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【日光旅行記】神苑の巫女、八乙女さん 〜日光二荒山神社と明治の館編〜
#3.日光夏詣の旅。〜二荒山神社と明治の館編〜
日光市足尾の国民宿舎『かじか』に二泊し、三日目は神社を参拝してから東京に帰ろうと思っていました。
お世話になったかじかの方々に別れを告げ、まずは約三年ぶりの参拝となる日光二荒山神社へと向かいます。
足尾からだと車で約40分くらいです。
まあまあ離れてるよね、日光市って広いんだな。
今回は、日光二荒山神社の参拝と合わせて、神社の近くにある大人氣の洋食レストラン『明治の館』でランチをしたお話。
本当は一つずつ詳細に書きたかったんだけど、2024年ももう終わってしまうからね!
夏の記事はさすがに年越しさせたくないのだよ。(笑)
#2.日光夏詣の旅。〜庚申山猿田彦神社と国民宿舎『かじか』編〜
日光二荒山神社
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所在地
栃木県日光市山内2307
御祭神
大己貴命
田心姫命
味耜高彦根命
御由緒
古くより、霊峰二荒山(ふたらさん・男体山)→ 標高2486メートルを神の鎮まり給う御山として尊崇したことから、御山を御神体山と仰ぐ神社で、日光の氏神様でもあります。
境内は、日光国立公園の中枢をなす、日光連山をはじめとして、御神域は、3400ヘクタールにおよぶ広大な境内地です。
華厳の滝や下りのいろは坂、重要文化財の神橋など日光市内に三社鎮座しています。
男体山山頂 → 奥宮
中禅寺湖畔 → 中宮祠
山内(市内)→ 御本社
拝殿
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前回、日光二荒山神社に参拝したのは、2021年の9月--。
その時には、中禅寺湖の畔に鎮座する二荒山神社の中宮祠と中禅寺をあわせて参拝し、二荒山神社の奥宮がある御神体の男体山にも登拝しました。
夏詣。なんだかこうノスタルジックな感じがして、好きな言葉なんですが・・・ただただこの時期の参拝は暑くて大変だ。
けれど、この時は日光風鈴まつりが開催されていて、境内のあちらこちらに吊り下げられたたくさんの風鈴が、ちりんちりんと涼しげな音色を響かせ癒してくれました。
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日光二荒山神社と言ったら、狛犬ならぬ狛ライオン!
相変わらず、天に向かって勇ましく吠えていらっしゃる。
ライオン像がある神社って珍しいけど、東京墨田区に鎮座する三囲神社にもライオン像があるんだよね。
三囲神社のライオン像は、閉店した三越池袋店前にいたものが寄贈されたものなんだけど。
良い縁うさぎ
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『良い縁うさぎ』と書かれた金色のうさぎさんの像が立っておりました。
見るからに新しそう・・・前回、参拝した時にはなかったような?
手に持っている深い青色、藍色の石はラピスラズリだろうか。
ここにうさぎがいるのは、出雲の神様のお使いだからかな。
それとも兎年に建てられた、とか?
ちなみに、この後に参拝する神苑の中には金色のネズミの像もありました。
ネズミも大国主命のお使いです。
今回の参拝の目的は、境内の奥にある神苑なので、表側の紹介はサクッとさせていただきますね!
神苑
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神苑とは神社の境内のこと(庭園を指したりもする)で、特に神聖な場所のことを言います。
日光二荒山神社の神苑は、神社の境内左に位置する有料の拝観エリアとなっています。
拝殿前の無料エリアだけだと、拝殿の大きさの割にコンパクトに感じると思いますが、神苑は結構広いのです。
神苑には重要文化財も多く、パワースポットや見どころがたくさんあります。
前回、参拝した時には神苑には入らなかったのですが、二荒山神社は神苑まで入らないと玄関前で挨拶して帰るって感じだな(笑)
なので、時間があるなら絶対に行くべき!
日光の巫女 八乙女さん
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それでは、300円の拝観料を収めて神苑の中へ。
すると、早速・・・・・・いたーっ!神尾明里ちゃん!!!
前回は拝殿前辺りにいたような記憶があるんだけど、今回は神苑の内側にいました。
ということは、神苑に入らないと明里ちゃんには会えなかったってことだ。
やはり、今回わたしが神苑に入るということは決まっていたのだな・・・同じ神尾だけに!
明里ちゃんは、ただの可愛い萌えキャラではありません!
神尾明里ちゃんという存在がいったい何者なのかは、彼女の横の説明書きを読むと分かります。
私は「神尾明里」と申します。
先祖代々続く、八乙女家の一軒「神尾家」の末裔です。
二荒山神社には、古くより巫女としてお使いする八家がありましたことから、八乙女と言われております。
神尾という苗字はわたしの母方の姓。
遠い親戚かどうかはわかりませんが、八乙女の神尾家と同じ姓であることには絶対に意味があると思っています。
八乙女家について詳しく知りたいのだけど、ネットで検索してもあまり情報が出て来ないんですよね・・・。
詳しい方がいたら、情報求むですっ!!
神様に一番近い参拝所
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“最も本殿に近い”という意味で、神様に一番近い参拝所は神苑の入口付近にあります。
大国殿
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1745年創建の大国殿。
ここには大黒様が祀られているのですが、日光二荒山神社では『招き大国』として有名だと書いてありました。
招き大国とは・・・・・・はじめて聞いたけど(笑)
大国殿の右側に立つ像は、お菓子の神として信仰されているという田道間守。
大和時代、魔法の果物を日本に持ち帰るよう命じられたという伝説の存在です。
お菓子の神様もはじめて聞いたわ(笑)
朋友神社
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知恵の神様として、少彦名命を祀る朋友神社。
神社の隣には、良縁を守護するといわれている縁結び笹があります。
二荒霊泉
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二荒霊泉には三種類の水があり、薬師泉は御本社の背後にそびえる恒霊山の洞窟から湧き出た霊泉で、酒の泉は別宮である滝尾神社境内に湧き出る霊泉を引いたもの。
知恵水は知恵がつき、酒の水は眼病に効能があり、若水は若返ると伝わる名水。
霊泉のそばにある休憩所のあずまやでは、霊泉を使った抹茶やコーヒー、甘酒などをいただくことができ、お水取りのためのボトルも販売されています。
日光連山遥拝所
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あづまやから更に先に進んで行くと見えて来るのが、日光連山遥拝所。
石を組むことで日光連山を表現しているそうです。
ここへ来ることによって、日光の山々に登って参拝したのと同じご利益を得ることができるという、富士塚のような場所ですね。
ここで、かじか荘で別れた知人とばったり会いました・・・!!
せっかくなので、あづまやで一緒にかき氷を食べました♪(笑)
良い縁の杜
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神苑内の位置的に一番後ろ側となる良い縁の杜では、少し階段を登って歩くことにはなりますが、ところどころに離れて鎮座する七福神や、御神木などを巡ることが出来ます。
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このように本殿の裏側から参拝できる場所もありました。
幸せの四つ葉のクローバー
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御神木のそばには、一般的には珍しい四つ葉のクローバーが夢のように群生しています!
写真で見てもたくさんの四つ葉のクローバーを見つけられると思います。
これは自然に発生したものではなく、品種改良によって生まれたものではありますが、こんなにたくさんの四つ葉のクローバーを見つけられたら幸せにならないわけがないよね♡
写真で紹介した以外にも、鎌倉時代に奉納されたという重要文化財『化燈籠』なんかも有名なんだけど、あまり注目せずに写真を撮るのも忘れてしまった・・・(笑)
御朱印
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御朱印をいただきました!
打出の小槌と夏詣の文字が入っています。
この後の参拝で、わたしは思いもよらぬ間違いをしてしまうことになるのです・・・・・・!!
そのお話はまた次回にしますね(笑)
ちなみに、二荒山神社の拝殿から見て右側の方に神社と東照宮を繋ぐ道があるのですが、そこがパワースポットだと言われているようですよ。
明治の館
ちょっと時間が前後してしまうのですが・・・
二荒山神社を参拝する前に、西洋料理のレストラン『明治の館』で少し早めのランチをしていました。
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明治時代、日本に滞在する外国人たちが日光の歴史、文化、自然に魅せられ次々にこの地を訪れました。
日本で初めて蓄音機・レコードの製造販売を行った日本蓄音機商会(日本コロムビアの前身)を創設し〝日本における蓄音機の父と呼ばれるアメリカ人F.W . ホーンもそのひとり。
彼が建てたこのアメリカスタイルの別荘は、当時の日光の匠の粋を尽し、時間を惜しむことなく「乱れ石積み」の技法を用い、壁面全てを日光石で積み上げた貴重な近代遺産です。
また、終戦時の外務大臣・重光葵が東京大空襲で家を失った際に、一時この邸宅に疎開され、ここから降伏文書の調印式に向かわれました。
そんな歴史やドラマを背景に昭和五十二年、明治の近代遺産としての姿を残しつつ、 「西洋料理 明治の館」としてオープンいたしました。
その後、平成十八年、明治時代を代表する貴重な建造物として『登録有形文化財』に登録されました。
明治時代の趣の中で味わう。
明治の館は、19世紀に建てられたというおしゃれな石造りの洋館。洋館の前には綺麗な庭園が広がる。
通り沿いではない少し奥まったところにあるので、森の中の隠れた御屋敷を見つけたようでわくわくする。
そう、もう見るからにわたしの大好物のレストラン!!!
さすがは日光の老舗。レビューの情報によると、とにかく人氣のレストランで基本的には並ぶと思った方がよさそうだ。
ランチタイムの予約ができないので、混雑時にはお店の前で整理券を受け取ってから並ぶ。
どのくらい待つのかわからなかったので、この日はオープン前に行って先に整理券をゲットしておきました!
店前の庭園にはソファなど腰掛けられる物も置いてあったので、待つのは特に苦ではなかった。
先に並んでいる人達もいたけど、平日だったこともあり、オープンと同時に入ることができました♪
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外観から想像する通り、店内も高級感と重厚感があり、歴史を感じさせる落ち着いた雰囲氣です。
わたしは一階でしたが、二階席もあるみたい。
スタッフの皆さんも、執事やメイドさんのような衣装ですてきでしたー♡
衣装だけではなくて、接客もとても丁寧で。
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明治の館のメニューで一番人氣だというオムレツライスをいただきました!
濃厚なチキンライスとふわとろ〜な卵にデミグラスソース。とても美味しかったです。
他にも、ゆばを使ったサラダや、ハンバーグ、ビーフシチューなどのお馴染みの洋食メニューから、明治の館を味わい尽くすコースまであります。
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食後には、ロイヤルミルクティーとチーズケーキのニルバーナを。
今回、明治の館にどうしても行ってみたかった理由は、お店自体もすてきなんだけど、この『ニルバーナ』という名前に惹かれたからでした。
まず、チーズケーキとしての説明をすると、40年間愛され続ける明治の館のチーズケーキ『ニルバーナ』は、本番デンマーク産の最高級のクリームチーズをふんだんに使用し、小麦粉を使わず、手間と時間をかけて仕上た逸品。
しっとりなめらかで、きめ細かい舌触り・・・要するに、美味しいということは伝わるかな?(笑)
この『ニルバーナ』の名前の由来を調べてみました。
漢字では『日瑠華』と書くらしいです。
ニルバーナとは、 仏教用語で“最も優れたもの”を意味し、「日に輝く瑠璃の華の如し」という想いを込めて、日光山輪王寺門跡 柴田昌源深題大僧正が命名したそうです。
・・・・・・日に輝く瑠璃の花??
ちょっとチーズケーキからは想像がし難いですが、瑠璃の花とは、ネモフィラやヒヤシンス、アガパンサス、ルリマツリなどの瑠璃色(青)の花のことを指すみたいです。
そもそも、仏教では瑠璃というものは七宝の一つに数えられ、色としても仏の髪や仏国士などの色として最上の青を称する色でもあります。
日光二荒山神社の良い縁うさぎが手に持っていた宝玉ですね。
少々、チーズケーキから話を膨らませ過ぎたかな(笑)
おそらくこれも、今回の日光旅のメッセージの一つだと思います。
兎にも角にも、非日常的な極上の空間とお料理で、お嬢様氣分を味わうことができたのでした♡
次回で日光夏詣の旅も最終話です。
まさかの、参拝する神社を間違えてしまうというハプニングが起こり・・・?!
𐰷 Next
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スピリチュアルお茶会を開催します!!
【開運むすびカフェ】
日程:2025年1月11日(土)
時間:13:30〜15:30
場所:府中駅(東京)近くのカフェ
参拝:大國魂神社
ここに導かれたあなたへ・・・。
2025年を迎えて、最初の縁むすびイベントとなるお茶会開催のお知らせです!
スピリチュアルお茶会『開運むすびカフェ』は、すてきなカフェでティータイムとお話を楽しみ、その後に参加者さんと一緒に神社参拝をさせていただく少人数制(2〜5名様まで)のお茶会です。
スピリチュアルや神社が好きな方々と、ゆったり楽しくお話ができる縁むすびや開運を目的としています。
参加者募集中です!お茶会の詳細やお申し込みはこちら⬇
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