ヒミツキチ森学園とは?
ヒミツキチ森学園とは?
ヒミツキチ森学園とは、どんな学校なのか。
どんな風に一日を過ごし、どんな学び方をする学校なのか。
子どもたちが過ごす情景を少しだけここに描いてみたいと思います。
(ここに記載している内容はあくまで2019年3月現時点での構想です。)
ここからさらにヒミツキチ森学園が進化していく上で、カリキュラムの内容が更する可能性はありますが、大切な軸の部分は変わることはありません。
ヒミツキチ森学園ではオランダのイエナプラン教育とデンマークの教育の指針を土台にしつつ、単なるその国々の教育の模倣ではなく日本の学習指導要領や日本の教育と融合した形をベースにしています。
大切にしたい指針の柱は以下の4つ
1:対話
2:共創
3:リフレクション(内省)
4:自分を知る
ヒミツキチ森学園のクラスは異学年混合学級です。
1~3年生、4~6年生のクラスに分かれます。
異学年混合のクラスでは、”誰かが誰かよりも何かを知っていること”も、”誰かが誰かより何かを知らない”ということも当たり前の光景です。
そして”教える人”は”先生”だけとは限りません。
むしろここでの”サポートリーダー”と呼ばれる先生は、教えるのではなく常に問いを投げかけ、問いを引き出す役割をします。上の学年の子が下の学年の子に教えることも、お互いに教え合うことも日々当たり前に起こります。
そこから”分からないことや人に聞くことは恥ずかしいことではない”というメッセージを言葉ではなく体感で理解していきます。
そしてお互いに教え合うところから、【共創】というものを肌で体感して理解していくのです。
そしてあらゆる場面において、円になってクラス全員の顔が見えるサークルで【対話】をするサークル対話の時間があります。
クラスの運営について話し合うにも、自分の意見を発表するにも、あらゆる場面においてサークル対話で共有をしていきます。
ここから自分の気持ちを皆に伝えること、他の人から意見を言われるのは決して攻撃ではなく一つの対話のキャッチボールだということを知っていきます。
そして自分の意見を押し付けるでもなく、何でも受容してしまうのでもなく、本当に意味のある話し合いをする力をここで身につけていきます。
また、ヒミツキチ森学園では【リフレクション(内省)】の時間をとても大切にします。
自分のワクワクしていることをマイプロジェクトの時間で掘り下げたり、一週間のはじまりに自分で時間割を組み立てることもそうですが、大切なのはその後。
実際にやってみてうまくいったのか、いかなかったのか。
そこから何を感じたのか。
どうすれば次につながるのか。
その時の自分の感情はどんなものだったのか。
自分の心の声が何と言っているのかに耳を傾け、そこからまた次につなげる経験学習サイクルを自分で確立していきます。
こういった時間の中で【自分を知り】、自分が本当に好きなこと、夢中になるものを見つけたり、逆に苦手なことは誰にどう助けを求めたらいいのかを知っていきます。
何でも一人でそつなくこなすオールラウンダーでなくたっていい。
これからの社会は対話を通して共創でつくられていくこと、いわばシチズンシップを体得していく学びの場なのです。