブランドを作り続ける手段であるから
 ・作り手たちがよいサービスを作り続けないとだめ

サービスが大きくなるにつれ、メンバーの入れ替わりが起きたりすると、どんどんそのサービスに対してのブランディングの重みが、メンバーそれぞれ薄れていきます。(本当にどのサービスでもあるあるだなと思います)
なぜそういうことが起きるかというと、ブランディングについてを伝言ゲームのように伝えてしまっているせいなのだと、きよえ氏さんは仰っていました。人に説明するときは、自分自身も落ちした状態で次の人に伝えなくてはいけないのです。

このブランディングを受け継ぐのに参考になるものはないかと、伝統を受け継ぐ必要がある「老舗」を参考例に出したのもとてもわかりやすく、面白かったです!

・しかし、受け継ぐことへの重みが違う
 ・老舗は、伝統を守らなきゃいけないという覚悟を強く持っている
 ・自分たちでやっていかないと伝統が死んでしまう自覚があるから
 ・覚悟をうけつぐリサイクルが出てくる
スタートアップは事業をいかに成長させるか、大きくさせるかを重要視している
老舗は培ってきた伝統を伝えていくこと、受け継いでいくことを重要視している

その解決策の1つとして、ママリワークショップがあげられていました。作り手同士で意見交換やアイデアをシェアする場を用意し、自分たちの言葉でブランディングを語るように取り組んでいるそうです。
私も今新規事業でかなり少人数で仕事をしているので、チームメンバーが増えた時、ママリワークショップのような自分の言葉でブランディングを語る場を積極的に用意していきたいなと思いました!


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4. IoT時代における新しい音声体験のデザイン - 株式会社Voicy 京谷 実穂さん


ライフスタイルメディアの「音声」の重要性をお話してくださいました。最近スマートスピーカーを利用しているユーザーも増え、かなり音に頼る体験が増えてきたと私自身も感じていたので、とても興味深い内容でした!

今の時代、みなさんスマホにかなり執着していますが、音声だと、手の操作を必要としない、目線の集中を必要としない、老若男女使えるもの、となるので、かなり幅広い可能性の高い音声体験を提供することができます。

・スマートスピーカーが生活で必要不可欠になるのはまだユーザーは想像できない
 ・まだキラーとなるサービスが出ていないから
 ・スマートスピーカーというフォーマットだけのために作ったデザインであるから→しかしスマホと同じ道(普及)をたどると思う
 ・今後、音声がなくてはならない生活になってくると思う

スマホのUIデザインは、スマホの画面サイズ、フォーマットに合わせるデザインをする必要がありますが、他のフォーマットには対応することができます、スマホのみの対応しかできません。しかし、音だと音声一つで様々なフォーマットに対応することができる、というお話も印象的でした。

目ではなく耳で情報を得るので、音声の世界ではネガティブに思われるリスクがほとんどなく、なぜかというと、嫌いな人の話は最後まで聴くことができないので、最後まで聴いてくれる方がファンとして残ってくれるのです。この先の未来では、耳に頼る生活がもう近いというのを感じさせられるセッションでした。


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5. ライブにイノベーションを起こすUXデザイン - ヤマハ株式会社 デザイン研究所 柘植 秀幸さん


全ての人に、空間と時間を越えて、本物のライブの音を届けていきたいという、熱い想いを語ってくださったセッションでした。TOTOもですが、ヤマハの方のデザインのお話を聞く機会ってなかなかないので新鮮…!

世の中には見たくても見れないライブというのはたくさんあり、(バンドが解散した、チケットが買えなかったなど)それを解決するためにユーザーはライブDVDを購入したりYoutubeを観たりします。また、映画館などでライブの映像を観るライブビューイングというものも最近は流行っています。
しかし、臨場感の不足、迫力ある音環境の不足という課題があり、その課題を解決するためにライブの真空パックというものを提案されていました。

・アーティストさんの生き生きとした演奏をそのまま保存し、永遠に残しておきたい
・保存された音楽を次の世代の方々が聴き、また音楽の遺産を残してくサイクルを作っていきたい

今まで音というのは、絵画や遺跡と違って保存がきくものではありませんでしたが、ヤマハはそれをできるようにしていく未来を描いていて本当にかっこいいと思いました…!音楽の視聴者だけでなく、アーティストたちにとっても有り難い音楽体験の永遠の保存…!将来がすごく楽しみです。


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6. まとめ


上記にはまとめませんでしたが、サイバーエージェントの佐藤さんや、アクセンチュアさんの清水さん、ゲッティイメージズの宮本さんのお話の中で、「ユーザーのリテラシーが向上しているため、求められるハードルが高くなっている」という話がかなり印象的でした。

お三方のお話をまとめますと、今の時代はいろんなサービスが出ては消え、表現も多様化してきているので(ARやVR)、ユーザーの目が肥えている状態です。
また、ユーザーは日々いろんな動画や写真を見ているので、ビジュアルに対してのリテラシーが高まってきています。
他にも、私達自身も、企業に対して非常にワガママな期待をしてしまうことが増えてきました。スマホに毎日接触してるので高いクオリティのものを、様々なものに対して期待してしまっています。よって、今まで比べられることがなかった業種をまたがって消費者に期待されるようになってしまった、ということです。

今私達デザイナーはその時代に生きているので、そのユーザーたちに向けてデザインしていかなくてはいけないのだなと強く感じました。中西さんのように、「今考えていることは古い。新しいものを常に考える。」ように行動していきたいですね…!デザイナーの力は、以前よりも必要とされているのだなと思います。

そんな感じの1日目でした!情報がたくさんでお腹いっぱい…!他にもたくさんのき企業のブースがあったり、グラレコも展示されていて休憩時間も十分に楽しめた1日目でした〜!

明日は10時スタート!20時までがっつりとあるので、しっかりと睡眠とって挑みます…!😪

そして余談ですが…👇

こういうリプほんっっっとに嬉しいので、生きてて良かったと思います(笑)明日もスマホとPCの電池と戦いながらレポートがんばります!💪

それでは!

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ひのふ
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