椿

既婚子なし40代女。 不妊治療に向き合う夫婦間の心の温度差を埋められず、夫に抱かれたくない妻になりました。 婚外恋愛や火遊びに陶酔しながら、心の均衡を保っています。 自分自身の恋愛観を綴っています。

椿

既婚子なし40代女。 不妊治療に向き合う夫婦間の心の温度差を埋められず、夫に抱かれたくない妻になりました。 婚外恋愛や火遊びに陶酔しながら、心の均衡を保っています。 自分自身の恋愛観を綴っています。

最近の記事

名前がつけられない関係

私には夫がいる その上 婚外彼氏もいる 表面上は 『彼氏』という言葉を使いながらも 不倫関係にある 『本気の火遊び』 という名目で 私達の関係は始まったけれど この関係性に名前をつけることができない 彼は自分のことを 『二番目の男』という 私はそれを否定できない でも 『二番目』とは違う なぜなら 夫と彼は違う位置にいるから 都合のいいことを言えば 夫も彼も特別で 私にはなくてはならない存在 でもそれは 私がそう思っているだけで 彼や周囲は そうは思わないだろう 私

    • 日曜日は好きじゃない

      お互いに忙しい中 2人のタイミングを合わせて ほぼ毎日電話をしている 特に用事はなくても 声が聞けるだけで幸せ 週末は『奥さん』に戻る 特に日曜日はあまり好きじゃない 夫が一日中家にいて 彼と電話できないから… 『奥さん』は 私のデフォルトなはずなのに 大切な場所なはずなのに 同時に 『奥さん』であることが 私自身を苦しめる 結婚してるのに どうして夫以外の人を好きになったんだろう? 彼の声が聞けない日曜日を 重ねていくたびに その気持ちが 自分が思っていた以

      • 侵食

        2人の時間が増える度 もっと好きになる 声が聞きたい 会いたい どんどん欲張りになる 貴方は 私のカラダだけじゃなく ココロまでも侵食する いつか終わりを迎える関係なのに 貴方は私をとても大切にしてくれる こんなふうに愛されたら 離れられなくなってしまう 好きになり過ぎちゃダメ 本気の火遊びなんだから そんな私に 貴方はブレーキをかける 都合のいいことを言ってるのはわかってる でも敢えて言わせてください どんなカタチでもいいから 貴方と繋がっていたいよ 貴方の

        • 大切なモノ

          貴方と出会って 私の中に こんな感情が残っていたのかと 気付かされることばかり 貴方は 私がずっと一人で抱えてきたものを 解放させてくれる人 私の心の痛みを 分かち合ってくれる人 ボロボロだった私の心の傷を 癒してくれる人 私をまるで宝物を扱うかのように 抱いてくれる 好きな人に愛される私のカラダは これまでの自分とはまるで 別物のようで 心をも抱かれた私は カラダごと全部が快楽と幸せに 包まれていたと思う コンプレックスばかりの私だけど 貴方と出会って 私は大

          伝える

          普通の恋愛なら 好きな人に 伝えたくて 伝えられて 伝わって でも 婚外恋愛って もどかしいの集合体な気がする 好きな人に 伝えたくて 伝えられなくて 伝えちゃいけない 公に言えない二人の関係は 何の拘束力もない曖昧なモノ いつか終焉を迎えるだろう儚さと もの寂しさを同居させている 少しでも一緒にいたいから 本音を伝えられなくて 触れ合った時 この言葉にできない想いが 貴方に届けばいいのにって ぎゅっと抱き締めている

          伝える

          貴方を好きだった頃

          貴方を好きだった頃を思い出す 幸せだった時を思い出す 貴方の声好きだったなぁ 笑った顔もかわいくて 貴方の汗のにおいも好きだった いつも私の手を握っていてくれた 貴方の大きな手も大好きだった 一緒にられる時間はわずかだけれど濃厚で 会いたくて会えない時の 会いたい気持ちを限界まで募らせる 自分の心も愛しくて 電話越しの貴方の声 貴方からのメッセージ 貴方からの連絡は全部 胸を高鳴らせた 甘くて切ない思い出ばかりだから 忘れられない その甘美な日々はもう戻らない 戻っ

          貴方を好きだった頃

          天国と地獄

          婚外恋愛を知ってから、 増えた私の癖。 相手に自分はふさわしくないと感じたら、 自分から身を引くという癖。 私は結婚していて、 相手にとったら既に傷物だ。 関係の始まりから不利益しかない。 私が一緒にいて、 相手の重荷になってしまう存在なら、 身を引くことにしている。 たとえ どれだけ大好きでも、 会いたくても、 そばにいたくても。 去らなければいけない時は、 自分だけで受け止めて、 家族の前では何食わぬ顔をして、 家族のいない所で泣いている。 身を切るような苦し

          天国と地獄

          欲張り

          好きなときに 好きな人に会いに行く 声が聴きたいときに 電話する 人前で 手を繋いで歩く 自分の気持ちさえ 言葉に出してははいけない気がして 貴方に抱く感情の全てを 心の奥に押し込めている 普通のことを 普通にしたいだけ それすらできないのに 貴方のことだけ 欲張りになってしまう 私……落ちちゃったかな?

          欲張り

          獅子座の女

          私は、いい男としかセックスも恋愛もしない。 私は雌ライオンみたいに気が強く、気性も荒い。 プライドが高く、特に仕事では女扱いされたくない。 獅子座を絵に描いたような女だと自負している。 だからなのか? それともこれまでの恋愛から培った経験も相まって、 私はいい男を探し当てる嗅覚が優れていると思う。 『この人の遺伝子が欲しい』 と動物的本能が反応するようだ。 滅多にしっぽを振らない雌ライオンも、 百獣の王の中の最高の雄を見つけたら、屈服する。 「さぁ私の首を噛んで。貴

          獅子座の女

          近くて遠い人

          あんなこともこんなことも 貴方と全部したいのに 貴方がしたいことを 全部叶えてあげたいのに …できない 他の子と比べたら 私は何もしてあげられない女だと痛感する 会いに来てくれる貴方がいるだけで 幸せなのに 貴方のおいしいところ取りしかしない私が これ以上のワガママは言っちゃいけない 頭では分かってるんだけど 切ない 私たちって すごく近くて すごく遠い

          近くて遠い人

          本音

          好きな人と肌を重ねる時ほど、自分は生きてるって感じさせてくれる瞬間はない。 セックスの最中に言う言葉は信用出来ない? 私はむしろ信じて欲しいと思う。 必死で腰を振る貴方の耳にキスしながら、貴方に言った。 「他の子を抱いても、私のところに戻ってきて。私を貴方の特別にして。」 私は結婚している。 その時点で、貴方を一番にできない。 だから私は貴方を縛ってはいけないの。 けれどその一方で、貴方が私の特別であることは私だけの真実。 私が夫や、貴方以外の誰かに抱かれても、き

          本音

          許されない純愛

          私は既婚だから、時間と行動が制限されている。 そして既婚の私と会うことはリスクがある。 そんな中、貴方の貴重な時間を使って、会いに来てくれるなんて感謝しかない。 本当はもっと一緒にいたい。 出来れば貴方に私を独り占めして欲しい。 でもそれは叶わぬ夢だとわかっている。 だからこそ、貴方との二人の時間は何よりも貴重だから、ただ貴方だけを感じていたい。 世界でたった二人だけの空間で、貴方以外のことは全て忘れたい。 どうか貴方もその瞬間だけは、私だけを見て、私だけを愛してください

          許されない純愛

          火遊びで止められなかった恋の行方

          いつか終わりが来るのが婚外恋愛。 出会い、惹かれ合い、愛し合い、そして別れたその意味は? 幸せより苦しさや切なさが大きかった。 今も思い出して、胸が締め付けられる。 私は婚外恋愛に向いてないんだろう。 どうしても愛しすぎてしまうし、割り切れないから。 なのに家庭は手放せない、欲深い女。 忘れられる日が来るのかな? 他の誰かをもう一度、心から愛せるのかな? 「ずっと一緒だよ」って言葉、もう一度信じられるのかな? 心がボロボロになっても、幸せだった日々が忘れられない。 あの日、

          火遊びで止められなかった恋の行方