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音楽と演劇。どうしてこんなに規模が違うの?

音楽ってすごいですよね。

今の時代、スマートフォンがあればどこでも音楽が聞けるし
音質にこだわるならウォークマンに入れればいい。
ストリーミングサービスも充実しています。

そんな中で、CDが売れないという話を聞きました。
そりゃそうですよね。
だって買う必要ないもん。
私はTSUTAYAで済ませますが、
有料ストリーミング配信を利用していたらそれすらもいらない。
CDが売れないわけだ。

でも、音楽活動をしている方は、もう一つ重要な収入源を持っています。
ライブです。

そこで私は思いました。
演劇だって一種のライブじゃない?
なんで演劇はこんなに収入が少ないの?

そこで、音楽と演劇の違いについて考えました。

演劇は金稼ぎのためにやってるんじゃない!
と思われる方もいらっしゃると思いますが
私は演劇で稼げるような世の中になればいいな、と思っているので
その辺はご容赦願います。。。


共通点は「ライブ」 でも……

音楽、ここではフェスやライブのことにします。

ライブって、目の前で演奏されて歌って
本物がそこにいる!っていう空間ですよね。

それって演劇も同じじゃん????
ミュージカルだったら目の前で歌うし
なんなら踊るし
役者は本物だし
なんら変わらんじゃん???

ここだけ見れば、演劇も音楽と一緒の土俵に?
とはならないんですよね。

まず、前々の記事から話しているように
当事者意識」の差が大きい。

音楽ライブって、これ完全なイメージなんですけど
飛び跳ねて頭振るようなのからフォークソングのコンサートまで
「ああ、この歌詞の気持ちわかる」
みたいなの多いと思うんですよね。
そう思うからコンサートに行くわけだし。

でも演劇って、
行ってみなきゃどんな話かもよくわかんない
当事者意識は、
音楽ライブほど多くの人に出ないんじゃないかな……。
って思っています。

あとは、「参加型

音楽フェスって、どういう形でもお客様が参加すると思うんです。
それが合いの手なのか、歓声なのかはそれぞれだけど。
それって、演劇にはあまりないですよね。

うちの脚本家がおかもと名義で活動している
インプロといういわゆる即興演劇は
お客様から頂いたお題やセリフなどを使って
お芝居を組み立てていくものもあるそうです。

演劇の究極の観客参加型形式ですよね。
自分が書いた言葉で役者が動くとか
もう、感動ですよね。

なかなか演劇に参加型を盛り込むのは難しいけれど、
きっと上手く取り込んだのが
マルチエンディングなんだろうな……。


そもそも演劇って身近じゃない

さっきまで、「当事者意識」や「参加型」
なんて言ってますが、

そもそも演劇と音楽じゃ違いすぎますよね。

何が違うって、
きっと普段の生活から触れられるかどうか
なんだと思います。

一番最初に書いた
ストリーミングサービス。
いつどんな時でも好きな場所で音楽が聞ける。

演劇はそうはいきません。
生で観られるのは劇場だけ。
公演期間も開演時間も決まっている。
そんなこのご時世に合ってないですよ……。

現時点でお芝居が好きな人はいいんです。
どうぞこれからも演劇をよろしくお願いいたします!!!
問題は、
「演劇楽しそうだけど爆弾も多そうだし時間ないし行かない」
という層が一定数いるというところなんですよね。
レイトマジョリティと呼ばれる層になり得るとことです。

演劇の難しいところは、視覚と聴覚が必要なところです。
視覚と聴覚が伝えられて、誰でも手に入る情報……。

動画!!!!!!

と、本日も動画の必要性を感じました。


どうしたらもっと身近になるのか

音楽は聴覚しか必要とせず、PVなどは付加要素。
常に携帯することができて、気軽に楽しめる。
ライブは音楽はわかるし、自分も一員となって盛り上がれる。

演劇は視覚と聴覚を必要とし
普段から触れ合える機会が少ないぶん、とっつきにくい。

音楽は曲や歌詞やアーティスト情報や
PV、口コミ、ファンクラブなど知る方法はたくさんある。
それに比べると演劇は情報が少なく感じます。

争うものでもないけれど、
どうして音楽はこんなに浸透したのか、は
自分の中でもっと考えてもいいな、と思いました。


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香西姫乃|合同会社舞台裏代表
いただいたお金は!!!全て舞台裏のためのお金にします!!!!殺人鬼もびっくり☆真っ赤っかな帳簿からの脱却を目指して……!!!