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【レビュー】左手デバイス「8BitDo micro」の使用感と割り当て【procreate】

8BitDo microを購入しました。1ヶ月使ったレビューと私の割り当て例をご紹介します。

購入経緯

はじまりはipad用の左手デバイスが欲しくなったことでした。 私は仕事と趣味でipadで絵を描くことがあります。使用アプリは主にProcreateです。

TourBoxは高い

以前から、TourBoxというクリエイター向け左手デバイスを販売しているメーカーが気になっていました。レビューもよくみますし、ノブが多くて使い勝手が良さそう。しかし、以前はiPadに対応した製品がなかったため、とりあえず購入は見送っていました。

ところが、そのTourBoxが、ついに昨年iPad対応製品を売り出しました。 うーん、ほしい……

しかし、TourBoxの最大の懸念点は、値段です。異常に高い。機能が十分ある製品だと、平気な顔して3万円を超えてきます。毎日ゴリゴリ使うわけでもないのに、こんな高級なものを買って値段相応に活用できる気がしませんでした。
もう一つ懸念したポイントをあげるとするならば、サイズが大きいことです。私の狭小なデスクのスペースを圧迫する上に持ち運びには適していないのは微妙でした。

Procreateに対応した 8BitDo micro

そこで、他に良い製品はないかと色々調べて、8BitDoというメーカーの、8BitDo microなるものを知りました。 この製品には前作である 8BitDo ZERO2 があり、購入検討したこともあるのですが、ZERO2はクリスタで使えるもののProcreateで使用できなかったため候補から外れていました。

ブルーとグリーンの二色展開

しかしこの8BitDo microはProcreateでも使えるということでしたので、こちらを購入することにしました。

レビュー

小さくてかなりコンパクトなこの8BitDomicroですが、実際に1ヶ月使ってみて、良かった点と気になった点を述べていきます。

良かった点

  • 手のひらよりも小さく軽量
    片手で簡単に握りこめるサイズ感。ポーチにサクッと入れて外に持ち出せます。逆に男性など手が大きい人には小さすぎるかもしれません。

  • ボタンの形状や位置が均一でないのでキーの配置が覚えやすい
    十字キーなどの左右でブラシサイズを変更するなどの設定にすれば感覚的に覚えやすく、テンキーなどのキーボードタイプよりはかなり覚えやすいと思います。これは使ってみてわかった意外なメリットでした

  • 側面のスイッチで、ゲーム、アンドロイド、キーボードと用途を使い分けることができる
    15分操作をしなければ自動的にスリープになる仕様ですが、物理スイッチを切り替えることで強制的に接続を切ることも可能なので、地味に便利

  • 専用アプリで簡単に割り当てられる
    複数のプリセットを保存できるのも良いですね

72x40.7x14.1mm・24.8gの小型軽量

気になった点

  • LRボタンが使いづらい
    固くて押しにくい上に、押すとカチッという大きめのクリック音が鳴るので、最近はずっと使っていません。

  • ipad側でキーボードと認識されるため、テキスト入力時に画面にキーボードが表示されなくなる
    一応、左下のボタンからキーボードを表示できるのですが、操作が増えて不便です

  • 長時間使っているとキーの割り当てがリセットされるバグが起こる
    集中して何時間もイラストを描いていると、急に操作がおかしくなることがあります。(私だけかもしれませんが…)地味にストレス…

  • 専用アプリのウィンドウの方向が固定されている
    (前述の謎のバグがなければ基本的にアプリを開くことはないのですが、)キー配置がおかしくなって設定し直すためにアプリを開くとウィンドウが逆になっていることがあります。ほとんどのipadアプリは方向が柔軟に動くため、方向がロックされるとかなり使いづらく感じます

  • 形状が少し握りにくい
    そもそも縦向きにしてグリップする想定で作られた製品ではないので仕方ないことではあります


キーの割り当て

専用アプリの設定画面
機能を忘れるので手書きでメモしてます

上図の割り当てで使っています。
ブラシサイズを変えるのにちまちまカーソルをドラッグしていたのが、ワンクリックで変えられるようになり、革命的に便利になりました。

これはソフト側(procreate)の問題ですが、もっとショートカットのバリエーションを増やして欲しいところです… 透明度とか、手のひらツールとか、レイヤー追加とか…

こんなかんじ

筆者は左利きなので、右手で持って使っています。

基本的にはほとんどのキーを親指で押しますが、指の腹だけでなく関節で押したり、側面のZL、ZRキーは人差し指を使っていたりします。長時間使っているとさすがに手が痛くなってきますが、いまのところ許容範囲内かな。

あと、この製品のレビューをみていると十字キーが反応しないことがある、というものをたまに見かけましたが、私はいまのところ問題なく使っています。

ゲームコントローラーとしては微妙

そもそも8bitDomicroはゲームコントローラーなので、Bluetooth接続してゲームを遊ぶことができます。
ただ、ゲームによってはボタンが足りなかったり、両手でもつにはサイズが小さすぎるので、微妙だと思います。
筆者は気分転換にSwitchのレトロゲームをこれで遊んだりしています。

まとめ

購入前に想像していたよりも、導入すると操作がはやくなってかなり便利になりましたし、作業スピードも上がった気がします。 特に、軽くて小さいので、家でも出先でも同じ環境で作業できるのが一番のメリットだと感じました。
試してみて合わなかった場合ゲームコントローラーにすることもできるので(笑)、とりあえず左手デバイスを使ってみたいという方は試してみてはいかがでしょうか。

▼amazon(アフィじゃないよ)

▼公式サイト


【参考サイト】

▼Procreate公式のショートカットページ(わかりにくい)

▼なのでこっちのほうが参考になるよ

▼実はスポイトはMで割り当て可能なことを知りました



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