2019年4月24日 第1回目の便り
姪からメールがきたのをきっかけに、「姫島の写真を送ってよ」と返信したのが、そもそもの始まり。それから、写真がどんどん送られてきて、これは楽しいと、noteで公開することに。姫島の詳細については、随時、紹介していきます。
上の画像は天草(テングサ)で、トコロテンや寒天の原料となる海藻。
濃い赤紫色で太さ1mmくらいの枝が樹枝のように分枝して、海の中では20~30cmの半球状に広がっている。
天草を寒天にするには、陽にあてて乾かし、乾いたら水をかけてまた陽に干してを、色が抜けて白くなるまで1週間程度繰りかえす。
白くなった天草を水と一緒に煮ると、粘液質のドロドロのトコロテンの素となる成分が出てくる。それをろ過して大きな型に流し込み、常温でゆっくり固める。
この固まったものを「ところてん突き」で細く突きだしたものが、本物のトコロテンだ。寒天は、粘液質の状態のものを凍結・乾燥したもの。
子どものころ、トコロテンを酢醤油で食べさせられたが、海藻の香りがキツくて苦手だった。ところが、上京後、東京で食べるトコロテンは、まったく香りがせず食べやすいのには驚いた記憶がある。しかし、まったく香り、味がしないというのも、ゼラチンを食べている感じて、心もとない。
大分県姫島からの離島の収穫便りです。サポートよろしくお願いします。