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年末のクラファン支援&寄付報告 / デジタル上で”良い行い”をどう証明する?【SBT・web3】

こんにちは、北條です!

富山県氷見市を拠点に、写真や文筆などのクリエイティブ領域で活動したり、TomorrowWorks.という氷見市のしごと総合メディアの代表を務めたり、幅広く活動しています。

詳しい活動内容は、Wantedlyポートフォリオサイトをご覧ください。


タイトルの通り、年末にかけて計3件のクラウドファンディング支援と寄付をさせていただきました。そこで今回は、各案件のご紹介と、web3関連で感じたことを、noteに書き残したいと思います。

どうぞ最後までお付き合いください。

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● 支援させていただいた案件のご紹介

これまでお世話になった方たちのプロジェクトが、年末にかけてどっと立ち上がりました。うち2件は氷見発しかも湊川周辺(ヘッダー画像)のプロジェクト。氷見のまちが活気付いてきたように感じられて嬉しい限りです。

<1>

昨年、イタリア料理店「ボーノ・ペッシェ」を事業継承した吉沢さんご夫婦によるプロジェクトをご紹介します。TomorrowWorks.の後継者マッチングサービスを通して、おふたりをサポートさせていただきました。

いよいよバトンタッチの日が迫っており、とても楽しみです!

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<2>

ボーノ・ペッシェから徒歩圏内に位置するのは、クラフトビールのお店「ブルーミン」。オーナー・山本さんによるクラファンが始まりました。

湊川のお店では以前、写真展を開かせていただきました。とても思い出深い場所です。

これまでは、氷見市と富山市の直営店でしか飲めなかったブルーミンのクラフトビール。缶ビールを製造することによって、氷見から全国、そして世界の人たちに届けることが可能になります。すごい取り組みです!

<3>

昨年は「公益財団法人あくるめ」さんが運営する、まちづくり学校「かがやき塾」最終発表会のゲストスピーカーを担当させていただきました。

あくるめさんがこの度、加賀市の若年女性を支援する基金「KAGA JOJOJO FUND」を立ち上げられたということで、僅かながら寄付させていただきました。

加賀と氷見の繋がりは、ちょうど3年前の「UMINO APAMACHI SCHOOL」(※)の最終発表会(その際は、当財団に所属する山田さんがゲストスピーカー)から続いています。今後もこのような繋がりは大切にしていきたいと思います。

※ 氷見の創業スタートアップセミナー

興味のある方は、ぜひぜひご支援していただけると嬉しいです!


● デジタル上での”良い行い”をどのように証明する?

ここからはweb3関連のお話です(難しい話ではないのでご安心ください)。

クラファン支援や寄付という社会的に”良い行い”を、デジタル上で証明するにはどうすれば良いのでしょうか?(もしかすると、私自身が嘘をついている可能性だってあります)

それらが本当かどうか確かめるには、いちいち各サイトへ確認しに行かなければなりません。

一方で、支援した側からすれば、支援した証拠をスクショしてシェアするしか、今のところ方法がありません。(スクショもどこかの拾い物かもしれません🤔)

<1>の支援でもらった画像


どうやって、社会的に良い行いや、(自分も関わって)みんなにもシェアしたいことを、デジタル上で証明すればいいでしょうか?

ひとつの答えはブロックチェーンです。NFT(代替不可能な唯一無二のデジタルデータ)という言葉を最近耳にした方もいらしゃると思いますが、NFTはブロックチェーンの技術によって成立しています。

ブロックチェーンの主な特徴をAI(ChatGPT)に聞いてみましょう。

  1. データの改ざんが困難で、信頼性が高い。

  2. トラストレス(中央集権型のシステムや、特定の信頼できる第三者を必要としない)

  3. 透明性が高い

となり、自らの行為をブロックチェーン上に刻み、誰かに取引データを参照してもらえば、証明することが可能になります。


● 売買や譲渡ができないNFT(=SBT)を活用する

SBTは「Soulbound Token」の略で、マーケットプレイス上での売買や他者への譲渡ができない仕様のNFTです。

おそらく今後は、SBTを活用して、個人が行った履歴を見える化したり、他者が参照するユースケースが広がると思われます。

実際に、大学機関が学修歴証明書をNFTで発行する例も出てきました。

SBTの良いところは、メタマスク等のウォレットさえあれば、トークンを受け取れるという点です。ハードルが高い暗号通貨を用意する必要がないため、比較的誰でもweb3の世界を体験できるようになります。


● web3によって変わる、オーナー(お店・企業・クリエイター、etc.)と顧客の関係性

今後web3が浸透していけば、クラファンのような資金調達は、個人間のやり取りにとって行われるでしょう。これまでは(web2時代)、プラットフォーマーが仲介していたため、一部のお金は手数料として彼らに渡っていました。しかし、web3においては、プラットフォーマーの役割は減り、より”純度が高い”応援ができるようになるはずです。

Mirrorは記事全体をNFT化できるサービス。クラファン機能もあります。

またweb3の世界では、支援後のコミュケーションも取りやすくなるため、コミュニティ形成にも役立てられます。例えば飲食店の場合、お店のトークンを持っていれば特典をもらえたり、自身が持っているトークンを友人にプレゼントしたり、デジタル上で様々なやり取りを行えます。

それは、お店(売り手)→ 顧客(買い手)の一方通行だったやり取りが、web3によって大きく変化することを意味します。

つまりは、お店と顧客が協働して、一緒にブランドを築いていく時代が来るのではないでしょうか(ブランディングやコミュニティ形成がより重要に)。

スポーツのクラブチームでは、フィナンシェというサービスを利用して、そのような取り組みがすでに始まっています。


● 買い手側のトレーサビリティや透明性

今の社会は、単にモノやコトを消費するよりも、社会や環境に良い企業のプロダクトやサービスにお金を使う流れになっています。

では、何にお金を使ったか、誰にお金を使ったか、それらを見える化するのが、ブロックチェーン(SBT)ではないでしょうか。

売り手側のトレーサビリティや透明性が求めれるなか、買い手側にも同様のことが求められる世の中になりそうです。

2023年は、SBTが社会に広まって、好きなクリエイターを応援したり、SDGsや環境問題に取り組む企業の製品を買ったりする文化が、根付いたらいいなと思います。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

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北條 巧磨@ましこ/もてぎ
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