僕の好きな女の子
『僕の好きな女の子』観てきました。
又吉さんが好きで、観たいなぁとずっと思っていて、
時間もできたし重い腰を上げて見てきました。
予告も見ていたし、きっと結ばれないだろうということはわかっていたから
だからこそ最初からずっと仲睦まじい、一見本当に幸せなカップルのような二人の姿が、僕の目にはとても残酷に映っていました。
“女の子”がそれはそれは可愛い。恐ろしい。
周りの人がどう言おうと、何と言おうと、信じたくなるし、守りたくなる。
失いたくないとそりゃあ思う。
あ、先に書くと、主人公の加藤の気持ちがわかる側の人間だと僕は僕自身を思っています。
「いい人」で「めんどくさい」タイプの人間だと俯瞰してます。
それでいいとは思わないけど。
関係性に名前なんか付けたくないし、2人がそれでいいならそれでいいじゃない。大切なものはそこにあるじゃない。
とは思うけど、それが言い訳で、心の奥の本当の自分が求めていることは、実はそこを肯定してはいなかったりする。
単純に、純粋に、「怖い」
人間ってめんどくさいなって思います。
心が見えたらって思うことで溢れてます。でもきっと、同じくらいに見えて欲しくないわけです。
劇中で流れる主題歌「友達じゃがまんできない」
強い想いが、優しく解き放たれ、凝縮したこの3Dが心を揺さぶりました。
いい時間でした。
僕は好きです。