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体験価値の提供

体験の価値

昨今、モノ自体に価値をつけるというよりか
体験の価値にお金を払うことが多くなっていると感じます。

高級車とかを買うより友達とグランピング
みたいな価値観が広がっているのではないでしょうか?
(現在、若者の○○離れみたいな話題も見かけますが……)

noteのサービスも、知識に課金するって感じですよね。

そんな中で、演劇は絶対にモノとして残せません。
パンフレットやDVDは残せても
生の公演は残しておくことはできません。

ならば、提供できるのは「体験の価値」だけ。
劇場で何を体験してもらうかが、お芝居なのではないでしょうか。

その体験というのは、劇団の個性です。
Яealityだったら、ある種の問題提起みたいなモノですが、
現実ではありえないファンタジーでもいいし
イケメンの世界でもいいし
前衛的な作品の世界でもいい。
なんでもいいと思うのです。

お客様が体験したい世界を表現するのも
劇団の売りであり、価値の提供だと思うのです。

「体験」を体験したいと思わせる

グランピングは豪華版バーベキュー。
温泉はあったかくて気持ちいい。
なんとなく想像できますよね。

でもお芝居はどうでしょう。
劇団四季さんが人気があるのは
「劇団四季ならこの作品はこうやるだろう」
「この作品の原作やアニメを知っているから想像できる」
と、予想ができるからだと思うのです。
キャラメルボックスさんや新感線さんも同じですよね。

ただ、私たち劇団Яealityのお芝居は
「情報が少なくてどんな作品か想像しにくい」
のだと思うのです。

もしかしたらすごくつまらないかもしれない。
3000円あったら結構いいもの食べられるよな。
お芝居から何を得られるのかわからない。

これでは、せっかく良い「体験」を作っても
その体験をしたいという人が少ないと思うのです。
イノベーターやアーリーマジョリティと呼ばれる
いわゆる新しいものを体験して見ようという人たちは
とても少ないのが現実です。

では、どうやったら舞台という体験をしてもらえるようになるのか。
そこを徹底的に考えないといけないな、と思います。

ネットが発達した世の中。これを生かさない手はない。

昨日SNS展に行った時の写真です。
この展示は、インスタでバズった写真を色々な媒体で表現した作品です。
道にビニール袋が舞っているだけの日常の写真ですが
これがバズった。

今の世の中、何が流行るかなんで予想できなくなってきています。
インフルエンサーと呼ばれる方達は日々発信をしているし
デレビで世論は動かなくなっている。
個人が情報を発信できる時代で、
もう何が良いものか、という判断がつきにくくなっている。
少なくとも私はそう感じています。

逆に言えば、ネットに情報を公開し続ければ
どこかで自分のことを知ってくれる人がいるかもしれないということなんじゃ???

これをやらぬ手はないだろう!
というわけで、私もなるべく毎日ブログを更新しようと思いました。

体験の価値がこれからの未来を作る。

体験の体験を作っていきたいですね。

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香西姫乃|合同会社舞台裏代表
いただいたお金は!!!全て舞台裏のためのお金にします!!!!殺人鬼もびっくり☆真っ赤っかな帳簿からの脱却を目指して……!!!