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遠い昔の部活の思い出


#部活の思い出 #青春 #リーダーシップ

遠い昔の部活の思い出。

小学生の時に1,2度卓球をしたことがあるという理由で卓球部に入部した。

1年生

狭い中学校の体育館で我が卓球部は練習をしていた。隣には柔道部が練習していた。1年の時は先輩のプレイを眺めて学べがごとく、両手を腰で組んで球拾いをしていた。柔道部にしばしば球が転がり、背負い投げの犠牲となり踏み潰されたことがあった。そんな潰れた球も「すみませーん」と言って残らず拾いにいった。疲れた。

1年生はもちろん初心者であるから素振りの練習を何百回とさせられた。今思い出すと恥ずかしいが足をもろに出したユニフォームで外で素振りをしていると野球部の同級生に素振りの真似をされて、よくからかわれた。

2年生

我が校は市でもベスト6に入るほどであったが、3年生が卒業する直前まで卓球台でまともに練習をさせてもらえなかった。まともに教えてもらった記憶もない。卒業直前に3年生がそれに気づき、慌てて2年生の私たちを教えにかかったが、時既に遅し。企業でいえば、次期リーダー育成&リーダーシップパイプライン構築の失敗だ。3年生はうつむきながら言葉少なに卒業した。

3年生

何故かそんな不安だけどゆるい雰囲気の船出の我が卓球部で「なんとなく」最近の言葉で言うと「いいんじゃね~」の理由で部長に選ばれてしまった。当時は中学の部活では一番強い人が部長に選ばれることが多かったが、私は部でも卓球スキルが卓越している訳ではなかった。

3年生になるまでラケットで球をまともに練習してこなかった私たちは勿論前年度の試合の結果を大きく下回った。ただ部の雰囲気だけは良かった。

帰りに学校の近くのあまり愛想がないパン屋さんで焼きそばパンを買って、歩きながら食べて帰った。その後学校で部活帰りにお店に立ち寄ることが禁止となり、お腹をすかせたまま、まっすぐ家路についた。

市の大会のシングルスの試合で、ある高校の1年生と対戦した時、接戦で勝ったことがあった。その後その女性から「あなたの粘りに感動しました。」と突然手紙が来て、文通をしませんかと誘われ、驚いた。その後彼女の粘りで暫く文通をすることになった。

そして卒業。3年生になってからは、同級生に素振りをからかわれても言い返すことがうまくなり、からかわれることもなくなっていた。



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