経営者が金儲け目的だった放デイの職員でした。 (3)
ドクロおじさん主催の他施設との交流会という名の飲み会がありました。そこでは新規立ち上げの施設を紹介し、既存の施設の方とのご挨拶を兼ねて開かれたものでした。他施設の職員と経営者が合わせて30人ほどいました。もちろん同じくオープンする施設も参加していました。
そこでいろいろと気になっていたことを当たり障りなく聞いてみたのです。
どんな親会社なんですか?
運送業やバー、デザイン事務所土建屋など…全て他業界でした。
療育は普段、どんなことをしているんですか?
宿題をやらせて、自由時間にしているところがほとんどでした。DVDで映画を見せたり、おもちゃを自分で出して遊ぶ、段ボール制作遊びなどでそこに職員はつかないで見守っているとのことでした。
土・日・祝も行っている所は、車で片道1時間もかけてどこかの施設(博物館など)へ見学に行くとのここでした。
行事はなにかやっていますか?
「博物館に行ったりは行事になるのかな?」と言っていたので、すかさず行事計画は書いていないんですか?と尋ねたところ、「ないですよ~」とあっさり。集団遊びとかは聞きませんでした。
クリスマス会を保護者と一緒に行うという施設もありました。利用時と利用時じゃない子をみんな施設に呼んでと言っていて…それはありなのか?というシンプルに疑問があり聞いたところ、「お金は定員までにしか請求してないから」とのことでした・・・
なんで発達支援へ転職したんですか?
個人的には一番聞きたかったことでした。(自分の施設含め)
経営者には経営者同士で話し始め、聞けなかったのですが。多くは介護施設出身で有資格者と無資格者が3:7くらいでした。介護施設で給料が低かったから、介護施設の経営者が暴力団だった、どこも仕事が続かない、前職で人間関係にトラブルがあったから・・・という理由が出てきて、子どもの療育や障害児に興味があったからという方はゼロでした。
これが現実なのかと思うと悲しくて、困っている子どもや保護者を助けたい!と仕事に夢を見る自分が幼かったのか?と突き付けられたように感じてしばらく落ち込みました。
もちろんお金のために働くのは当たり前です。それはわかっているつもりですが、、、保育園でもそのような方がいましたがそれ以上だったので、一緒に働くうえで同じ方向を向いていけるかなと不安が出てきました。
しかし、気持ちを切り替えていくしかない。今できることはなんだ?と考えた私は
・このコンサルの言うことはきちんと精査して取り入れる
・他の施設との差別化を図って、預かりだけでなくきちんと療育をする
・見守るだけでなく、きちんと子どものそばに就く
これをするべきだと自分の施設の経営者に伝えました。すると意外に受け入れてくれ、共感もしてくれほっとしました。
しかし、この共感がなんだったのかと思うことになるとは予想しませんでした。
続きは近日中に…
現在も福祉に大きな利潤を求める企業が存在しています。戦っている職員、諦めている職員、様々な状態にある現状を知ってほしいです。ここのコメント欄では個人を特定するものや誹謗中傷でなければ子どもに関わるお仕事の方のために使っていただけたらと思っています。