![雷門](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/7108759/rectangle_large_type_2_e3873b9957b4a5745249ee7586d55360.jpg?width=1200)
天使の休日1 浅草観光
「東京っぽい観光をしたい」
というコンセプトのもと、浅草に行こうということになりました。せっかくだから浴衣を着付けてもらおうと、予約をとり早起きをしていざ浅草へ!
予約の時間の20分前に到着。早すぎたせいかシャッターが閉まっている。十時前の時点で、容赦なく降り注ぐ熱線。外で待つことはそうそうに諦めて近くの喫茶店へ。いつもはカフェラテとかなのですが、ちょっと下町を意識して抹茶ラテ。……あんまり変わらないか。そして期待を胸に予約時間ちょうどに店前へ。変わらず閉まり続けるシャッター。嫌な予感がして店の連絡先に電話すると留守番電話。私の休日終わった……と暑さと絶望が混ざっためまいでたちくらんでいたところに、イケメンの店主さんが自転車で颯爽と登場。「いやぁすいません、鍵を忘れてしまって」と。絶望からの救済を感じたので、なぜかわかりませんが感謝をしながら店内へ。
浴衣に縁がない人生だったので、浴衣を選ぶだけで頭フル回転。仕事より頭を使う。店主さんのアドバイスを受けていざ着付け。意外と締めるんですね、色々と。肺と消化管が締め上げられるイメージ。昔の人は毎日これを着てたのかと、会ったことのないご先祖様にこれまた感謝。
着慣れない浴衣と履きなれない下駄を着て出陣です。偶然にもほおずき市が開催されているとのことで、浅草寺に行ってみました! でも暑さと人の多さで5分で退散しました!
事前にランチをとる場所を調べてたのですが「あそこはやめた方がいいよ」と店主さん。店主さんに教えてもらったおそば屋さんでおいしい天ざるを頂きました。やっぱり地元の方の情報が一番! またまた店主さんに感謝。
続いて東京っぽいことしよう、というわけで浅草演芸ホールへ向かいました。途中でばてて、カキ氷を食べたのはご愛嬌。いちごみるくはジャスティスです。そんなこんなでちょっと遅めの到着で昼の部の残り時間2時間というところ。公演は昼の部と夜の部に分かれているのですが、一度入場料を払えば昼の部と夜の部両方みれるという親切設計(再入場は付加)。そしてそして通常料金2800円のところ浴衣を着ている人は500円引きという嬉しいサービスつきなのです。しかし実際に入る時には躊躇しました。なぜなら演目に並ぶ噺家さんの名前を私は誰一人存じなかったのです。ドキドキしながらチケット販売所にむかうと、販売口には猫ちゃんが寝ています。こちらがなでても起きやしない。販売のお姉さんが差し出してくれたチケットを寝返りうった猫ちゃんの手が隠してしまったりして。愛くるしい姿に癒されながら、劇場内へ。薄暗い会場内では落語が行われている途中。はじめに感じたのはちょっとお酒の匂いがするということ。どうやらお酒を飲みながら見ている方もいるみたい。平日の昼間からお酒を飲みながら落語を見るとは、なんとブルジョアなんでしょう。ちょっとひがみながら、席はなさそうなのでまずは最後列で立ち見です。話の途中だったのでストーリーはわからないのですが、すぐに話術に引き込まれます。言葉の操り方、表現の仕方がうまい! いつの間にか声を上げて笑っていました。となりのおじ様のほうが高笑いしてたので私は目立ってないはず。きっと。すぐに中休みの時間になり、席をたつ方も多かったので早速席を確保。周りをみれば、ご年配の方がほとんど。自分の年代の人はほとんどいない。もっと若い人もみればいいのに、というのが正直な感想。なにせその後の噺家さんもおもしろかった! (おそらく)創作落語から古典落語まで演目に幅がありましたし、何より噺家さんによって表現の仕方が違うのです。そこに大きな笑いと感動を得たのですが、それをうまく言い表せないのが口惜しい。落語、これからも聴きにいきたいと思います。落語の他にも曲芸もありました。曲芸の記憶といえば幼い頃にテレビで見た染之助・染太郎師匠しかないのですが、実際に見ると凄いです。シルクドソレイユを超えるかもしれません! シルクドソレイユ見たことないですけど。その他にも噺家さん達の寸劇も見れて盛りだくさんでした。夜の部も見ようかと思いましたが、空腹に負けて外へ。ようやく暴力的な日差しは少しやみ、心変わりしてスカイツリーにむかいました。途中しっかりソフトクリームを食べましたが。浅草から電車で一駅でスカイツリーへ。あれ、でかいですね。見上げただけで胸が一杯になったので、結局浅草に戻ってきました。浴衣を着ているので夕食も和食を頂きたいと探したところに目に入ったのは某チェーン店のすし屋さん。値段にびくびくしながら食べたのと、帯の苦しさであまり味はわからず。自分としては浅草を満喫したところで着物屋さんに戻りました。着付けの途中で看護師というのをお伝えしていたのですが、帰る間際に店主さんの健康相談に乗ることに。いっぱい素敵な思い出をもらえたので、感謝と共にお答えしました。看護師をしていた良かった、と思える(数少ない?)瞬間でした。あ、平日休みがとりやすいのも看護師のいいところだったりします。
久しぶりに羽を伸ばしたような休日でした。人の優しさももらえた一日で感謝感謝。というわけで、休日の様子を『天使の休日』というくくりでこれからも記事をアップするかもしれないので、よかったら読んでみてください。
これからも暑い日が続くので皆様水分補給と適度の塩分補給してくださいねー。熱中症、けっこうなるときついですからねー
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