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Photo by
mikaruma
経営者が金儲け目的だった放デイの職員でした。 (5)
ついに施設がオープンしました。
オープン前に利用したい児童が2人いて既に契約済みだったため、オープン時から療育は始まりました。1人は近所の子でどこからも受け入れをしてもらえなかったとのことでした。もう1人は同僚の”受け皿さん”の親族の子でした。
受け皿さんはこの施設に通所するために受給者証を取得したようです。その子はすでに保育園へ通園している子で、保育園の担任へお話を聞きに行った際には「登園が非常に少なくて困っている。月に3回ほどしか来ない」と話していました。
私と児発管の方は一貫性のなさに戸惑いが隠せずにいました。しかし、親族ということもありトラブルになるのも嫌だったので経営者の方に報告したのです。保育園ではネグレクト傾向も示唆しており、その旨も伝え、施設側に親族がいることで考えられるトラブル等を伝えました。
しかし、ネグレクトの意味も分からない経営者なので今思うといまいちピント来ていなかったのかもしれません。なにより、オープン初日から利用者がいるということが優先的で「保育園に通っていないのであればウチにたくさん通えるよね?」と言ったのです。
しかし、放デイの半数以上はテナントで療育をしているところが大半です。保育園のように設備が整っているわけではありません。お風呂も入っていない、歯も磨いていないで初日に来たため匂いも非常に強く、これは対処できるものではないのではということも話したのです。
私自身、保育園勤務の際にはマルトリートメントの子どもを担当していたことがあったので、専門的な知識と信頼関係がないとうまく対応出来ないのは身に染みてわかっていたつもりだったのでモヤモヤした気持ちが広がっていきました。
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