インターネット授業の様子


 博物館経営論はスクーリング受講の科目。スクーリングなので学校へ行ってもいいのですが、平日の講義なので仕事を持つ私にはそもそも不可能。というか、だからこそインターネット授業が受けられるこの大学にしたのです。講義は1週間に2回、もしくは1回のふたつのパターンがありましたが、集中的に取り組んで早く終わらせたかった私は週に2回のパターンで履修登録しました。

 たしかゴールデンウィーク明けから2ケ月間ほどだったと思います。毎週火曜日と木曜日、18時半には自宅へ帰り、PCをネットにつないで講義が始まるのを待つ、90分の講義が終わると受講レポートを書いて(入力して)提出、という生活を繰り返しました。私の場合は自宅と会社が近いのが幸いでした。

 ただ、この期間に泊まりの出張が結構入ってしまい、そのたびに個人PCをキャリーバックに入れて移動し、出張先では仕事が終わればすぐにホテルに戻って受講するということも多かったです。最近はどこのホテルもWifiがあるので助かりました。

 PCをネット経由で教室につなぐと大きな黒板(白板?)が表示され、授業の内容(パワーポイントの資料)が表示されます。先生は説明をしながらここに文字を書いたり線を引いたりします。この白板に表示される内容は事前にダウンロードして印刷ができるので、予習や復習も簡単にできます。予習・復習はしなかったけど、ノートをとるのが楽でした。

 先生の顔はその横の小さな画面に出ています。授業中はチャットで先生に質問をすると、タイミングをみて回答をしてくれるという双方向授業でした。授業が始まって最初にするのが出席を取ることです。先生がひとりづつ名前を読み上げていき、出席している人はチャットで返事をするのです。ひとりでPCに向かっていると、実際に教室で授業を受けるよりも集中できるようです。

 こんな感じで15回の講義を受講し、最後の16回目が試験となります。試験は画面に問題が表示されて回答を入力していく方式です。基本的に誰からもチェックされていない状況なので、いわゆるカンニングし放題です。でも、問題の数が半端なく多いので、そんな余裕は全くありません。唯一、講義の時に印刷していたパワーポイント資料を横においてパラパラめくることができたので、教科書持ち込みOKの試験をイメージするといいと思います。

 試験は自分としては8割から9割の出来で、うまくいけば「優」がもらえるかな、と思っていたのですが、9月に発表された成績を見ると残念ながら「良」でした。少し悔しかったです。


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