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ネガティブ・ケイパビリティ


この言葉をある漫画を読んで初めて知りました。

ネガティブケイパビリティとは、
【どうやっても答えの出ない物事に対して
耐える能力】

読んで、まさに今の私じゃん!!
と思ってしまいました。

夫の死とどう向き合えばいいかわからず
早くこの状態から抜け出したくて
感情の起伏に罪悪感を持ったりしてました。

本当に【耐える】1年でした。




わかりにくいですが、
対義語のポジティブケイパビリティを考えると
理解しやすいかもしれません。

ポジティブケイパビリティとは、
【できるだけ早く答えを導き出し
疑問の状態から抜け出す能力】

となります。

こちらは現代社会ってかんじですね。

わからないことがあると
すぐにスマホで調べられて
答えがわかる便利な時代。



しかし、世の中には、人生には、
答えのないことって本当たくさんあるなと
この1年で痛感しました。

それに耐える能力。
ネガティブケイパビリティ。

耐える、と言うと
なんか苦しそうな感じがしますが、
答えは無くてもいいんだよと捉えると
なんとなく心が軽くなります。

これからの若い子たちはきっと
このネガティブケイパビリティが求められていくんじゃないかなと感じました。



私は時間が経って
色々考えられるようになりましたが、

どうしても時間がかかることがあると。
急ぐ必要はないこともあると。

この言葉をもっと早く
「嫌だ嫌だ」と言い続けてた自分に教えてあげたかった。



振り返ると、
臨月の腰痛も眠気も、陣痛も、
娘のイヤイヤ期も、
息子の睡眠退行も、
とにかく耐える能力が試されていたような。
これもネガティブケイパビリティだったのか。

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