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出会えてよかったものリスト2023
久しぶりです。
やっとまた年末の終末感とともに何処か虚しさを感じ下ばっか向いて歩く季節が来ましたね。
(嘘です。年中下向いて歩いてます。)
今年も月1更新なんていう真っ当な人間がやれることを目標に設定してはみたものの結構序盤で億劫になり見事に達成失敗した愚か者が1年の総括リストを書きます。
まぁぶっちゃけそんな熱量込めて書くことがいっぱいあったら一つ一つがぺらぺらな感じもするのでこれでいいのかなとも思ってます。(言い訳)
という訳で、毎年恒例にしたいと思ってるこの記事だけは書ききっていきます。
まずは
漫画
ずっと青春ぽいですよ
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この前1巻が出たばかりなんだけど、これがまぁめちゃくちゃ良い。
何がいいって言われたら日陰者の青春よ。
あらすじ簡単に言うとなんか運動部みたいに俺らも青春したくね?って日陰者が学校でアイドルプロデュースして文化祭で1発かまそうと奮闘する話。
なんだけど、実際の所この作品の良さや強みは何気ない日常の切り取り方。そこにオタクに優しいギャル(実在性あり)をひとつまみ。っていう絶妙な配合の上にある。
そういうとこ抑えてる上にしっかりギャグも面白いので楽しい。あと女装がくっっっそ可愛い。
それと特に渡辺ニコは共感と愛着を覚えるキャラ造形してて最高。良かったら読んでみて。
鵺の陰陽師
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令和のジャンプが放つ2010年代のラノベを感じさせる属性モリモリの女で包囲してくる最高のギャルゲ漫画こと「鵺の陰陽師」。
なんかもう、ヤンジャンに移籍してもっとえっちなことして欲しいって無粋なこと言いたくなるくらい好きなシチュを繰り広げてくる。
まだ2巻しか出てないのにこのヒロインレース過酷すぎない?って展開になってて毎週楽しめる。
しかも単行本のカバー裏とかおまけページでちゃんとこっちが見たいとこ補完してくるのも最高。(2巻特に良かった)
なんというかヒロインそれぞれのキャラの内面の描写が丁寧だからちゃんとキャラを好きになるんだよな。ただ薄っぺらいんじゃなくてフォーカス当てられた回の言葉や絵から沢山の感情が読み取れてそこも上手いなぁって思ってる。
打ち切られずに続いて欲しい漫画。
暗号学園のいろは
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丁度連載1周年くらいっすね。
マジで楽しい。読んでて脳がキマる感覚がある。
やっぱ西尾維新は堪んねぇよ。
まずさ、夕方多夕とかいうキャラを作ったのがヤバすぎる。俺が中学生の時にこの漫画連載されてたら間違いなく毎日知恵の輪持ち歩いてたもん。
あとキャラ同士の掛け合いが相変わらず最高。
ちなみにここまでで一番好きなセリフは雁音嚇音さんの
「礼には及ばないよ 足元にも及ばないけどね」
ですね。
こういう口に出して言いたくなる言葉作るのほんと上手い。今後もこういうのもっとください。
雷雷雷
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これもまだ一巻しか出てない。
あとこの作品をジャンル分けしたりどこがどう面白いか解説するにはまだ色々足りなすぎる。
それでも俺は1巻の中でコベニカー並の衝撃と面白さで笑ってるしなんかわかんないけどニッチなエロスを感じたりもした。
マンガワンでも読めるのでよかったら。
漫画だと他にもJ⇔mとかチー付与なんかも面白い。
チー付与は特に面白い。
あとそろそろBLUE GIANTとかいちご100%とかうっかり読まずに来てしまった名作も読んでいきたい。
まぁこんなところで漫画は終わり。
アニメ
江戸前エルフ
これは最高でしたね。
今年の日常系も色々あったけどこれに救われた3ヶ月があった。
一生見てられるタイプの緩やかさだった。
あと楽曲にも恵まれてる。
ナナヲアカリは勿論なんだけど、元々好きだったCody Lee(李)がEDやってて、その曲が作品にハマりまくってて素晴らしかった。
『おどる ひかり』って曲です。
くだらなくて愛おしくて可愛げに溢れてて、その中で垣間見える人間とエルフの違いから想像出来る未来への切なさの配合がよかった。
疲れたら見返したくなるやつ。
救ってくれてありがとな…。
スキップとローファー
アフタヌーンからの刺客。当然のように強い。
実はアニメ見るまで原作少女向けかなとか思って読んてなかったんだけど全然そんなこと無かった。
出てくるキャラそれぞれの感情の機微を描くのが上手いし何処かで必ず共感を得られるように仕組まれてるのがずるい。
俺は梅雨の時のエピソードが好きでした。ふへ…。
BanG Dream! It’s MyGO!!!!!
勿論みんな見たよね?
これはねぇ…最高でしたよ。
正直バンドリってタイトルから外した方が新規惹き付けられたんじゃないか?って思うくらい単体作品としてレベル高かった。これまでは何処かふわふわしてたバンドリアニメだけどMyGOに関しては女女の関係性がぐちゃぐちゃに絡み合ったストーリー性と直情的でぶっ刺しにくる楽曲とのハマり方が良すぎた。
俺は途中からART-SCHOOLとかストレイテナーを幻視してたしあるキャラの事をコイツ木下理樹か?って重ねてた。
あと長崎そよさんとあのんちゃんマジでいい。
長崎そよさんの全てを愛したい。
そしてあのんの喋りが癖になり身体に染み渡ったらお前も今日から"ダチ"だ。
星屑テレパス
お前らがぼざろぼざろ言ってる間にきらら作品で凄いのやってたけど知ってる?
俺がこの冬生きれたのは間違いなく星屑テレパスのお陰だったよ。
明内ユウと海果の関係性なんかはOS-宇宙人を想起させられた。
さらには宝木遥乃という人間が形成された過程が描かれた10話「泣き虫リスタート」は良かった。宝木さんの裏に隠された弱さの描写には脱帽。俺はこういう子に弱い…。
そこから続いた11話「再戦シーサイド」も凄かった。雷門瞬がさ、初めて自らをさらけ出したんだよ。中盤なんかは「ここまでギスギスするの?」ってビックリしたけどそれは後半でもう一度固まるための布石で、あの真っ暗なトンネルをきらら作品で通るのって相当大変なんだけどよくやり切ったなって。
あとですね、作中で海果さんが「遠くの星が眩しければ眩しいほど足元の暗さから目を逸らすことが出来たから」って泣きながら言うシーンがあるんですよ。
こういうのってさ、ほんとに暗がりを生きてきた者にしか出てこないような言葉なんだよ。
それをきらら主人公から喰らうことになるとは思わなかった。最高に刺さりましたし、とても好きでしたね…。
他にもめちゃくちゃ沢山あるんですがアニメはこの辺で終わるね。
映画
アイカツ! 10th STORY 未来へのSTARWAY
まずはこれよ。
もう今年いちばん良かったのはアイカツと出会って全話見てこの映画で泣けたことですね。
これに関して詳しくはこっちの記事に書いてます。
https://note.com/himohiro/n/n78f6e00d6b06#9EA0231D-62E5-4247-B6EC-602A30C13FEC
グリッドマン ユニバース
オタクの好きなもの全部詰まってた。
俺は元よりSSSS.DYNAZENONの蓬と夢芽さんに悶えていたので劇場で2人のレベルアップしたイチャつきが見れたのも嬉しかった。
正直好きな点挙げてったら普通にnoteこれだけで埋まって年越すの堪えた上でこの辺にしとく。
ボイスドラマも最高。
スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース
間違いなく最高だったんだけどまさかの後編待ち食らってるので感想は書かない。
ガールズ&パンツァー 最終章 第4話
狂いました。4章まで生きてて良かった。
あんなもん見たらもう笑うしないだろ。
ゲゲゲの謎
これ今年の終わりに観れてほんとに良かった〜!!
人間側、妖怪側、父親的側面での対比、とか言いたいことめちゃくちゃ湧き出てくる。
墓場鬼太郎とか色々読んでから行って正解だった。
あと入場特典の味が一生する…。
他にもポールプリンセスとかBLUE GIANTとかヴァチカンのエクソシストとかも良かったけど映画はこの辺で。
小説
世界でいちばん透きとおった物語
今年はあんまり小説読めなかったんだけどこれは読んでなかなか貴重な読書体験出来た。
話自体はそこまで芯に刺さった訳じゃないんだけどやっぱり仕掛けと合わさったらなかなかに凄いインパクトを食らった。
一切ネタバレ出来ないのでなんも言えん
うらおもて人生録
これ、かなり前に出た自伝かつ教訓本なんだけど的確に今の自分に言葉を当ててくるから面白い。
特に幼少期の自己形成に纏わる話と人が持つ運の話は理路整然としてて自分が土台にしてた考えがより強固になった。
やっぱり面白い本は時代問わない。
飛び立つ君の背を見上げる
俺が好きな南中カルテットがメインとなるユーフォの小説。
ようやく読んだけどこれは大好きなブックになっちゃったね…。
やっぱり武田綾乃作品は全部好きになる。
なんで内容について感想を言わないか分かるか?
長くなるからだよ。年明けちゃうだろ。強いて言うなら…いや、やっぱ長くなる…やめる。
番外編
これと出会えて良かった。
出会って4光年で合体
![](https://assets.st-note.com/img/1703870534384-KRfv7sw83x.jpg?width=1200)
もう正直今年はこれ語るためにやってた所ある。
R-18作品だけどそもそもこんな一個人のnoteで配慮する先なんて無いので好きなだけ勧める。
出てる媒体とかエロ漫画とかいう括りから発生する他者の目なんて度外視でこれ俺の本気のおすすめな?って人に勧めたい、それくらい一つの作品として熱を持って勧められる
じゃあこの作品のどこを話す?ってなるとこれがまた大変なんだ。出会って4光年、これ実は300ページくらいある大作で、1ページに詰められた情報の密度がとんでもない。
コマ割り、文学的な文体、創作的発想とキャラ造形の秀逸さ、伏線回収の巧みさ、人に読ませる文章、そういうひとつひとつの要素。どれをとっても向こう何十年と語れるくらい良かった。
今年の星雲賞は誇張でも冗談でもなくこれだと思ってる。
これ読んだ時確か6月だったと思うんだけど、冒頭数十ページ読んでその衝撃に耐えきれず2時間くらい家飛び出して近所徘徊したんだよな。
て事で今回はこれで終わっとくわ。
ちょっと内容について語れないものが多くて悔しい。語れなかった理由は年越しまで24時間切ってるからです。もっと早く書出せばよかった…。
あと今年は好きな作品の完結が多かったり好きなバンドの解散もあり寂しかったですね。
今年紹介した作品には来年の今頃も連載してて欲しいですね…。
じゃあ終わり。